引きつづき常勤歯科衛生士さんを募集しております。
本年の忘年会の写真 ↓ でもわかるように(笑)

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ウェブサイトの厚労省・日本矯正科学会のガイドライン適合と、学会の内容審査があったため症例の詳細紹介を3か月ほどサボってしまっていましたが、今月は終了症例より一例紹介したいと思います。
患者さんは小学生女子、前歯のこぼこが気になるということで来院されました。
- 8歳
- 女性
- ≫治療前
-
上顎
下顎
前歯の関係など
右側
正面
左側
初診時は、確かに上の前が左右に向いてしまっていましたが、治療する側としては、右下の前歯が一本生まれつき少ないことと、かみ合わせが深い(下の前歯が正面の写真で見えなくなる)=過蓋咬合 がより気になりました。
- ≫第二期治療開始時
-
上顎
下顎
前歯の関係など
右側
正面
左側
深いかみ合わせは大人になってからは治すのが大変な場合があるので、「機能的矯正装置」というマウスピースで第一期治療を行いました。この装置により、第二期治療開始時は、叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)はまだ残っていますがは、かみ合わせは正常な深さになっています。
ガタガタの量を考えると、本数を減らした方がよいと考え、上は小臼歯を2本、下は生まれつき一本前歯が少ないので一本だけ追加で抜歯して、マルチブラケット装置で治療を行いました。 - ≫治療後
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上顎
下顎
前歯の関係など
右側
正面
左側
上下左右とも、大臼歯2本を含む6本ずつでかみ合わせが完了しています。
第一期治療でかみ合わせの深さがコントロールされていたので、第二期はスムーズに進行しました。
本数が生まれつき少ない場合、足りない歯を補うのか、そのままでいくのか、さらに減らして6本x4か所(上下左右)で24本でかみ合わせを作るのか、の判断がとても大切です。
この患者さんは比較的叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)が大きかったので、生まれつき無い分抜歯を選択しました。下の前歯が生まれつき少ない分は考慮して、下は片側だけ抜歯するのが重要なところです。