さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。最近更新が滞りがちですいません。
今月の終了症例一覧から、今回は治療開始前9歳の男子の反対咬合(受け口)の治療例を解説します。
- ≫治療前
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上顎
下顎
右側
正面
左側
前歯が完全に反対咬合(受け口)になってしまっています。また上あごが狭いため、側切歯(2番目の前歯)のはえてくる場所も不足しています。
- ≫治療中 ステップ1
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上顎
下顎
前歯の関係など
右側
正面
左側
この写真の状態まで改善したところで第一期治療を終えました。おおまかに言って、成長のピーク=身長の伸びのピーク=下アゴの伸びのピークですので、この後また下アゴが伸びて反対咬合になってこないか見極めが重要です。中学入学後もしばらく経過観察していました。
- ≫治療後
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上顎
下顎
前歯の関係など
右側
正面
左側
15歳になる少し前に再検査し、第二期治療を開始しました。写真のようにとてもきれいになりました。
下顎前突・反対咬合(受け口)は、骨格的な原因がどのくらいあるのか、成長があっても大丈夫か、など注意しないといけないポイントがいくつかあります。乳歯の時期に治してしまったらあとはまったく問題ない、ということも多々ありますが、そうでないこともしばしばありますので、あまり安直に治療方法を決めないことが重要だったりします。
※歯科矯正治療による歯の移動による主なリスク(副作用)としては、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)があります。
※歯を移動する力により、痛みや違和感が出る場合があります。矯正装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎が生じる場合があります。
※装置の装着により歯磨きがしにくくなる部位がありますので、不充分な歯磨きにより、虫歯や歯の変色・歯肉炎や歯周炎が発生することがあります。
※歯を動かし終わった後に、リテーナーの使用不足や歯ぎしりなどの癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合が出現する場合があります。
※その他詳細は「よくある質問」にも記載がありますのでご参照ください。
※治療期間は症例により異なりますが、乳歯の残っているお子さんの治療の場合、第一期治療で12~24か月、経過観察期間後の第二期治療で12~24か月を要することがあります。
※治療費の詳細については、「料金表」をご参照ください。
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