今年の冬休みは、12/28(木)~1/4(木)とさせていただきます。 1/5(金)10:00より新年の診療となりますので、よろしくお願いいたします。
今月の終了症例一覧をカウントしてみたら、12ケースのうち4ケースがいわゆる「小臼歯非抜歯」ケースでした。抜歯はしなくて充分な結果が得られるのであれば、もちろん非抜歯が良いと思います。
「充分な結果が得られるなら」です。
今週、非抜歯で拡大した方がよい!と3年も床矯正をやって、開咬(前歯が咬み合わない)・上顎前突(出っ歯)で諦めてやめた、という初診相談の方がいらしたのですが、このブログを見て「床矯正のやり直しの経験があるようなので」当院を選ばれたとのことでした。
床矯正によりただ単に横に広げられたケースで咬めなくなってしまうと、後から治療するのには余計な手間がかかります。拡大「床」は道具の名前です。治療法ではありません。
今月の終了症例から、一例非抜歯治療のケースを紹介します。このケースは確かに横にも拡大されて歯列弓(歯並びの概形)も変化していますが、上顎前突(出っ歯)のほとんどは、親知らずを抜いた歯列の後方のスペースへの移動により治療しています。(ただ横に広げりゃいいってもんじゃないんだよ!って言ってます。笑)
No.19V-357
- 年齢:
- 13歳
- 性別:
- 女性
- 主な使用装置:
- FEA
- 治療にかかった費用:
- 80万円
上の前歯の出っ張りを治したいと来院されました。奥歯のずれはそれほど大きくなかったので、小臼歯は非抜歯のまま奥歯を後ろに下げる装置を使って、親知らずのみ抜いていただくことにしました。
- ≫治療前
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- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
- ≫治療後
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- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
来院間隔があきがちのため、3年弱25回程度の通院が必要で、想定より治療期間はかかりましたが、無事に治療が完了しました。
※歯科矯正治療による歯の移動による主なリスク(副作用)としては、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)があります。
※歯を移動する力により、痛みや違和感が出る場合があります。矯正装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎が生じる場合があります。
※装置の装着により歯磨きがしにくくなる部位がありますので、不充分な歯磨きにより、虫歯や歯の変色・歯肉炎や歯周炎が発生することがあります。
※歯を動かし終わった後に、リテーナーの使用不足や歯ぎしりなどの癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合が出現する場合があります。
※その他詳細は「よくある質問」にも記載がありますのでご参照ください。
※治療期間は症例により異なりますが、乳歯の残っているお子さんの治療の場合、第一期治療で12~24か月、経過観察期間後の第二期治療で12~24か月を要することがあります。
※表示されている<治療にかかった費用>は、契約を行った当時の治療費(税抜)です。現在の治療費の詳細については、「料金表」をご参照ください。
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