当院院長も所属する日本臨床矯正歯科医会では、毎年、通称「ブレスマ」: ブレーススマイルコンテストという矯正歯科治療中の方を対象とした笑顔のフォトコンテストを開催しています。
今年度は第 17回で、受賞作品が決定しました。
以前、当院の患者さんも受賞したことがあるのですが、今年は五輪競泳の金メダリストの大橋選手に特別表彰をしたそうです。
ご興味のある方はぜひブレーススマイルコンテストのページもご覧ください。
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さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
少し前になりますが、10/5~6にかけて、横浜パシフィコで日本矯正専門医機関の認定する矯正歯科専門医の試験を受けてきました。20年ぶりのマークシートに、筆記試験、面接・口頭試問がありました。
無事に受験を終え、自己採点ではまあ落ちはしないだろうな、というところなのですが・・・
これらの試験に加えて、所属する医療機関のウェブサイトの審査がありまして、当院の症例検索システムの表示だと一部公開に必要な情報が不足しているという指摘を受けました。現在、それらを改修するために、一部の症例を除いて治療前後の写真が出せない状態です。
もともと、できるだけ多くの症例を(見たい方には)お見せできるよう設計してあるので、後から過去にさかのぼって情報を足すとなると、何せ1000を超える症例が登録されているので、いったいいつになったら再開できるか目途が立たないのですが・・・
現在鋭意システムの改修&文章の修正中です。
症例検索システムが無いととても寂しいウェブサイトなのですが、どうぞしばらくご容赦ください。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月も症例検索システムに新しい終了ケースを登録したのですが、今日は先月分の、床矯正(患者さんは「歯列育形成」を受けた、とおっしゃっていましたが)のやり直しを当院でおこなった男子高校生症例をお見せしたいと思います。
No.16V-469
- 16歳
- 男性
- ≫治療前
-
- ≫治療後
-
これまではこのようなやり直し症例、矯正歯科専門医を嘆かせる治療といえば「床矯正」「小児期の拡大のしすぎ」が定番でしたが、最近はそこにマウスピース矯正、インビザラインとその模倣品にプレオルソなどの既製品も加わって、ますます混沌としてきています。
「治療」といえる範囲で収まっているのであれば、もちろんどこで誰が何をしてもいいのですが、中には「いったいこれは何をしているのだろう??」というものも決して少なくありません。これから始まる「新・矯正歯科専門医制度」がそんな状況を改善する第一歩になるといいのですが。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
読売新聞の記事に
「矯正、インプラント、歯周病、入れ歯......新しくできる専門医制度は歯科医選びの決定版になるか?」 なるものがありました。
矯正の専門医が日本矯正歯科学会と、そこから派生した日本成人矯正歯科学会、日本矯正歯科協会の合わせて3つがあること、など世間からは知られていないことも含めてなかなか深堀している良記事でした。
マウスピース矯正の問題点も簡潔にうまくまとまっています。
皆さまご一読を。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
11月20日から22日まで開催された、第78回日本矯正歯科学会学術大会 in 長崎に副院長の大隈と私で参加してまいりました。土曜日も祝日だった関係で、お約束でご不便をおかけして申し訳ありませんでした。
今回は、私が日本矯正歯科学会専門医更新のための症例審査(3ケース)を
副院長の大隈が日本矯正歯科学会専門医取得のための新規申請審査(10ケース)を
それぞれ受験したため、学会前は二人とも多忙で大変でしたが、
無事に両名とも合格いたしました。同意書その他ご協力いただいた患者さん方、当院スタッフの皆さんにも感謝です。
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さて日本矯正歯科学会は、上記のように年一回の大会が78回目(!)、会員数が6000人越え、と、どこをどう切りとっても唯一の日本を代表する矯正歯科学会のはずですから、過去のボタンの掛け違いさえなければ、
日本矯正歯科学会の専門医=厚生労働省も認める日本の矯正専門医
でとっくにすっきりしていたはずなのですが、実際は他にも二つの団体が専門医を認定していることで、10年来の課題として日本には公に認められた「矯正歯科専門医」が存在しません。
それはまるでWBAとWBCとあるのにさらにWBOとIBFが出来て、チャンピオンがあちこちに乱立してしまっているボクシング界のようです。ボクシング界では、先日「モンスター」井上尚弥が優勝したWBSSがあるわけですが、矯正歯科専門医でもそれに相当する(?)統一認定機関が立ち上がりました。
わかる人にしかわからないので、例えの意味がないですね。笑
試験の基準は今のところ日本矯正歯科学会の専門医より少し緩やかなようですので、当院のドクターも取得を目指ししていきます。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
2014年11月に、「多くの乳歯がダメになってしまっている小児の受け口」というブログを書いたのですが、その患者さんの第二期治療が終了したので記事を追記の上再掲したいと思います。
- 初診時年齢:8歳
- 男性
- ≫治療前
-
- ≫治療中 ステップ1
-
- ≫治療後
-
乳歯は、いずれ抜けるといっても、「その後に生えてくる永久歯の場所を確保しておく」「上下のかみ合わせを支える柱」という重要な役割があります。この患者さんのように、虫歯等で歯がダメになったり、歯の頭の部分が崩壊してしまったりすると、この役目を果たせなくなるのです。
校医として小学校に歯科検診に行くと、カリエスフリー:全く虫歯がない がかなりの数いる一方で、たまにこの患者さんのように乳歯の虫歯が放置されてかみ合わせが崩れかけているお子さんがいます。「どうせそのうち抜ける子供の歯」と侮ることなく、そしてもしもダメにしてしまったらすぐ対処をしていただきたいと思います。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
本ブログでも何度か触れてきましたが、本年にインターネット上のウェブサイトも、医療広告の規制対象になり、厚生労働省からガイドラインが発表されました。
主に美容医療における消費者トラブルの増加と、スマートフォンの普及に伴うウェブサイトの役割の変化に鑑みて、今まで「患者さんが能動的に(自分から)探しにいくウェブサイトは、看板やテレビCMなどとは異なる(のである程度自由にしてよい)」という見解だったものが、「医院のウェブサイトも広告である」という方針転換によるものです。
私が学会認定の専門医、副院長が学会認定の認定医の資格を持つ日本矯正歯科学会も、このガイドラインの変更に対応するため、認定医や専門医の5年ごとの更新の際に、各会員のウェブサイトをチェックして、更新の条件のひとつにすることになりました。
これも散々書いてきましたが、ネットの上の情報は玉石混淆もいいところですし、学会が能動的にこの問題に対応することそれ自体はいいと思うのですが、どうも過剰反応もしくは過度の自主規制になってしまわないか、心配があります。
多くのチェック項目は、私たち専門家からすると納得のいくものです。
材料や器具メーカーの認定する認定医やステータスは広告してはダメ。(メーカーの上顧客だというステータスとか勉強会に2日出ればもらえる認定証並べてることに意味ある?)
「地域で一番症例が多いです」はダメ。(誰がそれ調べたの?)
インプラント研究所併設、矯正歯科センター、は実態が無いのに広告してはダメ。(研究なめんなよ)
()内は筆者の心の叫び
当院でも一部の表現に「最新の機器」という文言があって、これは確かに何をもって最新なのかといわれると微妙なので、歯科用CTなどは代わりに導入した年月を記載するなどの変更をしています。
一方疑問があるのは、原則治療前後の写真は「誰でもそうなると誤認させる可能性があるからダメ」というところの解釈です。ガイドラインでは、もし治療前後を載せるのであれば、副作用なども含めて詳細に記載しろ、とあるので、女性雑誌の美容整形の広告みたいなものはダメ、ということで充分理解できるのですが、日本矯正歯科学会は、さらに治療前後を掲載する場合、診断・抜歯非抜歯・年齢・期間や費用・・・など詳細を載せないといけないという判断らしいのですが、どこまで詳細に書かないといけないか、また当院では患者さんから許可をいただけた場合に掲載していますが、その許可にどこまでの詳細を記載することが含まれていると判断すればいいのか、基準がわからないのです。
当院は、「(まっとうな)矯正治療をしたからには、どのような治療前でもこの程度の正常咬合(専門的には個性正常咬合と言います)は達成すべき」ということを患者さん方に知ってほしくて、毎月終了症例をデータベース形式にすることを考えました。
個々の結果は他の患者さんの治療結果を保証するわけではないこと、副作用も同時に明記して、さらに元々より詳しい情報を知りたい患者さんがいろいろ調べられるように作りましたので、検索条件を患者さん自身が能動的に入力までしないといけない当院のシステムでも、いわゆるBefore-After、「こんなにきれいになりました!」という誘因広告とみなされてしまうのか?文言の修正が終わったら一度公に確認したいと思っています。
私個人の意見としては、ウェブ上も一定の規制は必要ですし、上記の「xxセンター」などにはむしろ「眉をひそめてきた側」なのではありますが、過剰に自主規制をすると、「どのページを見ても同じことしか書いていない。ならば検索上位のところでいいか」=ウェブ広告が上位に表示されるためにお金をかけたかどうか、が一番の選択基準になってしまわないですか???
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月も、終了症例の中から一例詳細を解説したいと思います。
←のようなプレートの使用を続けていたそうです。「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期だからこそ、装置が「効いてしまって」このような開咬が出てきたと思われます。
このブログでも何度か取り上げたことのある、いわゆる「床(拡大)矯正(装置)」とは若干違うタイプではありましたが、矯正装置(の形をしたもの)を無秩序に長期間使うことの怖さを感じます。
さすがに小学生から高校生まで通院しているのに、改善が認められないということで転院されてきましたが、もしそのままあと数年やっていたら、いったいどんな状態だったのでしょうか。
●「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期であっても、無理な治療法では無理がある。
●「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期だからこそ誤った方向に順応してしまうと、元に戻すのが大変困難になる。
そんな典型例でした。
「どこでどれだけ歯科矯正学の勉強をすれば、矯正歯科医として確かな力量がある」と客観的に判断できるのか、これはそもそも歯医者の世界にいる私たちでも誰も知らないことですから、ましてや一般の方にわかるはずもないことですが、治療期間や目標が不安になったときは、一度立ち止まることも必要なことを知っていただきたく、今月は本症例を取り上げました。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
最近大手美容整形外科系の歯科医院が、TV CMで、
「歯並びが気になる人には前歯6本のセラミック矯正という方法があります」
というのをやりはじめたようなので、ブログを書いておきたいと思います。
ここでいうセラミック矯正というのは、おそらく歯を削ってセラミックの「かぶせもの」をする治療(補綴といいます)を指していると思われますが、やる前に、
よ~~く内容とリスクを確認してください。
実際に当院でのご相談で、何度も僕が聞いたことがある
「昔少しでも受け口を治したくて、4本削ったのですが」
「出っ歯を少しでも引っ込めたくて前歯を2本抜いて被せ物作ったのですが」
この後に来るのは皆さん、
「やっぱりちゃんと矯正治療でやればよかった」
というセリフです。
セラミックを被せるためには、元の歯は1/2とか、ねじれが強かったりすると1/3以下まで削らなければなりません。
歯並びから大きく外れている歯があれば、抜歯になるかもしれません。
健康な歯をそれだけ削ることのリスクをちゃんと承知したうえで患者さんが選択されるのであれば仕方ありませんが、本来の「歯を土台ごとゆっくり動かす矯正治療」とは全く異なるものに「矯正」の文字がついてしまっている現状には、ご注意くださればと思います。
矯正治療にも様々なリスクがあるので、削って被せて治した方が良いこともあるのですが、若年者で、6本とも虫歯などもないまっさらな「ヴァージントゥース」をがっつり削る(><;)、そんな場合は一度立ち止まっていろいろ相談してからでも遅くありません。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
春休みに多くの治療申し込みを頂戴したため、診断・治療方針立案に追われる毎日ですが、休診日にも勉強会、講演会が数多くありまして多忙にしております。
カスタムメイド・マウスピース矯正装置のデファクトスタンダートとなりつつあるインビザライン・Invisalignに関するものとして、東京医科歯科大学矯正科の同門である窪田先生の勉強会。
インビザラインは急速に普及しているのと、製品・コンピューターシュミレーションのどちらもがどんどん改良されています。まだまだマルチブラケットでやるのが最も安心とは考えておりますが、光学スキャナの導入もしましたし、この方法に偏見があるわけではありません。
同じ週の木曜日に、目黒で藤山先生(京都で開業)のインビザライン・Invisalignの勉強会にも参加しましたが、黎明期から真摯に取り組んでいる先生方のアイデアをいろいろと伺う機会になりました。
ただまだ全く「王道」が決まっていない未知の道具であることは間違いなく、慎重にケースを選びながらお勧めしていきたいと思っています。
さいたま市の若手(40代を若手とするかはともかく)の合同講演会では、埼玉医大の川越医療センターの耳鼻科・野村先生のお話をうかがいました。
野村先生は、新潟大学の口腔外科の医局でご活躍であったにもかかわらず、ダブルライセンスを取るために医学部に学士編入をされたそうです。
口腔と耳鼻咽喉という隣接していながらも、医療の分野としては歯科医師と医師の明確な境界がある分野の共通項と差をいろいろと教えていただきました。
そして今週木曜日は、広島県福山市で開業されている小川晴也先生が、3時間もの長時間にわたって、単独で講演されるという話を聞きつけ、出かけていきました。
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「聞きつけ」ってどういうことだろう?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もともとは東京歯科大学矯正科出身の女性ドクターが中心となって運営されている勉強会ということで、僕には縁もゆかりもないわけですが、Facebookの小川先生のコメントをみて、(無理やり?)誘っていただいた次第です。(笑)
小川先生は、Dr. Alxanderというアメリカの矯正歯科の大家が主催するスタディグループでも中心的な役割を果たされ、開業医でありながら、精力的に症例発表や論文を書かれている先生です。
今回の10年、20年の長期間安定するためには、どういう治療をしなければいけないのか、という講演は、これまでにも断片的にお話を伺ったり、書籍で勉強していたことが、精緻なデータや症例写真、まとめの何百枚ものスライドとともに一気にお聞きすることによって、クリアになった素晴らしいものでした。
様々な経験豊富な先生方の講演を聴いたり、お話をさせていただくと、自分の経験と照らし合わせて一致したりそうでなかったりするわけですが、今回はいくつもそうか、そういうことか、と「腑に落ちた」ことがいくつもあり、なかなかに厳しい4月のスケジュールでしたが、参加の甲斐があるものばかりでした。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
遅ればせながら、2月の20、21日に岡山市で開催された日本臨床矯正歯科医会・岡山大会に参加をしてきたのでブログでご報告します。日本臨床矯正歯科医会は、矯正歯科「専門」の開業歯科医の集まりで、矯正歯科に関わる勉強会・講演会などの学術、啓発活動、会員相互の協力による(引っ越しなどの際の)転院受け入れなどの事業を行っている団体です。
ベテランが多いということもありますが、日本矯正歯科学会の「学会認定の専門医の有資格者の2/3近く」はこの会の会員ですから、「日本国における適切な矯正治療が行われる」のに、大事な役割を果たしている(はず)です。
このことをもっともっと世の中の人に知ってほしいですが、日本矯正歯科学会の専門医・認定医制度ですらどのくらい世間に浸透しているのか怪しいところですもんね・・・苦笑
認定医より専門医の方が上位資格なのだけ覚えて帰ってください。
話が逸れましたが、当院患者さんのWY君が、その臨床矯正歯科医会が行っている「ブレーススマイルコンテスト」の優秀賞に選ばれて、さらに表彰式まで来てくださるということで、僕も現地に赴くことを決意しました。
ブレーススマイルコンテストは、今回で13回目。
「ブレース=矯正金具を付けていることは何にも恥ずかしいことじゃないよ」
「治っていく歯並びで、素敵な笑顔を見せてください!」というコンセプトで、主に会員診療室の患者さんが応募してくださっています。
芸能人やタレントを使ったxxスマイルコンテストもメディア受けがいいのでしょうが・・・
あくまで患者さんたちが自主的に応募して下さっている(手作りの?)コンテストなのです。
↑の写真はサイズも小さく、ぼかしも入れてありますが、もともとの応募作品が矯正歯科医会のウェブサイトに掲載されていますので、ぜひご覧ください!
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
本日、日本矯正歯科学会より書留が届きました。
向こう5年間、2021年末までの
日本矯正歯科学会専門医 および指導医と認定医
各資格更新審査に合格したとのことで、3枚の認定証が届きました。
診察後、さっそくディスプレイの入れ替えをしたいと思います。
次回の更新の時には、2020東京オリンピックや同年横浜で行われる矯正歯科の国際イベント、IOC (International Orthodontic Congress)が終わってしまっているのがちょっと恐ろしい気がしますが。。。何はともあれ今後5年間も日本矯正歯科学会の専門医の資格に恥じぬよう、医院スタッフ一同と精進していきたいと思います。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
リオ五輪の狂騒の一方で、メジャーリーグのイチロー選手が3000本安打を達成したそうです。
日米通算記録にはいろいろとケチをつける向きもあるそうですが、
メジャーでの3000本は誰にもケチのつけようがなく、
そして引退後のFall of Fame入りも間違いがないそうで、
イチロー選手がメジャー屈指の選手であることを証明する大記録ですね。
矯正治療も、
難しい患者さんを同業者も驚くくらい鮮やかに治す:ホームラン
を打つことも大事ですが、
常にコンスタントに準備をして、コンスタントに合格点:ヒット
を打ち続ける方がむしろ難しいかもしれません。
矯正歯科専門医としては、ホームランバッターよりむしろ
守備も含めたオールラウンダーで、継続的にヒットを打ってきたイチロー選手が、
一つの目標です。 (^^)
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
「札幌の歯科医、矯正途中に閉院 費用前払い、連絡取れず」
1月13日付の北海道新聞の記事なのですが、ヤフーニュースにも取り上げられたため、ご存知の方もいらっしゃいますでしょうか。
記事を読む限り、フリーペーパーで「特別価格」を銘打ったり、相当低価格な治療費を提示していたようです。
最近日本矯正歯科学会はかなりうるさくこの手の「特別価格」「キャンペーン価格」「クーポン」を出すことを禁じていますし、本当にこの価格でやっていたのであれば、おそらく「矯正歯科専門医院」ではないとは思います。
まだまだ矯正歯科の専門性をご存じない患者さんも多いと思われますが、「日本臨床矯正歯科医会」に所属していたり、「日本矯正歯科学会専門医」の資格を有するような矯正専門医であれば、治療を完遂することにもっと責任感があると僕は信じたいです。
実際にはここで開業していますと、アルバイト医が辞めてしまって行き場所のない患者さんがいらしたり、「ネットの広告をみていったら、矯正の先生はいなかったのでそこでやるのはやめました」というお話を聞くこともしょっちゅう経験します。
「この医院(先生)は、最後まで治療の面倒見てくれるのかしら?」とそちらも心配しないといけないのでは困ってしまいますよね!?
この医院で治療をされていた方の治療がきちんと終了できることをただ祈るのみですが、この手のニュースがネットを経由してあまりにも拡散すると、何万軒もある中のただ一つの医院の失態が、広く矯正歯科治療や歯科医への不信につながりそうで嫌な気分ですが、
一診療所としてできることは、当院の安心感を維持することと肝に銘じて今日も診療に励みたいと思います。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
10/26朝日新聞夕刊に、
「体とこころの通信簿 大人の歯の矯正 状態や機能に基づく診断重要」という記事が出ていました。
東京医科歯科大学の小野先生と、神奈川の福山先生のコメントが紹介されています。
当院にも記事のコピーを用意しておいたのですが、ウェブサイトにも同様の記事がアップされているとの情報を聞き、リンクを貼っておくことにしました。
小野先生は大学院時代の指導教官ですし、福山先生は日本臨床矯正歯科医会等でご一緒することも多く、お二人のコメントを読んでひとりでも多くの方がきちんとした治療に出会えることを祈っております。
さいたま市大宮区 シニックシティ12Fの矯正歯科専門医院 ファミリア歯科矯正院長の大塚です。
昨日、私と副院長の大隈が所属しているスタディグループ・BHOTに、
世田谷区でご開業の高橋 治先生・美哉子歯科衛生士ご夫妻をお招きして、
口腔筋機能療法(MFT)の講習会を行いました。
70名を超える参加者で非常に盛会で、運営をしている身としてはとてもありがたいことです。
当院も、4月入社の小松衛生士と受付2名を含む総勢9名で参加し、勉強してきました。
既に当院は徐々にMFTを導入してきていて、最近ではできるだけ多くの人に少なくとも基礎的な舌の位置と筋トレをしていただけるようにしていっておりますが、
30年にわたりご夫婦で協力して歯科矯正臨床にMFTを取り入れておられる高橋先生のお話には、新たな気づきがたくさんありました。
スタッフも実際に患者さんに指導を行う中で迷うことなどに、多くのヒントを頂いたようで、昨日は休診日とさせていただきご予約などでご迷惑をおかけしましたが、それに見合うだけの成果を得てきたと思っております。
さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
一昨日・2015年1月29日に、大学医局の同門会の講演会・新年会がありました。
講演は日本歯科大学の新井先生が、現代歯科矯正学の祖ともいえる
Edward H Angle 先生の歴史や書かれた教科書を紐解く、興味深い講演をしてくださいました。
とても貴重な教科書をかなりの数お持ちで、矯正学の歴史そのものをお聞きしたかのような内容でした。
その講演の中で演者の新井先生が紹介されていましたが、今月号の
American Journal of Orthodontics & Dentofacial Orthopedics:アメリカ矯正学会誌 は、その設立100周年を記念して、Dr. Angleの写真が表紙を飾っております。
新井先生のお話しでもDr. Angleは弟子も多ければ敵も作る、毀誉褒貶のある人だったようですが、エッジワイズ装置と言う現在の矯正治療の中核を担う装置を考案したこと、おそらく時代が代わってもずっと使われるであろうアングル分類(不正咬合を4種類にわけた)を考案した矯正歯科のスーパーマンであったことは間違いありません。
そしてうれしいことに、今号には2014年PEER REVIEWERS(査読委員)名簿が掲載されていたので、私の名前も名簿に載っていました。(左列の上から2/3くらいのところ、黒●を打ってあるところです。)
仕事の合間にする査読は結構な手間で、期限前に毎日のように送られてくる"reminder e-mail"はちょっとストレスだったりもするのですが、
こうして伝統のAJODOの記念号の、目次ページのすぐ後に名前を載せてもらえたりすると、報われた(?)気持ちになって、If you willing to review this manuscript, please click the link .....(この論文を査読したい場合、こちらのリンクをクリックして・・)
の方を押してしまいます。
話は同門会に戻りますが、当日は、新井先生の講演会に引き続いて同門会新年会も併せて開催され、130名近くの方々が集まり、充実した一日となりました。