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2021年4月 3日

矯正治療最大のリスクは矯正治療そのもの??と感じた症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

日本矯正歯科学会の臨床指導医(旧称:専門医)更新、日本矯正歯科専門医機関の専門医試験などによるウェブサイトの審査が続いたこともあって、未だに症例検索システムが再稼働させられずにおりますが、今月の終了症例として詳しく解説した記事を作りましたので、一症例だけ掲載します。システムは、各患者さんデータの修正が8割がた終了しましたので、GW明けを目途に再開を目指しています。


No.17V-167

主な症状:
叢生
年齢:
40歳
性別:
女性

抜歯部位
上:
8448欠
下:
85欠 |8

主な使用装置:
FEA
治療にかかった費用:
70万円

「他院で4年以上治療しているが、治らないので何とかしてあげられないか一度診てほしい」、とお知り合いの一般歯科の先生からご紹介があり、当院に来院されました。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

一見デコボコもなくきれいに並んでいるようにも見えますが、「前歯の関係等」の写真を見ていただくと、まったく前歯がかみ合わず、上顎前突・開咬であることがわかります。
さらに患者さんが奥歯のかみ合わせの不具合をずっと訴えていたにも関わらず、十二歳臼歯(7番目)には金具がついておらず、全くコントロールされていませんでした。さらには、抜歯した右下の小臼歯の後ろの大臼歯が前方に倒れてしまっています。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

いったん全ての装置を撤去し、しばらく経過観察をして、倒れている歯などの変化をみてから、当院で十二歳臼歯を含む全ての歯に装置を再装着しました。さらに右下と口蓋にアンカースクリューの使用しました。上の中切歯は、当院初診時の段階で重度の歯根吸収が進行していたため、ブラケットをぎりぎりまで装着せず治療をしています。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

装置が付いておらずコントロールされていなかった十二歳臼歯は、開咬の治療ではコントロールが必須です。当院での追加治療は2年強が必要でした。
転院されるまでの治療を4年もやっていてこのような状況というのは、矯正治療の最大のリスクは「適切な治療方針立案と治療がなされないこと」と言いたくなります。もちろん、初診時には初診時の状況があったと思いますので後になってから、かつ断言するのは避けますが、「かみ合わせの改善」を請け負ったのであれば、せめて十二歳臼歯のコントロールは試みていただきたいと思います。

※歯科矯正治療による歯の移動による主なリスク(副作用)としては、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)があります。
※歯を移動する力により、痛みや違和感が出る場合があります。矯正装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎が生じる場合があります。
※装置の装着により歯磨きがしにくくなる部位がありますので、不充分な歯磨きにより、虫歯や歯の変色・歯肉炎や歯周炎が発生することがあります。
※歯を動かし終わった後に、リテーナーの使用不足や歯ぎしりなどの癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合が出現する場合があります。
※治療期間は症例により異なりますが、乳歯の残っているお子さんの治療の場合、第一期治療で12~24か月、経過観察期間後の第二期治療で12~24か月を要することがあります。
※成人や永久歯がすべて出ている歯並びでの、全体の矯正治療には18~36か月を要します。

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2020年10月 2日

小学生の時に反対咬合(受け口)を、第二期では左上犬歯の埋伏・移転歯を治療したケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

長い長いブログタイトルがついておりますが、今月の終了症例から一例解説します。

No.11V-395

8歳
男性

第一期治療で受け口を治し、経過観察後の第二期治療では、犬歯の埋伏・移転歯を正常な位置まで移動させた患者さんです。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

小学生の時に初診来院されたときは、下顎前突・反対咬合(受け口)でした。リンガルアーチで後ろから前歯を押し出したり、リップバンパーで下の奥歯を後ろに起こしたりして、反対咬合改善しました。その後生え代わりや成長観察をしていました。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

左上犬歯以外の永久歯がはえそろったため、再検査を行って、第二期治療の方針を立案しました。左上犬歯は、一期終了時の検査から位置不良があったため心配していましたが、結局、犬歯の一本後ろにあるべき第一小臼歯の真上に位置したまま、出てくることはありませんでした。
埋まったままの犬歯を諦めて抜歯する・4番目の第一小臼歯を手前に持ってきて、本来3番目の犬歯を4番目の場所に引っ張り出す、などのオプションも考えられましたが、犬歯を引っ張り出して、正常な位置へ移動する方針を選択しました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

結果として、正常な位置への移動を行うことができました。引っ張り出した犬歯は、根の湾曲があることがレントゲン上わかりますが、大きな揺れや歯茎が下がることもなく、正常に機能しています。

レントゲン写真の拡大を下に掲載します。犬歯は相当な移動量だったため、歯根の一部の吸収や、頬側(外側)の骨が薄い部分があることを、CTで確認しております。ただ、犬歯の不足を補う(インプラントやブリッジ)場合の破損や外れるリスク、犬歯と第一小臼歯が逆転して並んでいる場合のかみ合わせの問題に比べると、まずは正常な位置へ移動した犬歯を利用できた今回の治療が良い選択であったのではないかと思っています。

内堀 慎也_2016_09_24_001.jpg 内堀 慎也_2020_06_08_001.jpg
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2020年9月 2日

登録症例が1000症例を超えました。

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

毎月終了症例を更新登録し始めて7年が経過しましたが、今月で総登録症例が1000症例を超えました!

前院長の保母の時代から毎月その月の終了症例を入れ替えながら掲出しておりましたが、ホームページのリニューアルに合わせてデータベースとして蓄積し、検索可能にしております。
治療例を出しているページは他にもあるとは思いますが、1000症例を完全に自院の症例のみで表示できるものはそうそうないのではないかと自負しています。


一症例8月分より詳細を解説します。

No.15V-406

17歳
男性

下顎の第二大臼歯の萌出不全&半埋伏、上顎の第二大臼歯の頬側傾斜を有する高校生男子

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

前歯の凸凹などは少ないものの、第二大臼歯(7番目)が上下ともちゃんと出てきておりません。そのあおりで、第一大臼歯(6番目)のかみ合わせ、接触も不十分になってしまっています。レントゲンで黄色〇で示したように、7番目の第二大臼歯と、その後ろの8番目の第三大臼歯=親知らず が、折り重なるようになってしまっています。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

奥歯に隙間不測のしわ寄せがすべて出てしまっているケースであると判断して、5番目の第二小臼歯を上下左右から一本ずつ抜歯して、スペースを確保しました。マルチブラケット法により治療を完了しました。ほぼ真横に倒れてしまっていた下の下顎第二大臼歯も、まっすぐ直立しております。

小学生などで歯並びを広げすぎると、このような第二大臼歯の埋伏が生じることが、過去の研究でも示されています。小臼歯の抜歯はもちろんできれば避けたいものですが、ある一定以上のでこぼこや奥歯の生え方の異常の場合、十分なスペース確保のため必要な場合もたくさんあるのです。

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2020年7月 7日

上顎前突(出っ歯)・開咬(前歯が咬み合わない)・叢生

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月の終了症例から一ケースピックアップして紹介したいと思います。
小臼歯の抜歯の必要性について、最後に少し解説しております。

No.16V-211

18歳
女性
上顎前突(出っ歯)・開咬(前歯が咬み合わない)・叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)のある高校生の患者さんです。
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
特に左上の奥歯のずれが強かったため、こちらを一度後ろに移動して、さらに小臼歯抜歯を併用したマルチブラケット療法を行っています。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

前歯が後退して上下的にもしっかりと被さり、正常咬合になりました。 費用は90万円、治療期間はおおむね3年が必要でした。

このブログでも何度も触れていますが、歯科治療である以上、少しでも歯の本数を維持することは大切なことです。しかし、全ての(28本の)歯が生えた結果、上顎前突(出っ歯)・開咬(前歯が咬み合わない)・叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)が存在している以上、それらの前後的・上下的なずれや、アゴの大きさと歯の大きさのアンバランスを解消するためには、「場所」が必要になってきます。
ですので、このケースでは、合計4本の小臼歯抜歯を行っています。前歯を後退させることができたので、矯正治療後に口元のラインがきれいになっていませんか?
唇が閉じやすくならないと、このようなきれいなS字状のカーブにはなりません。必要な抜歯まで無理に回避すると、歯の本数を助ける代わりに何か無理がかかることがありますので、矯正治療前の診断と治療方針立案は、実際の治療手技と同じかそれ以上に重要です。

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2020年6月19日

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
16日のブログ記事にありますように、可能な対策をした上で平常診療に近づけております。

今月の終了症例から、「すきっぱを治したい」ということで来院された小学校高学年男児のケースをピックアップします。

No.15V-213

11歳
男性
≫治療前

下の前歯は、上の前歯の舌側(内側)の歯茎に咬み込んでしまっていました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療中 ステップ1

第一期治療では咬合挙上板という取り外し式装置にとても良く反応してくれたました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

第二期治療は、そのまま非抜歯で継続することができました。マルチブラケット装置を上の前歯以外のすべての歯に装着し、仕上げを行いましした。治療費はI期・II期治療を併せて、80万円でした。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

ちょうど下あごの成長が大きくなるよりも前の時期からI期治療が開始できたため、 II期のマルチブラケット装置による全体的な治療は、スムーズに進みました。
わずかに上下顎の歯並びの前後的なずれが残りそうだったので、DPRという特殊なバネの装置を短期間使用しています。
歯がとても大きい方には当てはまりませんが、前後的(出っ歯)上下的(前歯の重なりが大きい)ずれは、成長期に取り掛かるとこの患者さんのようにスムーズに非抜歯で治療が可能な場合があります。

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2020年4月13日

異所萌出(奥歯が手前から生えてきてしまった)小児のケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
現在当院はコロナウィルス感染対策のため、日時を限って急患対応のみ行っております。

診療日の情報をトップに持ってくるため、公開日時にずれがありますが、最近増えていると実感する、第一大臼歯(六歳臼歯)の萌出異常・異所萌出(本来の場所でないところから出てくる)ケースをご紹介します。

No.15V-286

6歳 男子

第一大臼歯異所萌出を改善して、第二段階開始まで様子を見ているケースです。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

あごの発達不足による生える場所不足だったのか、本来6番目に奥の方にはえてこないといけない第一大臼歯が手前側に生えてきてしまいました。そのため、本来小学校4~6年生頃まで残っていないといけない第二乳臼歯(5番目)が抜けてしまって、4番目の第一乳臼歯と第一大臼歯がくっついてしまっています。(黄色〇)

≫第一期治療途中、再診断時
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

5番目の永久歯の生える場所が無くなってしまっているので、第一期治療により正しい場所に移動を行い、そこからまたずれてこないように「つっぱり棒」の役目をする装置を入れて、生え代わりを待っています。

≫第一期治療終了時
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

生え代わりが進んだところで、スペースを調整して生え代わりがうまくいくように補助していきました。まだ第二大臼歯(7番目)も生えきっておらず、成長も続きますので一旦動的治療(月一回の通院)を終了し、お休み期間に入ります。
一期治療で前歯に少し変色(ホワイトスポット)ができてしまったのは残念ですが、第一大臼歯をあのままにしておいたら、少なくとも2本の小臼歯(4,5番目)が埋まって出てこられないか、著しく外れたところから出てきたと思われます。

高カロリー食などを要因とする歯のサイズの増大と、アゴの未発達によると思われる場所の不足で、このような第一大臼歯がうまく生えてこられない小児が増えていると感じます。第一大臼歯は「咬合の鍵」とも呼ばれる大切な歯です。一昔前は、最初にはえてくるこの歯を「六歳臼歯を虫歯にしない!!」のが歯科医の大命題でしたが、今や「六歳臼歯をちゃんとはやす!」ことから注意が必要です。

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2020年3月 1日

カスタムメードのマウスピースによる矯正治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

終了症例の事例集から一例紹介しますが、コロナウィルス関連の記事をトップに持ってきているため、実際の投稿日時と相違がありますことをご了承ください。

かなりポピュラーになってきた「カスタムメードのマウスピース」の一種、アラインテクノロジー社のインビザラインを使用して治療した成人女性を治療しました。
インビザラインをはじめとするマウスピース型の矯正は、トラブルが非常に増えているらしく、「薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。」との記載をすることが求められております。

当院も光学スキャナ iTero elementを2年前に導入し、ケースを選びながらではありますが徐々にインビザラインを適応しています。本ケースは反対咬合(受け口)と空隙歯列(すきっ歯)の組み合わせで、インビザラインが適応可能と判断しました。


No.16V-424

成人女性

カスタムメードのマウスピースの一種インビザライン(薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。)で治療を行いました。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

修復・補綴(治療をしてある)歯が多数あります。下の前歯が前方に突出し、反対咬合(受け口)になって、さらに空隙歯列弓(すきっ歯)の状態です。

≫治療中
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

前歯の被蓋(前後関係)が、上が前・下が後ろの正常な状態になりました。側方歯(横の歯、犬歯より後ろ)はまだかみ合っておらず、ここからがインビザラインは期間が長めに必要な場合がある印象です。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
<>反対咬合(受け口)・空隙歯列弓(すきっ歯)ともきれいに改善しました。治療期間は2年半、マルチブラケット装置(金具)よりは少し長くかかっているかもしれません。治療費は90万円です。

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2020年2月 4日

床矯正のやり直しの男子高校生症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月も症例検索システムに新しい終了ケースを登録したのですが、今日は先月分の、床矯正(患者さんは「歯列育形成」を受けた、とおっしゃっていましたが)のやり直しを当院でおこなった男子高校生症例をお見せしたいと思います。

No.16V-469

16歳
男性

重度の開咬(前歯が咬みあわない)と、叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)を有する高校生男子です。

≫治療前

小学生のころ「歯列育形成」治療という「床矯正」装置のような取り外し式装置で治療をしていたらしいのですが、下の奥歯の位置などに床矯正による拡大により、異常が出ていました。
第二大臼歯=十二歳臼歯のはずが、高校生になっても左上は萌出不全(出てこられない)、下は左右とも内側に倒れ込んでいます。さらにその一本手前の第一大臼歯=六歳臼歯はおそらくその「治療」によって過度に拡大されたのでしょう、外側に不自然に膨らんでいます。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

奥歯が不自然な向き、位置に持っていかれてしまうと、かみ合わせがくずれてこのような開咬になるというのは、(本来あってはいけないはずなのですが)しばしば目にします。
「目標のない」歯列拡大の怖いところです。
当院での治療は、上下左右から小臼歯を一本ずつ抜歯して、マルチブラケット法を用いて治療を行いました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

これまではこのようなやり直し症例、矯正歯科専門医を嘆かせる治療といえば「床矯正」「小児期の拡大のしすぎ」が定番でしたが、最近はそこにマウスピース矯正、インビザラインとその模倣品にプレオルソなどの既製品も加わって、ますます混沌としてきています。
「治療」といえる範囲で収まっているのであれば、もちろんどこで誰が何をしてもいいのですが、中には「いったいこれは何をしているのだろう??」というものも決して少なくありません。これから始まる「新・矯正歯科専門医制度」がそんな状況を改善する第一歩になるといいのですが。

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2019年10月23日

マウスピースタイプの矯正装置で治療を行った先天欠損

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

気づけばここのところ、台風接近による診療時間や診療日変更の記事だらけになってしまっていたので、終了症例一覧から一ケースご紹介いたします。
------------------

18歳 女性

左上の側切歯(2番目)が先天欠損している、女性の患者さんです。マウスピース型矯正装置の一つであるインビサライン(完成物薬機法対象外の矯正歯科装置です。)を用いて治療を行いました。

≫治療前

インビザラインは、コンピューターシュミレーションに基づいて、一度の型取り(現在当院ではスキャナーによる撮影をしています。)で多数のマウスピースを作ることができる装置のことです。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

左上の側切歯部分に、人工の歯一本分の隙間をあけて、そこに人工歯を接着してあります。近い将来にインプラントを埋め込んで補綴する予定です。当院での治療費は88万円、治療期間は奥歯のかみ合わせの微調整に時間がかかったため、2年6か月でした。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
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2019年9月 3日

小臼歯非抜歯で対応した叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)。矯正治療における抜歯について。

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

検索システムや当院の終了症例をご覧になっていただいている方は、小臼歯などを抜歯して治療しているケースが多いと感じられることもあるかもしれません。しかし当院は別に抜歯を前提としているわけでは全くないので、今月の終了症例から非抜歯で治療をしたケースを解説したいと思います。

No.12V-501

年齢: 12歳
女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

でこぼこを治したい、ということで来院された小学生の女の子でした。中学生になるまで経過を観察して開始しました。すべての永久歯がそろって、成長もほぼ終了した段階の写真です。叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)の程度は中程度、歯の大きさも大きめですが、アゴの大きさも割と大きめです。



≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

小臼歯非抜歯治療を希望されたため、ペンデックスという装置で後方にも側方にも広げました。アゴの後方や側方に広げる余地がある程度以上ないと、前歯が前に出ていくだけになりますので、非抜歯治療はうまくいきません。今回は、上記の装置の後にマルチブラケット装置を併用して、治療を行いました。仕上がりは正直なところやや上下の前歯の唇側(前方)への傾斜が残っていますが、上下の前歯の重なりや各歯のかみ合わせも改善できましたので、歯の本数を残すことを優先するというのは一つの考え方です。 費用は82万円、2年強の治療期間でした。


歯を抜かずに無理に広げたせいで、前歯がかみ合わなくなっていたり、奥歯がスカスカになってしまっている方から相談を受けることがあります。しかし歯を抜きたくないからとにかく広げる というのと、上記したようにどの程度横や後ろにも広げる余地があるのか診査してから治療計画を立案する、というのは大きな違いがあります。 私が所属する日本臨床矯正歯科医会でも、拡大床、床矯正(しょうきょうせい)による安易な拡大による不適切な矯正治療に関して警鐘を鳴らしております。 (記事は→こちら

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2019年7月13日

今月の終了症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

今月も『今月の症例一覧』を更新しました。

初診相談をしていてもそうなのですが、自然と似たような患者さんが続くことがあります。
例えば外科的処置の併用が必要な患者さんが月に4人も5人もいらしたり、
埋伏歯(埋まった歯)の患者さんが続いたり。

今月はやけに口元の変化をお見せしたいケースが多くて、4ケースで側貌の写真を掲載しております。いずれも小臼歯を抜歯して、ある程度以上は前歯を後退させたケースです。
是非上から下までご覧ください。

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昨年春まで常勤で受付をしてくれていた関根が、この7月から非常勤勤務をしてくれることになりました。プライベートの予定の関係で期間限定ではありますが、皆さまよろしくお願いします。
おかげさまで最近常時予約が混んでいるので、受付も診療室も経験者が出てくれるととても助かります。

女性の多い歯科医院という職場では、様々なライフイベントで退職したり長いお休みに入ったり、ということが避けられないわけですが、おかげさまで長く勤務してくれるスタッフ、退職後や非常勤になっても当院を気にかけてくれるスタッフたちに助けられて日々当院は運営できていることは、とてもありがたいことです。

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2019年5月21日

強い上顎前突(出っ歯)の治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。令和が大きな災害のない、平和な時代であってほしいものです。 屋久島や九州でさっそく大雨が降りましたが・・・

(今更ではありますが)皆さまはどのようなGWを過ごされましたか?
予約などの準備にとりかかるのがいつも遅くて、混雑も嫌いな我が家は、特に遠出をすることもなく計8日間の休みを過ごしました。^^; おまけに本年秋の日本矯正歯科学会で、受ける専門医資格更新試験の準備もしていたりして・・・
実はGWよりも、そのあとのメットライフドームのサザンオールスターズのライブが個人的には待ち遠しいイベントだったのですが、還暦過ぎとは思えない桑田さんのパフォーマンスを期待通りに満喫してきました!!
20190512.jpg
思えばその昔、まだ屋根無しの西武球場のサザンオールスターズ復活祭に行ったのは31年前、高校生の時でした。その30年前にも、今回のライブでもやった曲が何曲かあるのですが、それぞれまったく古さを感じませんでした。桑田さんは本当に凄い人です。

話が大幅にそれましたが、さぼり気味の症例解説をしたいと思います。

No.15V-235

16歳年齢:
女性

かなり重度といえる、上顎前突(出っ歯)の高校生女子患者さんです。

≫治療前

上の歯並びが狭窄していて、前歯が強く前方に押し出されるようにして傾斜しています。上下の前歯のギャップ:overjetは、10ミリ以上ありました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療中 ステップ1

そのため、下は親知らずだけ抜歯することにして、上顎の左右小臼歯を抜歯して、さらに歯科矯正用アンカースクリューを併用したマルチブラケット法にて前歯を後方に下げました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

約3年の治療期間が必要でした。
小臼歯を抜かずに並べた下の歯並びですが、奥歯までちゃんと生えてくれて安心しました。
Full Class II finish という配列になっています。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

出っ歯の治療をするときは、上だけ小臼歯を抜く方が、前歯を移動する量が少なくなって治療が楽になる場合が多いです。しかし、下あごが小さいのにそれをやってしまうと、一見きれいに並んでいるようであっても、実は「とても窮屈」な状態になっていつまでも安定しなくなることが考えられます。このような場合、たとえ治療が難しくなったとしても、下も抜歯して少しゆとりをもたせてあげることが必要です。
逆に今月のこの症例のように、下を抜かずに治療すると決めた場合は、一番後方の歯がしっかり出てこられるのか、下の前歯が前に膨らみすぎないか、その2点をしっかり判断することがとても大切です。

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2019年2月 1日

多くの乳歯がダメになってしまっている小児の受け口、二期治療終了

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

2014年11月に、「多くの乳歯がダメになってしまっている小児の受け口」というブログを書いたのですが、その患者さんの第二期治療が終了したので記事を追記の上再掲したいと思います。

初診時年齢:8歳
男性

たくさんの乳歯が早期脱落(早くになくなってしまうこと)している、反対咬合(受け口)の小学生低学年男子でした。

≫治療前

多数の歯が、虫歯で「残根」(歯の頭の部分が全てダメになってしまった)状態です。特に下の奥歯(特に左側)で、大事な第一大臼歯が、なくなった乳臼歯(子供の奥歯)の所へ倒れこみ始めています。前歯の受け口だけでなく、奥歯のかみ合わせも大きく乱れ始めていた、と言えます。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療中 ステップ1

一期治療として、倒れている歯を起こしたり、残根(根だけ残って残りはなくなってしまった状態)の歯を抜いたりしました。装置の破損等が多く大変苦労しましたが、できるだけ正常な場所に永久歯を移動しました。
移動した歯は、押さえておかないとまた倒れたり移動してしまったりします。それを防ぐために下の内側にリンガルアーチ、右上の奥歯にバンドループというつっかえ棒の役割をする装置を入れて、残りの永久歯がはえてくる場所をしっかり確保しました。この状態で成長の終了と奥歯がはえてくるのを待ちました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

成長が落ち着くまで経過観察してから、マルチブラケット装置により第二期治療を行い、治療を完了しました。生まれつき少ない下の前歯一本を除いて、全ての歯がきれいに排列されて、かみ合わせに参加できました。
残念ながら度重なるブラッシング指導にもかかわらず、衛生状態が改善しなかった場所にホワイトスポット(初期の虫歯で止まった状態、白濁)が多数見られます。もしも管理せず初診のままだったら、どのような状態になっていたかと思えば、、、ではあるのですが、矯正歯科医としては大きな反省点です。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

乳歯は、いずれ抜けるといっても、「その後に生えてくる永久歯の場所を確保しておく」「上下のかみ合わせを支える柱」という重要な役割があります。この患者さんのように、虫歯等で歯がダメになったり、歯の頭の部分が崩壊してしまったりすると、この役目を果たせなくなるのです。
校医として小学校に歯科検診に行くと、カリエスフリー:全く虫歯がない がかなりの数いる一方で、たまにこの患者さんのように乳歯の虫歯が放置されてかみ合わせが崩れかけているお子さんがいます。「どうせそのうち抜ける子供の歯」と侮ることなく、そしてもしもダメにしてしまったらすぐ対処をしていただきたいと思います。

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2018年9月10日

マウスピースの長期使用でかみ合わなくってしまった患者さんの矯正治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月も、終了症例の中から一例詳細を解説したいと思います。

17歳 男性

「小学生の頃から取り外しのできるマウスピース型矯正装置を使ってきたが、治らない。前歯がかめない。」という訴えで当院に転院されてきました。

≫治療前

前歯にはめる、小型の取り外しのマウスピース型矯正装置を、小学生の頃から5~6年以上使っていたそうです。
前歯がかみ合わない「開咬」
八重歯などの凸凹の「叢生」
どこで咬んでよいかわからない「咬合不安定」
奥歯が出てこられない「萌出不全」
空いている隙間に舌を突っ込んでしまう「舌の悪習癖」と、問題が山積みになっていました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

まずはマウスピースの使用を中止していただき、かみ合わせの安定化を図りました。
その後、奥歯がきちんと当たらないのを改善するために、マルチブラケット法による歯の移動を開始しました。
小臼歯を4本抜歯しただけでなく、第二大臼歯も抜歯して、そこに親知らずを入れ替えた部位もあり、患者さんも術者も苦労の多い治療となりました。
かなり長期間マウスピースを使っておられたので、装置に合わせて開咬(前歯が咬み合わない)になって、さらに唇や舌を含めた口まわりの機能がそれに順応してしまっていた(悪いクセがついてしまっていた)ので、舌や唇のそれを取り除くのにも、時間がかかりました。安定した歯の接触を得るにも、このような状況ですと、時間がかかります。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

金子 和生.jpg←のようなプレートの使用を続けていたそうです。「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期だからこそ、装置が「効いてしまって」このような開咬が出てきたと思われます。
このブログでも何度か取り上げたことのある、いわゆる「床(拡大)矯正(装置)」とは若干違うタイプではありましたが、矯正装置(の形をしたもの)を無秩序に長期間使うことの怖さを感じます。
さすがに小学生から高校生まで通院しているのに、改善が認められないということで転院されてきましたが、もしそのままあと数年やっていたら、いったいどんな状態だったのでしょうか。

●「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期であっても、無理な治療法では無理がある。
●「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期だからこそ誤った方向に順応してしまうと、元に戻すのが大変困難になる。
そんな典型例でした。

「どこでどれだけ歯科矯正学の勉強をすれば、矯正歯科医として確かな力量がある」と客観的に判断できるのか、これはそもそも歯医者の世界にいる私たちでも誰も知らないことですから、ましてや一般の方にわかるはずもないことですが、治療期間や目標が不安になったときは、一度立ち止まることも必要なことを知っていただきたく、今月は本症例を取り上げました。

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2018年8月28日

側切歯歯根が、犬歯がはえるときに溶かされてしまったと思われるケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
ちょっと症例の解説をさぼってしまっていたので、遅ればせながら8月分の終了症例から一ケース紹介したいと思います。
14歳
男性

非常に強い叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)の患者さんです。凹凸があまりに大きかったからなのか、おそらく犬歯(3番目)がはえる時に引っこんでいる側切歯(2番目)の根にぶつかりながらはえてきて、当たった部分が溶かされてしまっていると考えます。

≫治療前

「前歯の関係等」にあるレントゲンで、側切歯の歯根吸収がはっきりと写っています。右(向かって左側)は、2/3ほど根が溶けてしまっていて、移動させるどころか長く使うのも難しいと思われます。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

上は、歯根の吸収されている側切歯を左右とも抜歯して、犬歯を2番目に、4番目の第一小臼歯を3番目に、と一本ずつずらして排列することにしました。
下は、それほど凸凹はありませんが、少し下の前歯を内側に入れてあげるため、また奥歯のかみ合わせを改善するために、第二小臼歯(5番目)を抜歯した上でマルチブラケット法により治療しました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

犬歯は前歯やその後ろの小臼歯よりあとから生えてくるため、場所が足りないところに無理やり出ようとする場合があります。それにより、前歯の歯根が吸収されてしまうケースが増えてきているのではないかと感じます。今回紹介したこの患者さんでは、犬歯はちゃんと口の中に生えていましたが、前歯にぶつかって埋まったままになっていることも多いため、前歯がはえ変わり始める7~8歳頃で一回チェックすることをお勧めします。
こちらの患者さんのように、根の吸収が生じても何とかリカバーする方法はあるのですが、やはり前歯は前歯、犬歯は犬歯の本来の位置で、本来の役割をさせたいものです。

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2018年5月 8日

第二乳臼歯の早期脱落(子供の奥歯が早く抜けてしまった)ケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
ゴールデンウィークは、皆様いかがお過ごしでしたか?当院はカレンダー通りのお休みをいただきました。4連休でスタッフ一同リフレッシュしたようです。

今月の症例の解説ですが、第二乳臼歯(子供の5番目の奥歯)が第一大臼歯(6番目の歯)が出てくるときに衝突されてダメになってしまい、「第二小臼歯(大人の5番目の歯)が出てくるまでその場所を確保する」ことができなかったケースを紹介します。

No.11V-282

8歳
男性

六歳臼歯がはえてくるときに、手前の第二乳臼歯にぶつかって歯根を吸収したので、本来よりも相当早くに抜けてしまったようです。六歳臼歯が大きく手前にずれてはえてきていました。

≫治療前
  • 上顎上顎
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  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 上の前から数えて5番目の歯は、第一大臼歯で、本来は6番目の歯です。下の第一大臼歯よりも、相当前に出ています。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
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  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 第一段階(第一期治療)で、できるだけ第一大臼歯を本来の位置近くに、12か月くらいかけて押し戻しました。その後、上下とも第二大臼歯が出てくる時期になりましたので、再診断を行いました。その結果、上下左右とも第二小臼歯を抜歯して並べることにしました。

≫治療後
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  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 第一段階で、できるだけ第一大臼歯を押し戻しておいたおかげで、上下左右それぞれ対称に抜歯して、きれいに排列することができました。左上の内側から、第二小臼歯がはえてきていますが、これは歯の移動がすべて終わってから抜歯しました。

上のコメントにある、「抜歯することができる」という文章は、皆さんには違和感があるかもしれません(苦笑)。しかしこの患者さんは歯の大きさが大きいため、治療後の状況を見ても、上下ともに左右一本ずつ小臼歯を抜いてやっときれいに並んでいる状態です。上下とも歯のサイズが大きくて入りきらないのだから、上下左右で抜歯するのがセオリー通りです。
これがもし初診のままにしておいたとすると、歯のはえ変わりとともにさらに上の奥歯が前にずれることが多いです。すると、上の奥歯が大きく前にある=強い出っ歯、加えて歯が大きいことからくるでこぼこ、となった可能性が高いことになります。
こうなってしまうと、上の歯を左右一本ずつ減らしてもでこぼこを治すのが精一杯で出っ歯を下げるスペースが全くない、とか、(元々入りきりそうもない)下は歯を抜かずに無理をして前に広げて、少しでも出っ歯を減らさねば!という無理のある治療が必要になるのです。

ちょっと解説が難しかったかもしれませんが、「乳歯には自分の後に生えてくる永久歯の場所を確保する役目がある」ので、「突然奥の方の乳歯が先に抜けたりグラグラしてきたりしたのに気づいたら、一度矯正歯科で診てもらおう。」と覚えてください。

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2018年4月 6日

受け口を治すときに、奥歯のクラウンも入れ替えた成人男性ケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

現在春休み中ですが、大変多くの初診相談と、その後の精密検査の申し込みをいただいていて、予約がとりずらい状況です。申し訳ありません。
複数名のドクターと、常勤非常勤合わせて7名の歯科衛生士で頑張っておりますので、予約時間帯等少しでもご協力いただければと思います。

現在受付を長年支えてくれていた阿久井が、今春より衛生士資格取得を目指して通学するため、非常勤になっております。受付の処理に時間がかかることもあると思いますが、こちらも何卒ご容赦ください。

さて今月も症例検索システムに症例を追加しました。
さらにこのブログでも何度か触れた、厚労省がウェブサイトの広告規制の一環としていわゆる[before-after]の写真掲載を禁止しようとしていることから、検索結果画面等に。矯正治療の副作用や期間等の注意書きを掲載することにしました。
スマホなどですと一部見にくい可能性もありますが、国のガイドラインを守るためなので、ご容赦ください。(謝ってばっかりですね (><;))
ガイドラインは美容整形などのbefore-afterなどを想定しているようですので、矯正が同じ扱いを受けることはとてもとても不本意なのですが、一部宣伝過剰な医院等もあるようですので、ガイドラインの運用が固まるまではこの形(もしくはもっと細かなことまで?)にしておく予定です。

さて今月は、下記の症例を詳しく解説しました。

No.14V-648

33歳
男性

受け口の治療をしたい、というご希望で来院された成人男性です。

≫治療前

前歯3本が内側に入ってしまっている、叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)と反対咬合(受け口)の複合した状態でした。
前歯以外では、下の第二大臼歯(一番後ろの歯)が左右ともメタルクラウン(金属の被せ物)が入っていますが、左右とも非常に薄くペラペラの冠でした。かみ合わせがキツイため、このような形でしか治せなかったのかもしれません。

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  • 前歯の関係など前歯の関係など
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  • 正面正面
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≫治療中

カスタムメイド・マウスピース型矯正装置である「インビザライン」をご希望でしたが、マルチブラケット法にて治療をさせいただきました。受け口だった前歯が乗り越えるところで、奥歯のクラウンもやり替えをおこなって、かみ合わせも矯正治療中に治すことにしました。

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  • 前歯の関係など前歯の関係など
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≫治療後

前歯がきちんと咬むときに合わせてメタルクラウン(金属の被せ物)も治療をしたので、治療後には正常な厚みと形態のクラウンに置き換えることができました。高知の装着期間は2年半となりましたが、前歯でしっかりと物を食べられるようになった、凸凹でコンプレックスだったのも解消された、ということで喜んでいただきました。

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  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

当初希望の装置ではお引き受けできなかったのですが、当院のあるソニックシティビル14階の本多先生にもご協力をいただいて、かなり不良な形であった第二大臼歯のやり替えも矯正治療で空隙に余裕のあるときにできましたので、タイミングの良い治療ができたと思います。
矯正治療には歯根吸収、歯肉退縮、虫歯ができやすくなるなどの副作用の恐れもあり、この患者さんの治療結果はあくまで「この患者さんのみ」の固有のものですが、本患者さんについては上記副作用は認められませんでした。

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2018年3月 2日

交通事故による犬歯の欠損を、矯正治療でカバーした症例

No.15V-294

年齢:21歳
女性

交通事故で左上の犬歯を失われたそうです。犬歯のあった部分は、歯の大きさの半分くらいの隙間が残っていました。

≫治療前
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  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
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≫治療後

右上下と左下の小臼歯を抜歯して各ブロックの歯の本数を合わせて、マルチブラケット法にて治療を行いました。
犬歯を補う方法もありえますが、口元もきれいに整えて、自分の歯だけでかみ合わせが完成するメリットを選ばれました。

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  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
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生まれつきにせよ、今回のような事故や虫歯などによるものにせよ、歯を失ったときに取りうる選択肢は「補綴」=人工物で補う のか、矯正治療で周囲の歯を移動して歯の失われた隙間を閉鎖してしまうか、のどちらかになります。
取り外し式の入れ歯はともかく、固定式であるブリッジや近年ポピュラーになってきたインプラントにしても、歯を削らないといけない・周囲の歯に負担をかける(ブリッジ)、骨への埋め込みでメインテナンスが難しい・反対側の歯<対合歯といいます>に負担がかかりやすい(インプラント)などの問題があります。
その点矯正治療は、自分の歯を削ったり神経を取ることなく移動ができるので、すべて自分の歯でかみ合わせが作れるという大きなメリットがあります。どんなケースでも対応できるわけではありませんが、特に歯を失ったこと以外にも受け口、凸凹などのお悩みがある場合には、一度矯正治療の可能性を探ってみるのも良いと思います。

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2018年2月 3日

第一期治療から開始して、小臼歯抜歯を回避した男子ケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月も、終了症例の中から、一ケース詳しく解説を加えたいと思います。

小学生(10歳)で来院されたときは、犬歯の入る場所が全くない、重度のスペース不足と奥歯のずれがあった男子です。

No.09V-321

≫治療前

写真を見ると、一見きれいに並んでいるようにみえますが、本来片側6本ずつ並んでいないといけない時期なのに、5本ずつしかありません。犬歯(前から3番目)のはえる場所が全くない状態です。やや上の前歯を上に移動したり、準備の矯正を一部だけ行いました。

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  • 前歯の関係など前歯の関係など
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  • 正面正面
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≫治療中 ステップ1

下の治療中の写真は、第二期に入ったところです。
永久歯の歯並びが完成する直前に、「奥歯を後ろに下げて犬歯のはえる場所を確保すること」を目的として、ペンデュラムアプライアンスという装置を使いました。使い方が多少難しい装置ですが、主に成長期に奥歯を後ろに下げないといけない時に使うことがあります。

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  • 前歯の関係など前歯の関係など
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  • 正面正面
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≫治療後

ちょうどよい時期から来院してくださったので、非抜歯で28本のかみ合わせが完成しました。
非抜歯でも、無理な横方向への拡大がないこと、奥歯の後面までしっかり歯茎から出ていることが重要です。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
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  • 正面正面
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初診来院時から、第二期が終了して装置がすべて外れるまで(16歳)にはトータルでは長い年月がかかっていますが、一期治療と二期治療を分けて行うことにより、月に一回の定期来院が必要な時期についてはできるだけ短くするようにしています。
こちらの患者さんも、ご兄弟が通院されていたこともあって適切な時期に初診相談をお受けできたので、適切な時期に一期・二期治療とも行うことができました。

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2018年1月 9日

部分治療の継続~治療方針の変更した成人女性

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。先週の金曜日1/5より平常診療を開始しております。本年もよろしくお願いいたします。

終了症例事例から、一ケースピックアップして詳細を解説したいと思います。

患者さんは成人女性で、関西の一般歯科で補綴を含めた全体的な歯科治療を行う上で、前歯~小臼歯部分だけ(補綴前)部分矯正をしていたそうです。
関東への転居に伴い、一般歯科をこちらで探されて、転院されました。しかしそちらの先生から、かみ合わせが不安定で上の前歯が出っ歯になってしまっていることから、矯正専門医を受診して治療方針を再検討するようにいわれたとのことで、当院を探されて来院されました。

No.15V-270

44歳
女性
≫治療前

右上中切歯は昔抜歯になって、人口の歯がついていました。下の前歯も、でこぼこがあるということで矯正をするにあたって一本抜歯したそうです。
問題なのは、前歯の関係等の写真でわかるように、右側の前歯~小臼歯が上下で全くかみ合っていないこと。奥歯も(移動中とはいえ)かみ合わせが安定していないのに、ブラケットは前歯から横の小臼歯までしか装着されていないこと。
しかし根本的な問題としては、右上の歯の無い部分(人工歯が装着されている)を矯正治療で閉鎖するのか、インプラントなど矯正治療後に改めて人工歯を入れるのかがはっきりしないまま歯が動かされていることです。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

右上の人工歯を撤去して、そのスペースに横の側切歯を移動していく治療計画に変更をしました。
右下の第二大臼歯も保存が困難ということで抜歯をしましたが、残す歯にはすべてきちんとブラケットを装着して、かみ合わせを安定化させながら歯の移動をしていきました。

歯の本数の関係で変則的な治療ではありますが、歯並びかみ合わせとも、治療の甲斐があるところまでは持ってこれたと思います。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
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  • 正面正面
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どこまで矯正治療で移動をして、どこからは歯を削ったり補ったり、インプラントをするかの判断は難しいところです。もし一医院で完結できる(一人の先生がすべてできる)ならば、その方が良いこともあるかもしれませんし、その場合は、その先生の頭の中にさえ計画があれば良いでしょう。しかし、そうでない場合、例えば今回のように転院が発生したときは、患者さん側と治療を引き継ぐ後医のどちらもが確認できるように、なんらかの書類を残してほしいものです。
私は基本的には被せたりインプラントをしたりという一般歯科治療は、他の先生にお願いいたしますので、ドクター間の意思疎通が大事であると考えています。今回は右上の前歯の歯根(=土台)を、前後的左右的などこの位置におくべきか細かくディスカッションを行いながら治療を完了しました。

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2017年12月 8日

治療前後の写真が掲載禁止??

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

引き続き、受付(正社員)を募集しております。よろしくお願いいたします。
終了しました。

さて厚生労働省や消費者庁が、美容医療や歯科(セラミックなど)のトラブルの多さに、いよいよネット上の広告規制も強化する方向に舵を切りました。

これまではCMや看板等と違って、ウェブサイトは患者さん自身が自ら見に行くもの(自然と目に入るものではない)ということで、割と自由が許されていたのですが、ネットとスマホの普及により、ネット上の広告にも幅広く網をかけていくことになったと思われます。

私が特に気にしているのは、【「治療前後の写真」は誰もが同じ結果が得られる、と誤認させる可能性が高いので、修正を加えていないものも掲載禁止】となりそうだ、という部分です。照明もメイクも別人のような美容整形やダイエットなどのbefore-afterと一緒くたにされて、矯正治療の学術的に撮っている写真でさえも(学会等の発表や試験にもそのまま使用している、という意味)掲載不可だとすると、ウェブサイトを作ってもそこに何を載せればいいのか??と思います。

とりあえず今後も毎月の終了症例をデータベース化して皆様にご覧いただいておりますが、いずれこの特注のシステムも無駄になってしまう日がくるかもしれませんが(涙)、とりあえず今月も更新しましたのでご覧ください。


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2017年10月 2日

唇の形が改善した、成人女性の叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)ケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

安倍首相が「今なら勝てるだろ解散」をしたと思ったら
野党第一党であるはずの民進党が海のものとも山のものともつかない小池新党:希望の党に合流しちゃうの!?と思ったら
「選別と排除」発言で立憲民主党立ち上げ
と最終的にどうなることやら。。。

なんだか烏合の衆の離合集散、自分の食い扶持確保に汲々とする様を延々と見せられていると、投票行かない人がますます増えてしまうだけで、それで喜ぶのは??

などとやっていますと矯正歯科医のブログでもなんでもなくなるのでこの辺にして、今日も今月の終了症例集から一例ブログで紹介します。


No.14V-625

年齢:
24歳
性別:
女性

叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)の成人女性ケースです。

≫治療前

叢生の程度はそれほど大きくなく、小臼歯非抜歯で行う方法もご提案しました。しかし、「前歯を引っ込めたい」とのご希望が強かったため、結局上下左右の小臼歯を抜歯してマルチブラケット法による治療を行うことにしました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
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≫治療後

凸凹がなくなるだけでなく、左右対称なきれいなフォームになりました。口元も上唇の形がきれいになって、美しい口元です。

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  • 前歯の関係など前歯の関係など
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抜歯をするかしないか、は矯正歯科治療における永遠のテーマです。特に歯科矯正用アンカースクリューが登場して、大臼歯(奥歯)を後ろに下げていくことがそれほど難しくなくなってきたこの10年、治療方針を迷うことも増えてきました。
しかし日本人は基本的に短顔系の奥行きの少ない顔=アゴをしていますから、僕はあまり大きく(例えば奥歯一本分まるまる)後ろに向かってすべての歯を下げるのは、無理がある場合が多いと考えています。
もちろん健全な歯を合計4本も減らすことには抵抗がある方が多いこと自体は重々承知していますが、あくまで美的なものや歯茎の健康を考えたうえでの「必要な」抜歯だとおもっています。

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2017年9月 5日

下あごの深い位置に埋伏(埋まったまま)の小臼歯を出したケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。 日ごとの気温の振れ幅に、体調を崩されておられませんか?私も一日休みを棒に振ってしまいました。アメリカのハリケーンも大被害をもたらしているようですが、気候変動にそして北朝鮮、トランプ大統領のアメリカはどう対応するのでしょうかね?

さて、今月も終了事例から一ケース取り上げたいと思います。今月はいろいろと苦労したケースが多く、どれにするか迷いましたが、埋伏(自然に出てこられなかった)歯を萌出誘導(引っ張り出した)ケースを選びました。

No.13V-387

25歳
女性

右下の第二小臼歯が出てこないので、歯の隙間が空いているのを何とかしたい、ということで来院されました。咬みあわせとしては、反対咬合(受け口)傾向のある叢生(でこぼこ、ガタガタ)でした。

≫治療前
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  • 前歯の関係など前歯の関係など
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  • 正面正面
  • 左側左側

レントゲンで検査したところ、右下の第二小臼歯(5番目)が、第一大臼歯(6番目)の足元にひっかかってしまい、出てこられなかったようです。この埋まり方ですと、抜歯をするのもリスクが大きく、かといってこの歯を無視して奥歯を移動することもできません。
そこで、埋伏の第二小臼歯を引っ張り出すことにトライしました。さすがに「必ず出せる」と約束することはできませんでしたので、「途中まで動かしてから抜歯、ということもあり得ます」というお約束でした。

≫治療後
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  • 前歯の関係など前歯の関係など
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  • 正面正面
  • 左側左側
  • 私がこれまでひっぱりだした下の歯の中で、最も深い位置にあった歯かもしれません。患者さんもこちらも苦労はありましたが、無事に引っ張り出すことができました。
    この歯を出すことができたことによって、歯の本数を減らしたり、入れ歯やブリッジなどで歯を補う必要もなく、しっかりかみ合わせを治すことができました。

最近、しょっちゅう「ちゃんと出てこられない上あごの犬歯(3番目、八重歯になる歯)」を引っ張り出しています。出てこられなくなっている歯があるかどうかは、成長期に一度チェックできると良いですね。
この方のように成人になってから処置可能な場合もたくさんありますが、早めにみつけてあげた方が処置が単純になったり、期間を短縮することが望めます。

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2017年8月 8日

下の小臼歯が一本うまれつき無い患者さんの治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。当院は明後日8月10日より17日まで、夏休みの休診期間とさせていただきます。
毎日暑い日が続いていますが、皆さまも体調など崩されぬようご注意ください。今年も広島原爆の日、長崎の原爆の日、終戦記念日がやってきますね。台風や大雨による災害がない夏だといいのですが。

さて今月も、本ブログで終了事例の中から一ケース解説を加えたいと思います。

No.14V-646

年齢:
15歳
性別:
女性
≫治療前
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  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
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  • 正面正面
  • 左側左側

患者さんは高校生・女子。出っ歯を治したいということで来院されました。全体のかみ合わせとしては、中程度の上顎前突(出っ歯)で、空隙歯列(すきっぱ)になっていました。
右下の第二小臼歯(前から5番目)が、生まれつき不足していて、そこには第二乳臼歯(乳歯の奥歯)が残っています。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

残っている乳歯がまだしっかりしていてかなり長く使えそうであることなど、総合的に判断した結果、右下の乳歯を残したまま、上の歯並びを全て後ろに移動して上顎前突(出っ歯)と空隙閉鎖を行いました。
「前歯の関係等」の写真を治療前後で比較してみてください。

永久歯が欠損している場合、その対処は
1.入れ歯(ブリッジ、インプラントなど含む)で補う
2.矯正治療で周囲の歯を動かして、欠損部の隙間を無くしてしまう のどちらかにすることが多いのですが、今回の患者さんの右下に関しては、残っている乳歯の状態が良かったため、将来1.を選ぶことにあってもそれはかなり先であると判断しました。欠損が複数あるとまた話は変わってくるのですが、今回は一歯のみだったこともあり、この判断が良かったと考えています。

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2017年7月 3日

2級2類、左下の6歳臼歯の入れ替えをして治療したケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

今月も終了症例から一例ピックアップします。今月は、当院らしく(^^;)なかなか大変なケースが多かったのて、どのケースをご紹介しようか迷いました。その中から、日本人の不正咬合の中では比較的レアな、「2級2類」と呼ばれる状態の患者さんを解説することにしました。「2級」というのは歯科の世界では「出っ歯」を表すのですが、通常の前歯2本もしくは4本が前にでているのを「1類」と言います。それに対して、「(出っ歯が隠れていて)2本の前歯が内側に倒れこみ、その両隣が前にでている状態」を「2類」と呼びます。

30歳
女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

上の中切歯(真ん中の前歯)が内側に倒れていて、その横の側切歯が飛び出る「変則的な出っ歯」です。この患者さんの場合は、右上は犬歯が八重歯になり、左上は側切歯が出ています。さらに左下の第一大臼歯(6番、六歳臼歯)の状態が悪くて抜歯対象となったので、ここに補綴物(インプラントやブリッジ)を入れずに済ませようと奥歯の移動を計画したため、非常に難しい治療でした。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

歯科矯正用アンカースクリューを併用して左下の第二大臼歯や親知らずを手前にひっぱり、隙間を無くしました。上は第一小臼歯と親知らずが抜歯の対象になりました。 第一大臼歯は1センチ以上ある大きな歯なので、この歯を無くすことは大きな損失なのですが、奥の二本に咬みあわせに参加してもらうことにより、ダメージを最低限に抑えられたと思います。

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2017年6月 9日

著しい上下の正中のずれを治した症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

梅雨入りが宣言されたのに、暑い一日でした。今年は酷暑予想だそうですが、トランプ政権はパリ協定から離脱する宣言をしてしまいました。グレートバリアリーフのサンゴ白化現象も記事になっていましたが、このまま行くといったいどんな未来が待っているのでしょうか。

とはいえ一介の矯正歯科医にできることは関心を持ち続けることくらいですので(苦笑)、本分である矯正歯科治療の話に写ります。今日も今月も終了症例の中から一例を紹介したいと思います。


No.13V-578

13歳
女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

上下の正中線(前歯と前歯の間、真ん中)のずれが著しい、叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)の患者さんです。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

下は右だけ小臼歯を抜歯する、やや変則的な治療方針を用いました。
上下の正中も、完全に一致させることができ、とてもきれいになりました。

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2017年5月 1日

上下顎前突(口元が出ていること)の治療例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
本日も毎月恒例の終了事例集を更新したのですが、↓に掲載するケースの登録時にエラーが起きて、ヘッダーの部分に文字が大量に表示されてしまうようです。
最下段までスクロールしていただければ写真も見られるのですが、この14V-263だけは写真が表示されないようですので、こちらに転載しておきます。
現在運営会社にエラーの原因をチェックしていただいておりますので、復旧までしばらくお待ちください。

---

2017/5/2 5/1に上記のような状況でしたが、無事復旧し、ちゃんと表示されているようです。

せっかくですので(笑)、今月はこちらの患者さんを解説します。

No.14V-263

24歳
女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

上下顎前突で、口元が出ているのを治したい患者さんでした。叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)はそれほど強くありませんでしたが、歯のサイズが大きいく、非抜歯治療と上下左右の小臼歯抜歯治療をご提案しました。
患者さんも口元をひっこめたいというご要望が強く、上下左右第一小臼歯と、歯科矯正用アンカースクリューを併用したマルチブラケット法にて治療を行いました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

口元とくに上唇のカーブがきれいになっています。確かに小臼歯4本を抜歯するのはもったいないことですが、咬みあわせだけでなく審美性・見た目の美しさを追求するのに、やむを得ず抜歯をする場合があります。
もちろん、抜歯は強制ではありませんので、非抜歯治療を選択することも可能な場合もたくさんあります。「非抜歯ではそれほど引っ込まない」という場合が多いことはご理解のうえ、ご選択いただければと思います。

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2017年4月17日

非抜歯で治療した患者さん 部分矯正ではなく本格的に治療しています

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。今月の終了事例から、おひとり紹介します。

前歯のでこぼこを治したいということで来院された高校生の患者さんでした。

16歳 女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

こちらの患者さんは、口元の突出感・でっぱり感がなく、また叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)の量も大きくなかったため、小臼歯(4,5番目)を抜歯せずに治療を行いました。
非抜歯で拡大すると、やや咬みあわせが浅くなる=上の前歯が下の前歯を覆って重なっている量が少なくなる ことが多く、この患者さんも正常値の中ではやや浅めです。
この程度のでこぼこだと、部分矯正などでできそうに見えるかもしれませんが、上下のかみ合わせを壊さないためには、でこぼこ分を横や後ろに逃がしてあげることが必要です。このためにはすべての歯にきちんとブラケット(金具)を装着する、本格矯正が必要です。
部分矯正を強く推しているところなどで、でこぼこを単純に部分矯正したせいで、前歯が咬まなくなってしまわないか心配な写真を見かけることがありますが、「ただ並んでいるだけ」でいいのであれば早く安く簡単に終われるのは実は当然です。
歯科医院が多くなってきたからなのか、様々な道具・材料が開発されて簡単に手をつけられるようになってきたからか、本当に「これが矯正治療!?」というものも世にあふれる今日この頃、いろいろと心配になります。

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2017年4月 3日

犬歯で前歯の歯根が吸収されたケースその2

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。今回は先月分の続きとして、もうお一人、犬歯により前歯の吸収が生じた患者さんをご紹介します。

「左上の犬歯が生えていない」と中学校の学校検診で指摘されたので、かかりつけ医でレントゲン検査をしたところ、出てきていない犬歯は斜めになっており、左上の前歯の歯根にぶつかって、これを吸収していることが判明しました。前歯は2本とも重度の吸収をうけていて、保存することが難しい状態であることがわかりました。

No.12V-594

13歳
男性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

左上前歯2本は、抜歯せざるを得ない状況です。開咬(前歯が咬み合わない)の治療をするのには前歯を後ろに下げた方が良いことから、左下は前歯を一本抜歯してスペースを確保するとともに、この抜いた歯を上に持っていくことにしました(移植術)。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

左下の前歯が左上に移植されています。残念ながら、初期虫歯である白斑があちこちにできてしまっていますが、歯並びと咬みあわせがきれいに改善しています。

上の犬歯は通常(十二歳臼歯を除いて)最後にはえてくる歯です。このため、それより前にはえている5本の永久歯ですでに場所がうまってしまっていると、はえる場所が不足するのではみ出していわゆる「八重歯」になります。
そして、外に向かってはみ出て「八重歯」になってくれるならいいのですが、この患者さんや前月の記事の患者さんのように、あらぬ方向を向いてはえてこようとすると、前歯の根を溶かして思わぬトラブルを生み出すことがあるのです。

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2017年3月 4日

埋まっている犬歯が前歯の根を吸収する

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

今月も終了症例集からおひとりピックアップします。

患者さんは当院の初診時は10歳の小学生女児。一般歯科さんで第一期の矯正治療をしていたのですが、犬歯が歯ぐきの中で右上前歯の歯根(根っこ)にぶつかっていることが判明しました。
通常、大人の歯は自分の上にいる乳歯の根を吸収しながら上がってくるのですが、たまに方向がそれてしまって、乳歯ではなく大人の歯の根を吸収してしまうことがあるのです。

10歳
性別:
女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側


右上の前歯2本とも根の1/3以上が吸収されていたため、大急ぎで治療を開始しました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

永久歯が全て出てから治療方針を再検討しました。根吸収により前歯がダメージうけていることも考慮して、すべての歯を残す非抜歯治療で排列を行いました。右上前歯の歯根の吸収は、全長の1/3を超える程度でしたが、なんとかそれ以上の吸収を避けることができました(レントゲン参照)。歯周病に対する耐久性は残念ながら低いと言わざるをえませんが、歯ぐきの健康さえ守れれば、この状態でずっといける可能性も充分あります。

私の所属する日本臨床矯正歯科医会でも、この犬歯による前歯の望まない歯根吸収について報告がなされています。一定の割合で、犬歯がまっすぐはえてこなくて永久歯にぶつかってしまう患者さんがいますので、当院では、ご相談時に怪しいと感じたときには、レントゲン写真を一枚撮影させていただく場合があります。(実費を頂戴します。)
実は今月の症例事例にもうお一人、本来の場所をそれてはえてきた犬歯によって、前歯を2本ダメにしてしまった患者さんも紹介しています。機会がありましたら、そちらもブログ記事にしたいと思います。

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2017年2月17日

正中離開(前歯の隙間)の原因と治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月は、終了症例の中から前歯の真ん中が空いてしまう「正中離開」(せいちゅうりかい)の治療をした患者さんを紹介します。
正中離開の原因としては、
(1)前歯の間に過剰な歯がある
(2)上唇小帯(くちびると歯ぐきをつなぐ筋が太い、歯ぐきの中まで入り込んでしまっている
(3)前歯のサイズが小さい
などが挙げられますが、今回の患者さんは、(1)の過剰な歯が原因です。

年齢:
14歳
性別:
男性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 上の真ん中にできる過剰な歯は、埋まっていたり上(鼻)の方向を向いている(逆生過剰埋伏歯)ことも多いのですが、こちらの患者さんは1本だけ下を向いて生えていました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 咬みあわせ全体としては、受け口の傾向がありました。過剰歯を抜歯した隙間を閉じながら奥歯のずれを無くしていき、受け口傾向についても同時に改善を行いました。

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2016年12月17日

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月の終了事例一覧から、1ケースをピックアップして解説します。


上の前歯が出ているのを治したい、ということで来院された、上顎前突(出っ歯)の10歳・小学生男子の患者さんです。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

  • 将来歯を抜かずに治療をできるようにすることも考えて、ヘッドギアで治療を開始しました。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 中学生になり、永久歯が生えそろったところです。奥歯も前歯も咬みあわせはよくなりましたが、口元がでている感じが残っているので、再診断をして治療方針を御本人・保護者の方と相談しました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

  • 小臼歯を抜歯する治療方針でマルチブラケット(矯正の金具)治療を行うことでご同意いただき、約2年間の治療を行いました。唇が閉じやすくなり、口元がとてもすっきりした形になりました。

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2016年11月16日

出っ歯と正中が不一致な患者さん

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

今月の終了症例の中から、今月もおひとりピックアップして紹介します。

13歳:女性

患者さんは女子中学生、他院で矯正治療を始めるところだったのですが、「毎日矯正歯科医のいる専門医院で治療をしたい」ということでご紹介、転院されてこられました。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 既に、左上の第一小臼歯(4番目)が抜歯されていました。ただ、第一小臼歯は上顎前突(出っ歯)の治療で抜歯が必要な場合はこの歯が選ばれることが多い歯ですので、特に問題はありませんでした。右側についても第一小臼歯抜歯で良いと判断して、マルチブラケット(矯正金具)を装着、治療を開始しました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 治療終了後です。下の歯並びの左側へのずれを解消しながら、治療を行いました。上下の正中もきれいに一致しました。左下の第二大臼歯の後ろ側に、少し歯ぐきがかぶってしまっていますが、もう少し後になったらここに埋まっている親知らずの抜歯が必要です。

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2016年10月 4日

深い咬みあわせと出っ歯の治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。今月も終了症例の中なら一ケースピックアップしてみました。

No.11V-317

14歳
男性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • かなり強い上顎前突(出っ歯、Class IIといいます)で、過蓋咬合(深い咬みあわせ)でした。
    まず成長期に使う取り外しのできる機能的矯正装置を使用していただきました。
    マルチブラケットに、歯科矯正用アンカースクリューも使用して治療を行いました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 取り外し式装置の効果については、現在議論のあるところなのですが、このように咬みあわせの深い(下の前歯が上の前歯に隠れてしまう)ようなタイプの患者さんには、当院ではよく用いています。小臼歯を抜歯することなく、きれいな歯並びが完成しています。

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2016年9月 5日

正中過剰埋伏歯による大きな正中離解(前歯の隙間)の症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

今月も終了事例から一症例、解説をしたいと思います。

No.11V-311

年齢:
11歳
性別:
男性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 上の前歯の間に過剰歯(余分な歯)が埋まっていたため、大きな隙間がありました。また、下の前歯が正面からまったく見えない、「過蓋咬合(深い咬み合わせ)」でもありました。
    生えかわりの途中では、前歯の間に少しずつ隙間があることは正常なのですが、この空き方はなにかしらの異常があるパターンです。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 第I期治療として、口腔外科にて正中の過剰な歯を抜歯してもらってから、前歯を圧下(歯ぐきに押し戻す)と隙間の閉鎖を行っておきました。
    その後は、全ての歯のはえ代わりが終了するまで経過観察しました。生えかわりの顎の成長がほぼ終了した段階では、強い叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)で八重歯になりました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 第二期治療として、上下左右各1本の小臼歯抜歯を伴うマルチブラケット療法を行いました。
    歯の大きさが大きい時は、無理をせず抜歯をして余裕を持たせてあげることも多いです。最終的には前歯の隙間が閉じたのはもちろん、きれいな歯並びと正しい咬みあわせになりました。

症例の詳細は以上です。第一期治療でどこまでやっておくか、という判断はとても重要です。
歯科矯正の治療対象となる不正咬合のうち、叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)は、虫歯や悪い腫瘍の様にほっておくとどんどん悪くなるわけではありませんので、とにかく小さいうちに、早くスタートすればいいわけではありません。今回のケースは、どこの時期に何の治療をしておくか、という見極めが大切です。

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2016年8月 1日

非常に強いでこぼこ(乱ぐい歯)の矯正治療

年齢:
15歳
性別:
女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 非常に強い、重度叢生(でこぼこ、乱ぐい歯)でした。
    叢生(でこぼこ)とはスペースの不足ですから、ここまで著しいと、小臼歯抜歯をしてもまだスペースが足りません。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  •  
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 本患者さんは15歳でしたので、まだ上あごは歯並びと土台部分が一緒に拡げられる可能性が高いと判断しました。そこで、急速拡大装置で上あごを拡げるとともに、マルチブラケット装置の一つであるユーティリティーアーチにより上の前歯の上下的位置をコントロールしているところです。下あごは、左右第一小臼歯2本を抜歯して、おなじくマルチブラケット装置により配列が進んでいます。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 拡大が終了してから上顎小臼歯も左右抜歯して、配列を完了しました。
    完全に内側にひっこんでしまっていた側切歯(2番目)もきれいに前にでてきています。

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2016年7月 2日

生まれつき下の前歯が少ないのをカバーした患者さん

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

今月の終了症例の中から、お一人ピックアップして解説を加えたいと思います。

患者さんは、歯のはえてくるスペース不足を心配して来院された、小学生の女子です。
検査の結果、左下側切歯が先天欠損(生まれつきの不足)していました。

確かに上の歯はスペース不足でしたが、歯のサイズがそれほど大きくありませんでしたので、上にスペースを作っていきました。問題は、上に対して下の歯が一本少ないことなのですが、取り外しのできる機能的矯正装置を併用しながら前後的なズレを解消していくことにしました。


≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

矯正歯科治療により、上下のかみ合わせを全体的に少しずつずらして、下の歯の不足分(通常は一本少ない分、出っ歯になってしまう)を解消されました。
一本生まれつき歯が足りない場合、(1)一本増やす(入れ歯、インプラント、など)か、(2)ほかの部位で計3本減らして上下左右の本数を揃える、が考えられますが、状況によってはこのような治療法も考えられます。

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2016年6月 6日

口元の突出感を小臼歯抜歯して治した患者さん

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
副院長の大隈の産休中は、一部の時間帯や予約内容により予約がとりにくく、ご迷惑をおかけしております。お手伝いいただいている非常勤ドクターのお力をお借りしながらスタッフ一同一生懸命業務に励んでおりますので、今しばらくアポイントの時間帯などご協力をいただければ幸いです。

そういうわけで、ブログの更新頻度も下がってしまっていますが、症例検索システムの事例登録だけはなんとか継続しておりまして、500症例も目前です。基本的には、個別の細かいことよりも、医院を選ぶのに決め手をもたないアマチュアである患者さんが、「コンスタントにきれいな歯並びで、しかも上下がかみ合っている写真」を多数見ていただいて、「ああ、これなら私もこのくらいにはなるはずだ」と思っていただけることを目指ししています。
まずは検索でも構いませんし、「今月の一覧」を上から下まで見ていただくといいと思います。

今月は一症例ピックアップしてご紹介します。

口元の突出感、笑ったときに歯ぐきが見えるのを治したいというご希望で来院された15歳の女性患者さんです。上下左右から小臼歯を合計4本抜歯の上で、マルチブラケット装置により治療を行いました。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

治療前の上下の歯並びの写真をご覧いただければおわかりのように、決して凸凹や歯列(歯並び)か大きく外れている歯はないのですが、口元の突出感の変化は歴然としています。 上下顎前突(口元が出ていること)という呼び方をするのですが、このような変化は、やはり4本の小臼歯を抜歯しないとなかなか出ないと考えます。

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2016年2月16日

成長期に治療した受け口の治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。最近更新が滞りがちですいません。

今月の終了症例一覧から、今回は治療開始前9歳の男子の反対咬合(受け口)の治療例を解説します。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  •  
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 前歯が完全に反対咬合(受け口)になってしまっています。また上あごが狭いため、側切歯(2番目の前歯)のはえてくる場所も不足しています。

≫治療中
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • この写真の状態まで改善したところで第一期治療を終えました。おおまかに言って、成長のピーク=身長の伸びのピーク=下アゴの伸びのピークですので、この後また下アゴが伸びて反対咬合になってこないか見極めが重要です。中学入学後もしばらく経過観察していました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 15歳になる少し前に再検査し、第二期治療を開始しました。写真のようにとてもきれいになりました。

下顎前突・反対咬合(受け口)は、骨格的な原因がどのくらいあるのか、成長があっても大丈夫か、など注意しないといけないポイントがいくつかあります。乳歯の時期に治してしまったらあとはまったく問題ない、ということも多々ありますが、そうでないこともしばしばありますので、あまり安直に治療方法を決めないことが重要だったりします。

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2015年12月14日

トレーナーやMFTを併用して非抜歯治療を行った開咬(前歯が咬み合わない)症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
やけに暖かい日が続いたり、あまり師走も師走、あと今年も二週間とは全く実感がありません。 少し遅くなりましたが、今月も終了事例から一例紹介します。

横の歯の開咬(咬み合わない)が強い、上顎前突(出っ歯)の11歳の女性でした。

No.12V-029

舌習癖(ベロのくせ)が開咬(前歯が咬み合わない)の原因と考えました。
最初はT4Kというトレーナーを使用していただき、中学生になってからマルチブラケット法をおこなっています。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

治療途中で、MFT(筋機能訓練)も行いました。小臼歯非抜歯で治療が完了しています。
「舌」というのは巨大な筋肉の塊でとてもパワフルですから、この患者さんでも舌の位置の訓練を重要視しました。トレーナーは各種のものがいろいろな会社から出ていますが、基本的な仕組みや発想はそれほど大きな違いはないと思います。トレーナーの使用により、その後のマルチブラケット法とMFTの進行がスムーズになったと思います。

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2015年11月 5日

左上の埋まった犬歯(埋伏歯)を引っ張り出した症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月の終了事例からピックアップするのは、他院にて矯正治療中でしたが、「左上の犬歯が斜めに埋まって出てこないので出してほしい」ということで転院されてきた女子中学生です。

No.12V-551

年齢:
12歳
性別:
女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 左上の犬歯(3番目)の歯は12歳になってもまだ出てきておらず、乳犬歯(子供の歯)が残っています。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 左上の歯ぐきを一部切って、犬歯を引っ張り出しているところです。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 引っ張り出した犬歯も含めて、歯を抜かない非抜歯矯正で歯並びとかみ合わせの治療が完了しました。

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2015年10月 9日

治療後3年経過、安定している開咬症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。今月は、過去の終了症例の方の終了後3年経過を掲載したいと思います。

No.11V-131

開咬(前歯がかみ合わない)と上顎前突(出っ歯)の患者さん、開始時15歳の女性です。です。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
上顎の第二大臼歯(7番目)と親不知(8番)を入れ替えることにより、スペースを確保しながら咬みあわせを深くするように治療を行いました。
≫治療終了時
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

マルチブラケット装置を撤去したところです。上下の前歯がきれいに並び、しっかりと上下で当たるようになっているいことがわかります。

≫保定3年経過時
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

マルチブラケットによる治療が終了して約3年が経過しました。現在は夜間のみリテーナーを使用していますが、とても安定しています。

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2015年9月 5日

上下顎前突(上下とも前歯が出ている)の治療例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月も、治療終了事例一覧からピックアップして解説をしたいと思います。
患者さんは初診時15歳の女性です。歯のガタガタや並びの乱れは少ない患者さんでしたが、全体的に前歯が前方に傾斜して、口元の形の改善もご希望になって来院されました。

No.12V-136

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

小臼歯を4本抜歯して、マルチブラケット装置により治療を行いました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

上唇のS字状のラインが出て、すっきりとした口元になりました。
どの程度引っ込めるのがいいのか、小臼歯の抜歯はするのか、どのような装置を使うか、と言う点は矯正歯科医の間でもよく議論になりますが、美的な目的、前歯の位置の安定のために抜歯をした方がよい、もしくはするべきケースと言うのは、間違いなくあると思っています。

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2015年8月 4日

床矯正で治療した方のやりなおし

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。最近ブログの更新頻度が少なくてすいません。^^;
今月も、終了事例から一症例詳しく掲載します。アメブロ時代にも何度か「床矯正」について書きましたが、小学生の時に床矯正を行ったものの、大人になってもう一回やりなおした矯正治療の例です。

患者さんは19歳の女性です。
小学生の頃、一般歯科で「床矯正」を受けたことがあるそうです。
当院にいらしたときは、前歯が深くかぶっている咬みあわせの改善、不揃いで左に傾いてる前歯の歯並びの改善、などをご希望でした。

No.11V-338

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • もちろん前回の矯正治療の開始前・終了直後の状態を私は拝見しておりませんので、あまり言い切ってはいけないのですが、上下の不自然な歯列の形態や、大臼歯(奥歯)が外側におきあがってしまったり「ハネ」てしまっているのは、おそらく「床矯正」による拡大が原因と考えます。
    もちろん「シュワルツ床」と言う装置が矯正歯科の教科書にも掲載されていて、100年前から取り外し式の拡大装置というものは存在しており、またとても役立つ装置です。ただし、非抜歯にすることを優先するあまり、無理な拡大をしすぎると、かみ合わせが不安定になってしまうことがあるのです。
    奥歯(第一大臼歯)の前後的なズレも左右で異なってしまっており、難しい治療でした。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 治療後です。右側の上下の歯がきれいにたがい違いになっていて、上下の歯の間の不自然な隙間がなくなっているのに注目してください。上下の正中線はずれてしまっていましたが、前歯がきれいに並んだことにより、一致しています。
    歯並び全体の形(アーチ)は、これ(治療後)でも、どちらかというと広めのシェイプだと思います。治療前の末広がりな台形のような形は、不自然だと思います。

旧ブログでも何度か書きましたが、「床矯正装置」という装置は大昔から存在して、「取り外しができる」「中に組み込まれたネジを広げることにより、歯並びが拡がる」という仕組み自体は新しくもなんともありません。
それがなぜか「床矯正」もしくは「床矯正」という治療方法のひとつと独立して、「マルチブラケット法」「ワイヤー矯正法」はては「矯正専門医のする矯正治療(法)」とは全く別物であるかのように誤認させる・もしくは歯科医師の方が誤認している可能性もある、のはいったいどういうことか、と憤りすら感じます。
歯を抜かずにできればそれに越したことはありませんが、あまりに若年から拡げたり、あまりにも多く拡げすぎたり、そんなことをすると、どこで咬んでいいかわからなくなってしまうことがあります。
床矯正装置を使うとき、非抜歯の矯正を行うときは、それ相応の注意が必要なのです。

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2015年7月10日

下の前歯の生まれつきの不足を、矯正治療でカバー

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

今月の終了症例一覧から、おひとりピックアップします。
初診来院時点では9歳の、小学生の女児です。


No.06V-132

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  •  
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

生まれつき下の前歯2本が欠損していました。上の歯並びは、側切歯(2番目)が完全に内側に入ってしまっています。まずは上の部分矯正のみ行い、引っ込んでいる側切歯を前に出して、第二期に備えることにしました。

≫治療中
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

部分矯正を終えて、下は前歯の欠損している隙間が残り、上は八重歯の状態になっています。
欠損している下の前歯部分は、補綴(人工の歯で補うこと)をするのが難しい場所ですので、上の小臼歯を二本抜歯して八重歯を治すとともに、上下の歯の本数を一致させることにしました。


≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

マルチブラケット装置で治療を行いました。下の前歯欠損部の隙間は、全てご自分の歯を移動してくることにより閉鎖してあります。上は左右一本ずつ抜歯をしたので、八重歯がきれいに治っているのはもちろん、上下の正中も一致しきれいな歯並び・咬みあわせとなっています。


第二小臼歯(5番目)と側切歯(2番目)は、上下とも先天的な欠損(生まれつき足りない)が生じやすい歯です。こちらの患者さんのように、あらかじめ歯数の不足があることが分かっていますと、今回のように 「矯正治療で周りの歯を移動することにより、欠損している隙間を無くす」 治療がしやすいです。全て自分の歯で隙間が無くなってくれれば、入れ歯・ブリッジ・インプラントといった人工物を入れる必要がなくなります。 ですので、 永久歯の前歯が出そろった時など、(必要ならば)第一期矯正治療を始めるのにちょうど良い時期までに矯正歯科医に一度診てもらっておく、 あれ?本数が足りないかな?と思ったときにはすぐに矯正歯科医にご相談いただく、 とよいと思います。

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2015年6月15日

第一大臼歯の入れ替えを行った叢生(でこぼこ)の治療

さいたま市大宮区の歯科矯正専門医院 ファミリア歯科矯正の院長の大塚です。
今月の終了症例一覧から、おひとりピックアップします。

初診時年齢20代後半の女性です。 歯のサイズが非常に大きく、歯列の形の異常(幅が以上に狭い、三角形である、など)はないのにも関わらず、強い叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)となっていました。通常であれば、小臼歯(4番目か5番目)を上下左右から一本ずつ4本抜歯するケースなのですが、左下の第一大臼歯(六歳臼歯)が「根」の先の病気だったため、この歯を抜歯しました。
非常に大きな歯なので注意が必要ですが、無事に第二(十二歳臼歯)・第三大臼歯(親不知)と入れ替えができました。

No.11V-212

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

歯髄(歯の神経)が無くなっている歯は、寿命が短くなる傾向があるので、このように強いでこぼこを直すのに抜歯が必要な場合、無髄歯の抜歯を優先的に選択することがあります。(いつでも可能なわけではありませんので、検査・診断のステップを経てから、判断することが必要です。)

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ファミリア歯科矯正
院長・歯学博士 大塚 亮

院長・歯学博士 大塚 亮

大宮区(さいたま市)の歯医者・矯正歯科ならファミリア歯科矯正にお任せください。当院では、「美しい歯並び」と「健康な噛み合わせ」をすべての患者さんに提供するために日々努力しています。

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