終了症例の事例集から一例紹介しますが、コロナウィルス関連の記事をトップに持ってきているため、実際の投稿日時と相違がありますことをご了承ください。
かなりポピュラーになってきた「カスタムメードのマウスピース」の一種、アラインテクノロジー社のインビザラインを使用して治療した成人女性を治療しました。
インビザラインをはじめとするマウスピース型の矯正は、トラブルが非常に増えているらしく、「薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。」との記載をすることが求められております。
当院も光学スキャナ iTero elementを2年前に導入し、ケースを選びながらではありますが徐々にインビザラインを適応しています。本ケースは反対咬合(受け口)と空隙歯列(すきっ歯)の組み合わせで、インビザラインが適応可能と判断しました。
No.16V-424
- 成人女性
カスタムメードのマウスピースの一種インビザライン(薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。)で治療を行いました。
- ≫治療前
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上顎
下顎
前歯の関係など
右側
正面
左側
修復・補綴(治療をしてある)歯が多数あります。下の前歯が前方に突出し、反対咬合(受け口)になって、さらに空隙歯列弓(すきっ歯)の状態です。
- ≫治療中 ステップ1
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上顎
下顎
前歯の関係など
右側
正面
左側
前歯の被蓋(前後関係)が、上が前・下が後ろの正常な状態になりました。側方歯(横の歯、犬歯より後ろ)はまだかみ合っておらず、ここからがインビザラインは期間が長めに必要な場合がある印象です。
- ≫治療後
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上顎
下顎
前歯の関係など
右側
正面
左側
反対咬合(受け口)・空隙歯列弓(すきっ歯)ともきれいに改善しました。治療期間は2年半、マルチブラケット装置(金具)よりは少し長くかかっているかもしれません。治療費は90万円です。