16日のブログ記事にありますように、可能な対策をした上で平常診療に近づけております。
今月の終了症例から、「すきっぱを治したい」ということで来院された小学校高学年男児のケースをピックアップします。
No.15V-213
- 11歳
- 男性
- ≫治療前
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下の前歯は、上の前歯の舌側(内側)の歯茎に咬み込んでしまっていました。
- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
- ≫治療中 ステップ1
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第一期治療では咬合挙上板という取り外し式装置にとても良く反応してくれたました。
- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
- ≫治療後
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第二期治療は、そのまま非抜歯で継続することができました。マルチブラケット装置を上の前歯以外のすべての歯に装着し、仕上げを行いましした。治療費はI期・II期治療を併せて、80万円でした。
- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
ちょうど下あごの成長が大きくなるよりも前の時期からI期治療が開始できたため、
II期のマルチブラケット装置による全体的な治療は、スムーズに進みました。
わずかに上下顎の歯並びの前後的なずれが残りそうだったので、DPRという特殊なバネの装置を短期間使用しています。
歯がとても大きい方には当てはまりませんが、前後的(出っ歯)上下的(前歯の重なりが大きい)ずれは、成長期に取り掛かるとこの患者さんのようにスムーズに非抜歯で治療が可能な場合があります。