さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月の終了症例の中から、お一人ピックアップして解説を加えたいと思います。
患者さんは、歯のはえてくるスペース不足を心配して来院された、小学生の女子です。
検査の結果、左下側切歯が先天欠損(生まれつきの不足)していました。
確かに上の歯はスペース不足でしたが、歯のサイズがそれほど大きくありませんでしたので、上にスペースを作っていきました。問題は、上に対して下の歯が一本少ないことなのですが、取り外しのできる機能的矯正装置を併用しながら前後的なズレを解消していくことにしました。
- ≫治療前
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- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
- ≫治療後
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- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
矯正歯科治療により、上下のかみ合わせを全体的に少しずつずらして、下の歯の不足分(通常は一本少ない分、出っ歯になってしまう)を解消されました。
一本生まれつき歯が足りない場合、(1)一本増やす(入れ歯、インプラント、など)か、(2)ほかの部位で計3本減らして上下左右の本数を揃える、が考えられますが、状況によってはこのような治療法も考えられます。
※歯科矯正治療による歯の移動による主なリスク(副作用)としては、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)があります。
※歯を移動する力により、痛みや違和感が出る場合があります。矯正装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎が生じる場合があります。
※装置の装着により歯磨きがしにくくなる部位がありますので、不充分な歯磨きにより、虫歯や歯の変色・歯肉炎や歯周炎が発生することがあります。
※歯を動かし終わった後に、リテーナーの使用不足や歯ぎしりなどの癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合が出現する場合があります。
※その他詳細は「よくある質問」にも記載がありますのでご参照ください。
※治療期間は症例により異なりますが、乳歯の残っているお子さんの治療の場合、第一期治療で12~24か月、経過観察期間後の第二期治療で12~24か月を要することがあります。
※治療費の詳細については、「料金表」をご参照ください。
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