さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
一昨日・2015年1月29日に、大学医局の同門会の講演会・新年会がありました。
講演は日本歯科大学の新井先生が、現代歯科矯正学の祖ともいえる
Edward H Angle 先生の歴史や書かれた教科書を紐解く、興味深い講演をしてくださいました。
とても貴重な教科書をかなりの数お持ちで、矯正学の歴史そのものをお聞きしたかのような内容でした。
その講演の中で演者の新井先生が紹介されていましたが、今月号の
American Journal of Orthodontics & Dentofacial Orthopedics:アメリカ矯正学会誌 は、その設立100周年を記念して、Dr. Angleの写真が表紙を飾っております。
新井先生のお話しでもDr. Angleは弟子も多ければ敵も作る、毀誉褒貶のある人だったようですが、エッジワイズ装置と言う現在の矯正治療の中核を担う装置を考案したこと、おそらく時代が代わってもずっと使われるであろうアングル分類(不正咬合を4種類にわけた)を考案した矯正歯科のスーパーマンであったことは間違いありません。
そしてうれしいことに、今号には2014年PEER REVIEWERS(査読委員)名簿が掲載されていたので、私の名前も名簿に載っていました。(左列の上から2/3くらいのところ、黒●を打ってあるところです。)
仕事の合間にする査読は結構な手間で、期限前に毎日のように送られてくる"reminder e-mail"はちょっとストレスだったりもするのですが、
こうして伝統のAJODOの記念号の、目次ページのすぐ後に名前を載せてもらえたりすると、報われた(?)気持ちになって、If you willing to review this manuscript, please click the link .....(この論文を査読したい場合、こちらのリンクをクリックして・・)
の方を押してしまいます。
話は同門会に戻りますが、当日は、新井先生の講演会に引き続いて同門会新年会も併せて開催され、130名近くの方々が集まり、充実した一日となりました。
さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
全豪オープン出場中の錦織 圭選手、残念ながら本日のQ-finalで、スイスのワウリンカ選手に0-3で敗退してしまいました。
お昼休みの時間に始まった試合だったので、最初の方は観ることができたのですが、
今日の出来はワウリンカ>錦織、でしたね・・・残念。
4大大会の壁はやはり厚いですが、引き続き頑張ってほしいです。
さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月の終了事例の中に、大学病院の後輩の先生から紹介を受けたとても難しいケースがありました。一般歯科の先生にも助けていただきながら、やっと治療が完了したので、紹介させていただきます。
No.10V-166
- 主な症状:
- 叢生
- その他の症状:
- 欠損歯
- 年齢:
- 17歳
- 性別:
- 女性
- ≫治療前
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- ≫治療中 ステップ1
-
- ≫治療後
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このように多数の歯に一般歯科的な問題がある患者さんの矯正治療では、まずは保存可能な歯と抜歯もやむを得ない歯とに分ける判断・治療計画が重要です。そして保存する歯については、すべて歯根(=土台)が直立・整列するように並べていきながら、上下のかみ合わせも整えます。ここまでが矯正治療で先に行っておくべき内容です。
かぶせ物や、必要により虫歯の再発(またはそのおそれ)がある所の再治療はそれから行います。
神経がとってある歯、かぶせ物、虫歯などが多いと、矯正治療の計画も複雑になりやすいです。歯の強い弱い、虫歯になりやすいなりにくいにはもちろん個人差がありますが、お子さんのうちからのお口の中の衛生管理をしていただくことが重要です。
さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今朝の高崎線の車内や大宮駅は、中学受験と思われる親子連れさんがたくさんいらっしゃいました。当院のあるソニックシティビルの階下の会議室も、いくつかの学校の受験会場のようです。天候もよく、宇都宮・高崎線、京浜東北線、埼京線ともダイヤ通りに運行だったようで何よりです。
中学だけでなく、高校や大学受験など、3月までは来院できないという患者さんも多くなってきました。受験生ご本人、家族の皆さん、そろそろゴールが見えてきたので頑張ってくださいね。
さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
あけましておめでとうございます。私は年末風邪をひいて、お正月は期せずして寝正月になってしまいました・・・が、おかげさまで休養は充分です。
当院は昨日から平常診療です。本年も当ブログともどもよろしくお願いします。
今月も終了事例を解説する記事をアップしたいと思います。
No.11V-190
- 主な症状:
- 過蓋咬合
- その他の症状:
- 叢生
- 年齢:
- 31歳
- 性別:
- 女性
- ≫治療前
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- ≫治療後
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歯並びと咬合を整えるのに追加の抜歯が必要でした。また歯周病専門医(大成・林先生)にもご協力を仰いで、歯周病の治療も並行して行わないといけない難しい治療でした。
しかし患者さんにもご努力をいただき、治療後には、八重歯になっていた犬歯も歯ぐきの中にしっかりと戻されて、また治療前には見えなかった下の前歯がきちんと正面から見えるように上下の前歯が整い、また奥歯も整直して上下がしっかりかみ合ってます。
患者さんご自身の感覚としても歯磨きがしやすくなったそうで、歯周病も改善して歯ぐきの色も良くなりました。「あの時矯正治療の相談を受けるよう言ってくれた先生にも、全体の矯正治療を勧めてくれた先生にも感謝してます!」と大変喜んでいただきました。