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2018年10月29日

日本矯正歯科学会のため休診させていただきます。

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

明日10月30日(火曜日)より11月1日(木曜日)まで、
日本矯正歯科学会 横浜大会に参加するため、休診とさせていただきます。

急患対応、予約等ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

院長 大塚 亮

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2018年10月15日

厚生労働省のホームページ規制ガイドライン対応について

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

本ブログでも何度か触れてきましたが、本年にインターネット上のウェブサイトも、医療広告の規制対象になり、厚生労働省からガイドラインが発表されました。

主に美容医療における消費者トラブルの増加と、スマートフォンの普及に伴うウェブサイトの役割の変化に鑑みて、今まで「患者さんが能動的に(自分から)探しにいくウェブサイトは、看板やテレビCMなどとは異なる(のである程度自由にしてよい)」という見解だったものが、「医院のウェブサイトも広告である」という方針転換によるものです。

私が学会認定の専門医、副院長が学会認定の認定医の資格を持つ日本矯正歯科学会も、このガイドラインの変更に対応するため、認定医や専門医の5年ごとの更新の際に、各会員のウェブサイトをチェックして、更新の条件のひとつにすることになりました。

これも散々書いてきましたが、ネットの上の情報は玉石混淆もいいところですし、学会が能動的にこの問題に対応することそれ自体はいいと思うのですが、どうも過剰反応もしくは過度の自主規制になってしまわないか、心配があります。

多くのチェック項目は、私たち専門家からすると納得のいくものです。
材料や器具メーカーの認定する認定医やステータスは広告してはダメ。(メーカーの上顧客だというステータスとか勉強会に2日出ればもらえる認定証並べてることに意味ある?)
「地域で一番症例が多いです」はダメ。(誰がそれ調べたの?)
インプラント研究所併設、矯正歯科センター、は実態が無いのに広告してはダメ。(研究なめんなよ)
()内は筆者の心の叫び

当院でも一部の表現に「最新の機器」という文言があって、これは確かに何をもって最新なのかといわれると微妙なので、歯科用CTなどは代わりに導入した年月を記載するなどの変更をしています。

一方疑問があるのは、原則治療前後の写真は「誰でもそうなると誤認させる可能性があるからダメ」というところの解釈です。ガイドラインでは、もし治療前後を載せるのであれば、副作用なども含めて詳細に記載しろ、とあるので、女性雑誌の美容整形の広告みたいなものはダメ、ということで充分理解できるのですが、日本矯正歯科学会は、さらに治療前後を掲載する場合、診断・抜歯非抜歯・年齢・期間や費用・・・など詳細を載せないといけないという判断らしいのですが、どこまで詳細に書かないといけないか、また当院では患者さんから許可をいただけた場合に掲載していますが、その許可にどこまでの詳細を記載することが含まれていると判断すればいいのか、基準がわからないのです。

当院は、「(まっとうな)矯正治療をしたからには、どのような治療前でもこの程度の正常咬合(専門的には個性正常咬合と言います)は達成すべき」ということを患者さん方に知ってほしくて、毎月終了症例をデータベース形式にすることを考えました。

個々の結果は他の患者さんの治療結果を保証するわけではないこと、副作用も同時に明記して、さらに元々より詳しい情報を知りたい患者さんがいろいろ調べられるように作りましたので、検索条件を患者さん自身が能動的に入力までしないといけない当院のシステムでも、いわゆるBefore-After、「こんなにきれいになりました!」という誘因広告とみなされてしまうのか?文言の修正が終わったら一度公に確認したいと思っています。

私個人の意見としては、ウェブ上も一定の規制は必要ですし、上記の「xxセンター」などにはむしろ「眉をひそめてきた側」なのではありますが、過剰に自主規制をすると、「どのページを見ても同じことしか書いていない。ならば検索上位のところでいいか」=ウェブ広告が上位に表示されるためにお金をかけたかどうか、が一番の選択基準になってしまわないですか???

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2018年9月10日

マウスピースの長期使用でかみ合わなくってしまった患者さんの矯正治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月も、終了症例の中から一例詳細を解説したいと思います。

17歳 男性

「小学生の頃から取り外しのできるマウスピース型矯正装置を使ってきたが、治らない。前歯がかめない。」という訴えで当院に転院されてきました。

≫治療前

前歯にはめる、小型の取り外しのマウスピース型矯正装置を、小学生の頃から5~6年以上使っていたそうです。
前歯がかみ合わない「開咬」
八重歯などの凸凹の「叢生」
どこで咬んでよいかわからない「咬合不安定」
奥歯が出てこられない「萌出不全」
空いている隙間に舌を突っ込んでしまう「舌の悪習癖」と、問題が山積みになっていました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

まずはマウスピースの使用を中止していただき、かみ合わせの安定化を図りました。
その後、奥歯がきちんと当たらないのを改善するために、マルチブラケット法による歯の移動を開始しました。
小臼歯を4本抜歯しただけでなく、第二大臼歯も抜歯して、そこに親知らずを入れ替えた部位もあり、患者さんも術者も苦労の多い治療となりました。
かなり長期間マウスピースを使っておられたので、装置に合わせて開咬(前歯が咬み合わない)になって、さらに唇や舌を含めた口まわりの機能がそれに順応してしまっていた(悪いクセがついてしまっていた)ので、舌や唇のそれを取り除くのにも、時間がかかりました。安定した歯の接触を得るにも、このような状況ですと、時間がかかります。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

金子 和生.jpg←のようなプレートの使用を続けていたそうです。「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期だからこそ、装置が「効いてしまって」このような開咬が出てきたと思われます。
このブログでも何度か取り上げたことのある、いわゆる「床(拡大)矯正(装置)」とは若干違うタイプではありましたが、矯正装置(の形をしたもの)を無秩序に長期間使うことの怖さを感じます。
さすがに小学生から高校生まで通院しているのに、改善が認められないということで転院されてきましたが、もしそのままあと数年やっていたら、いったいどんな状態だったのでしょうか。

●「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期であっても、無理な治療法では無理がある。
●「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期だからこそ誤った方向に順応してしまうと、元に戻すのが大変困難になる。
そんな典型例でした。

「どこでどれだけ歯科矯正学の勉強をすれば、矯正歯科医として確かな力量がある」と客観的に判断できるのか、これはそもそも歯医者の世界にいる私たちでも誰も知らないことですから、ましてや一般の方にわかるはずもないことですが、治療期間や目標が不安になったときは、一度立ち止まることも必要なことを知っていただきたく、今月は本症例を取り上げました。

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2018年8月28日

側切歯歯根が、犬歯がはえるときに溶かされてしまったと思われるケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
ちょっと症例の解説をさぼってしまっていたので、遅ればせながら8月分の終了症例から一ケース紹介したいと思います。
14歳
男性

非常に強い叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)の患者さんです。凹凸があまりに大きかったからなのか、おそらく犬歯(3番目)がはえる時に引っこんでいる側切歯(2番目)の根にぶつかりながらはえてきて、当たった部分が溶かされてしまっていると考えます。

≫治療前

「前歯の関係等」にあるレントゲンで、側切歯の歯根吸収がはっきりと写っています。右(向かって左側)は、2/3ほど根が溶けてしまっていて、移動させるどころか長く使うのも難しいと思われます。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

上は、歯根の吸収されている側切歯を左右とも抜歯して、犬歯を2番目に、4番目の第一小臼歯を3番目に、と一本ずつずらして排列することにしました。
下は、それほど凸凹はありませんが、少し下の前歯を内側に入れてあげるため、また奥歯のかみ合わせを改善するために、第二小臼歯(5番目)を抜歯した上でマルチブラケット法により治療しました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

犬歯は前歯やその後ろの小臼歯よりあとから生えてくるため、場所が足りないところに無理やり出ようとする場合があります。それにより、前歯の歯根が吸収されてしまうケースが増えてきているのではないかと感じます。今回紹介したこの患者さんでは、犬歯はちゃんと口の中に生えていましたが、前歯にぶつかって埋まったままになっていることも多いため、前歯がはえ変わり始める7~8歳頃で一回チェックすることをお勧めします。
こちらの患者さんのように、根の吸収が生じても何とかリカバーする方法はあるのですが、やはり前歯は前歯、犬歯は犬歯の本来の位置で、本来の役割をさせたいものです。

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2018年8月24日

「セラミック矯正」をする前に

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

最近大手美容整形外科系の歯科医院が、TV CMで、

「歯並びが気になる人には前歯6本のセラミック矯正という方法があります」

というのをやりはじめたようなので、ブログを書いておきたいと思います。
ここでいうセラミック矯正というのは、おそらく歯を削ってセラミックの「かぶせもの」をする治療(補綴といいます)を指していると思われますが、やる前に、
よ~~く内容とリスクを確認してください。

実際に当院でのご相談で、何度も僕が聞いたことがある
「昔少しでも受け口を治したくて、4本削ったのですが」
「出っ歯を少しでも引っ込めたくて前歯を2本抜いて被せ物作ったのですが」
この後に来るのは皆さん、
「やっぱりちゃんと矯正治療でやればよかった」
というセリフです。

セラミックを被せるためには、元の歯は1/2とか、ねじれが強かったりすると1/3以下まで削らなければなりません。
歯並びから大きく外れている歯があれば、抜歯になるかもしれません。
健康な歯をそれだけ削ることのリスクをちゃんと承知したうえで患者さんが選択されるのであれば仕方ありませんが、本来の「歯を土台ごとゆっくり動かす矯正治療」とは全く異なるものに「矯正」の文字がついてしまっている現状には、ご注意くださればと思います。

矯正治療にも様々なリスクがあるので、削って被せて治した方が良いこともあるのですが、若年者で、6本とも虫歯などもないまっさらな「ヴァージントゥース」をがっつり削る(><;)、そんな場合は一度立ち止まっていろいろ相談してからでも遅くありません。

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2018年8月13日

平常診療を開始しました。

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

当院は今年、やや早めの夏休みを頂戴しまして、本日14:00~診療を開始しております。

酷暑にゲリラ豪雨に台風に、と天災に注意の必要な夏ですが、皆様が楽しい夏休みを過ごされるようお祈りしております。

おかげさまで、というのも変ですが、大変多くの新患相談や検査のご予約をいただいております。曜日や時間帯によっては、予約日がひと月以上先になってしまう場合もございますので、ご了承ください。

特に顎変形症の保険診療に関しては、(夏休みなど希望者が多い時期は特に)手術直前の準備と検査の予約日の確保が難しくなっております。これから受診をお考えの方は、その点充分ご理解の上で診療をお申込みください。料金表最下段の注意事項もご確認ください。

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今年も、広島・長崎の原爆の日に慰霊祭がありました。

地雷やクラスター爆弾は、非人道的兵器だから、という理由ですでに禁止条約が発効している。それなのに、なぜ核兵器はそうでないのか?
それは、未だにヒロシマ・ナガサキの原爆が第二次大戦を終結させて多くの犠牲者を出さずに済んだ、というアメリカ人の認識でもわかるように、核兵器が冷戦期を通じて「力」の象徴だったからだそうです。
しかし「核兵器は恥であり悪の象徴である」と世界の人が思うようになることこそが、核廃絶への近道だとICANの方がテレビで答えているのが印象に残りました。

現実は北朝鮮にしろ、使いやすい小型の核兵器を開発しろ、というトランプアメリカにしろ、廃絶とは逆行しているのですが。
広島・長崎・福島、忘れられがちですが、東海村でも放射線の事故で人が亡くなっています。そんな国がアメリカの核の傘の下にいるから、と核兵器の禁止条約を批准どころか採択もできないことこそが、恥なのではと思う盛夏の一日です。

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2018年7月31日

夏休み

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

7月の北海道の大雨に、西日本の豪雨災害がありました。被災者の方々の一刻も早い生活の再建をお祈り申し上げます。

当院は
8月5日()~13日(月)午前中
まで夏のお休みを頂戴します。
13日(月)午後2:00~ 診療を開始します。

ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

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サッカーワールドカップがフランスの優勝に終わり、ウィンブルドンではジョコビッチが復活の優勝を果たしましたね。ベルギー戦の幕切れには唖然としましたが、延長に入ったら勝ち目はなかった気はしますが、あのカウンターに全く対処できなかったことはとてもとても残念でした。でも今大会の乾の2ゴールはいずれもビューティフルゴール、香川はやはり相手の脅威で、吉田麻也&昌子もよく守っていました。柴崎のパスも効果的だったし、場当たり的なサッカー協会には大いに反省してもらいたいのですが、選手たちの頑張りには脱帽です。

さて皆様夏休みはいかがお過ごしでしょうか?
私の個人的な趣味としては、
Jリーグもイニエスタという世界的ビックネームを迎えて再開
サザンオールスターズ40周年!でベストアルバム発売
などが直近のニュースでしょうか。
楽しい夏休みをお過ごし下さい。
祈:大きな台風、おかしな動きの台風など来ませんように・・・
祈:酷暑が長引きませんように・・・

サザン40周年といえば、前院長・保母が30年、私が院長になって10年経過しましたので、この春でファミリア歯科矯正が開院してからも40周年でした。芸能界というあの競争社会でずっと第一線の桑田さん&サザンは本当に凄いですが、ちょこちょこお休み期間がありますので(笑)、矯正歯科専業の医院として40年途切れず診療が行われていることも、これからは医院選択の基準になるかもしれませんね??
「先生が突然亡くなって・・」「医院がある日突然閉院していて・・」など、(当院のシステムは違いますが)治療費を全額前払いしているにも関わらず、返金や治療継続への対処がしてもらえない、という、(某晴れ着レンタル)「ハレノxかよ!?」というような話をたまに耳にしますので、ボソッと言ってみました。(苦笑)

院長 大塚 亮

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2018年5月 8日

第二乳臼歯の早期脱落(子供の奥歯が早く抜けてしまった)ケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
ゴールデンウィークは、皆様いかがお過ごしでしたか?当院はカレンダー通りのお休みをいただきました。4連休でスタッフ一同リフレッシュしたようです。

今月の症例の解説ですが、第二乳臼歯(子供の5番目の奥歯)が第一大臼歯(6番目の歯)が出てくるときに衝突されてダメになってしまい、「第二小臼歯(大人の5番目の歯)が出てくるまでその場所を確保する」ことができなかったケースを紹介します。

No.11V-282

8歳
男性

六歳臼歯がはえてくるときに、手前の第二乳臼歯にぶつかって歯根を吸収したので、本来よりも相当早くに抜けてしまったようです。六歳臼歯が大きく手前にずれてはえてきていました。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 上の前から数えて5番目の歯は、第一大臼歯で、本来は6番目の歯です。下の第一大臼歯よりも、相当前に出ています。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 第一段階(第一期治療)で、できるだけ第一大臼歯を本来の位置近くに、12か月くらいかけて押し戻しました。その後、上下とも第二大臼歯が出てくる時期になりましたので、再診断を行いました。その結果、上下左右とも第二小臼歯を抜歯して並べることにしました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 第一段階で、できるだけ第一大臼歯を押し戻しておいたおかげで、上下左右それぞれ対称に抜歯して、きれいに排列することができました。左上の内側から、第二小臼歯がはえてきていますが、これは歯の移動がすべて終わってから抜歯しました。

上のコメントにある、「抜歯することができる」という文章は、皆さんには違和感があるかもしれません(苦笑)。しかしこの患者さんは歯の大きさが大きいため、治療後の状況を見ても、上下ともに左右一本ずつ小臼歯を抜いてやっときれいに並んでいる状態です。上下とも歯のサイズが大きくて入りきらないのだから、上下左右で抜歯するのがセオリー通りです。
これがもし初診のままにしておいたとすると、歯のはえ変わりとともにさらに上の奥歯が前にずれることが多いです。すると、上の奥歯が大きく前にある=強い出っ歯、加えて歯が大きいことからくるでこぼこ、となった可能性が高いことになります。
こうなってしまうと、上の歯を左右一本ずつ減らしてもでこぼこを治すのが精一杯で出っ歯を下げるスペースが全くない、とか、(元々入りきりそうもない)下は歯を抜かずに無理をして前に広げて、少しでも出っ歯を減らさねば!という無理のある治療が必要になるのです。

ちょっと解説が難しかったかもしれませんが、「乳歯には自分の後に生えてくる永久歯の場所を確保する役目がある」ので、「突然奥の方の乳歯が先に抜けたりグラグラしてきたりしたのに気づいたら、一度矯正歯科で診てもらおう。」と覚えてください。

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2018年4月21日

講演会と勉強会と

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

春休みに多くの治療申し込みを頂戴したため、診断・治療方針立案に追われる毎日ですが、休診日にも勉強会、講演会が数多くありまして多忙にしております。

カスタムメイド・マウスピース矯正装置のデファクトスタンダートとなりつつあるインビザライン・Invisalignに関するものとして、東京医科歯科大学矯正科の同門である窪田先生の勉強会。
インビザラインは急速に普及しているのと、製品・コンピューターシュミレーションのどちらもがどんどん改良されています。まだまだマルチブラケットでやるのが最も安心とは考えておりますが、光学スキャナの導入もしましたし、この方法に偏見があるわけではありません。
同じ週の木曜日に、目黒で藤山先生(京都で開業)のインビザライン・Invisalignの勉強会にも参加しましたが、黎明期から真摯に取り組んでいる先生方のアイデアをいろいろと伺う機会になりました。
ただまだ全く「王道」が決まっていない未知の道具であることは間違いなく、慎重にケースを選びながらお勧めしていきたいと思っています。

さいたま市の若手(40代を若手とするかはともかく)の合同講演会では、埼玉医大の川越医療センターの耳鼻科・野村先生のお話をうかがいました。
野村先生は、新潟大学の口腔外科の医局でご活躍であったにもかかわらず、ダブルライセンスを取るために医学部に学士編入をされたそうです。
口腔と耳鼻咽喉という隣接していながらも、医療の分野としては歯科医師と医師の明確な境界がある分野の共通項と差をいろいろと教えていただきました。
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そして今週木曜日は、広島県福山市で開業されている小川晴也先生が、3時間もの長時間にわたって、単独で講演されるという話を聞きつけ、出かけていきました。
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「聞きつけ」ってどういうことだろう?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もともとは東京歯科大学矯正科出身の女性ドクターが中心となって運営されている勉強会ということで、僕には縁もゆかりもないわけですが、Facebookの小川先生のコメントをみて、(無理やり?)誘っていただいた次第です。(笑)

小川先生は、Dr. Alxanderというアメリカの矯正歯科の大家が主催するスタディグループでも中心的な役割を果たされ、開業医でありながら、精力的に症例発表や論文を書かれている先生です。
今回の10年、20年の長期間安定するためには、どういう治療をしなければいけないのか、という講演は、これまでにも断片的にお話を伺ったり、書籍で勉強していたことが、精緻なデータや症例写真、まとめの何百枚ものスライドとともに一気にお聞きすることによって、クリアになった素晴らしいものでした。

様々な経験豊富な先生方の講演を聴いたり、お話をさせていただくと、自分の経験と照らし合わせて一致したりそうでなかったりするわけですが、今回はいくつもそうか、そういうことか、と「腑に落ちた」ことがいくつもあり、なかなかに厳しい4月のスケジュールでしたが、参加の甲斐があるものばかりでした。


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2018年4月 6日

受け口を治すときに、奥歯のクラウンも入れ替えた成人男性ケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

現在春休み中ですが、大変多くの初診相談と、その後の精密検査の申し込みをいただいていて、予約がとりずらい状況です。申し訳ありません。
複数名のドクターと、常勤非常勤合わせて7名の歯科衛生士で頑張っておりますので、予約時間帯等少しでもご協力いただければと思います。

現在受付を長年支えてくれていた阿久井が、今春より衛生士資格取得を目指して通学するため、非常勤になっております。受付の処理に時間がかかることもあると思いますが、こちらも何卒ご容赦ください。

さて今月も症例検索システムに症例を追加しました。
さらにこのブログでも何度か触れた、厚労省がウェブサイトの広告規制の一環としていわゆる[before-after]の写真掲載を禁止しようとしていることから、検索結果画面等に。矯正治療の副作用や期間等の注意書きを掲載することにしました。
スマホなどですと一部見にくい可能性もありますが、国のガイドラインを守るためなので、ご容赦ください。(謝ってばっかりですね (><;))
ガイドラインは美容整形などのbefore-afterなどを想定しているようですので、矯正が同じ扱いを受けることはとてもとても不本意なのですが、一部宣伝過剰な医院等もあるようですので、ガイドラインの運用が固まるまではこの形(もしくはもっと細かなことまで?)にしておく予定です。

さて今月は、下記の症例を詳しく解説しました。

No.14V-648

33歳
男性

受け口の治療をしたい、というご希望で来院された成人男性です。

≫治療前

前歯3本が内側に入ってしまっている、叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)と反対咬合(受け口)の複合した状態でした。
前歯以外では、下の第二大臼歯(一番後ろの歯)が左右ともメタルクラウン(金属の被せ物)が入っていますが、左右とも非常に薄くペラペラの冠でした。かみ合わせがキツイため、このような形でしか治せなかったのかもしれません。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療中

カスタムメイド・マウスピース型矯正装置である「インビザライン」をご希望でしたが、マルチブラケット法にて治療をさせいただきました。受け口だった前歯が乗り越えるところで、奥歯のクラウンもやり替えをおこなって、かみ合わせも矯正治療中に治すことにしました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

前歯がきちんと咬むときに合わせてメタルクラウン(金属の被せ物)も治療をしたので、治療後には正常な厚みと形態のクラウンに置き換えることができました。高知の装着期間は2年半となりましたが、前歯でしっかりと物を食べられるようになった、凸凹でコンプレックスだったのも解消された、ということで喜んでいただきました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

当初希望の装置ではお引き受けできなかったのですが、当院のあるソニックシティビル14階の本多先生にもご協力をいただいて、かなり不良な形であった第二大臼歯のやり替えも矯正治療で空隙に余裕のあるときにできましたので、タイミングの良い治療ができたと思います。
矯正治療には歯根吸収、歯肉退縮、虫歯ができやすくなるなどの副作用の恐れもあり、この患者さんの治療結果はあくまで「この患者さんのみ」の固有のものですが、本患者さんについては上記副作用は認められませんでした。

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ファミリア歯科矯正
院長・歯学博士 大塚 亮

院長・歯学博士 大塚 亮

大宮区(さいたま市)の歯医者・矯正歯科ならファミリア歯科矯正にお任せください。当院では、「美しい歯並び」と「健康な噛み合わせ」をすべての患者さんに提供するために日々努力しています。

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