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2018年9月10日

マウスピースの長期使用でかみ合わなくってしまった患者さんの矯正治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月も、終了症例の中から一例詳細を解説したいと思います。

17歳 男性

「小学生の頃から取り外しのできるマウスピース型矯正装置を使ってきたが、治らない。前歯がかめない。」という訴えで当院に転院されてきました。

≫治療前

前歯にはめる、小型の取り外しのマウスピース型矯正装置を、小学生の頃から5~6年以上使っていたそうです。
前歯がかみ合わない「開咬」
八重歯などの凸凹の「叢生」
どこで咬んでよいかわからない「咬合不安定」
奥歯が出てこられない「萌出不全」
空いている隙間に舌を突っ込んでしまう「舌の悪習癖」と、問題が山積みになっていました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

まずはマウスピースの使用を中止していただき、かみ合わせの安定化を図りました。
その後、奥歯がきちんと当たらないのを改善するために、マルチブラケット法による歯の移動を開始しました。
小臼歯を4本抜歯しただけでなく、第二大臼歯も抜歯して、そこに親知らずを入れ替えた部位もあり、患者さんも術者も苦労の多い治療となりました。
かなり長期間マウスピースを使っておられたので、装置に合わせて開咬(前歯が咬み合わない)になって、さらに唇や舌を含めた口まわりの機能がそれに順応してしまっていた(悪いクセがついてしまっていた)ので、舌や唇のそれを取り除くのにも、時間がかかりました。安定した歯の接触を得るにも、このような状況ですと、時間がかかります。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

金子 和生.jpg←のようなプレートの使用を続けていたそうです。「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期だからこそ、装置が「効いてしまって」このような開咬が出てきたと思われます。
このブログでも何度か取り上げたことのある、いわゆる「床(拡大)矯正(装置)」とは若干違うタイプではありましたが、矯正装置(の形をしたもの)を無秩序に長期間使うことの怖さを感じます。
さすがに小学生から高校生まで通院しているのに、改善が認められないということで転院されてきましたが、もしそのままあと数年やっていたら、いったいどんな状態だったのでしょうか。

●「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期であっても、無理な治療法では無理がある。
●「体や骨が柔らかい」「順応性が高い」お子さんの時期だからこそ誤った方向に順応してしまうと、元に戻すのが大変困難になる。
そんな典型例でした。

「どこでどれだけ歯科矯正学の勉強をすれば、矯正歯科医として確かな力量がある」と客観的に判断できるのか、これはそもそも歯医者の世界にいる私たちでも誰も知らないことですから、ましてや一般の方にわかるはずもないことですが、治療期間や目標が不安になったときは、一度立ち止まることも必要なことを知っていただきたく、今月は本症例を取り上げました。

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2017年4月 3日

犬歯で前歯の歯根が吸収されたケースその2

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。今回は先月分の続きとして、もうお一人、犬歯により前歯の吸収が生じた患者さんをご紹介します。

「左上の犬歯が生えていない」と中学校の学校検診で指摘されたので、かかりつけ医でレントゲン検査をしたところ、出てきていない犬歯は斜めになっており、左上の前歯の歯根にぶつかって、これを吸収していることが判明しました。前歯は2本とも重度の吸収をうけていて、保存することが難しい状態であることがわかりました。

No.12V-594

13歳
男性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

左上前歯2本は、抜歯せざるを得ない状況です。開咬(前歯が咬み合わない)の治療をするのには前歯を後ろに下げた方が良いことから、左下は前歯を一本抜歯してスペースを確保するとともに、この抜いた歯を上に持っていくことにしました(移植術)。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

左下の前歯が左上に移植されています。残念ながら、初期虫歯である白斑があちこちにできてしまっていますが、歯並びと咬みあわせがきれいに改善しています。

上の犬歯は通常(十二歳臼歯を除いて)最後にはえてくる歯です。このため、それより前にはえている5本の永久歯ですでに場所がうまってしまっていると、はえる場所が不足するのではみ出していわゆる「八重歯」になります。
そして、外に向かってはみ出て「八重歯」になってくれるならいいのですが、この患者さんや前月の記事の患者さんのように、あらぬ方向を向いてはえてこようとすると、前歯の根を溶かして思わぬトラブルを生み出すことがあるのです。

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2015年12月14日

トレーナーやMFTを併用して非抜歯治療を行った開咬(前歯が咬み合わない)症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
やけに暖かい日が続いたり、あまり師走も師走、あと今年も二週間とは全く実感がありません。 少し遅くなりましたが、今月も終了事例から一例紹介します。

横の歯の開咬(咬み合わない)が強い、上顎前突(出っ歯)の11歳の女性でした。

No.12V-029

舌習癖(ベロのくせ)が開咬(前歯が咬み合わない)の原因と考えました。
最初はT4Kというトレーナーを使用していただき、中学生になってからマルチブラケット法をおこなっています。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

治療途中で、MFT(筋機能訓練)も行いました。小臼歯非抜歯で治療が完了しています。
「舌」というのは巨大な筋肉の塊でとてもパワフルですから、この患者さんでも舌の位置の訓練を重要視しました。トレーナーは各種のものがいろいろな会社から出ていますが、基本的な仕組みや発想はそれほど大きな違いはないと思います。トレーナーの使用により、その後のマルチブラケット法とMFTの進行がスムーズになったと思います。

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2015年10月 9日

治療後3年経過、安定している開咬症例

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。今月は、過去の終了症例の方の終了後3年経過を掲載したいと思います。

No.11V-131

開咬(前歯がかみ合わない)と上顎前突(出っ歯)の患者さん、開始時15歳の女性です。です。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
上顎の第二大臼歯(7番目)と親不知(8番)を入れ替えることにより、スペースを確保しながら咬みあわせを深くするように治療を行いました。
≫治療終了時
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

マルチブラケット装置を撤去したところです。上下の前歯がきれいに並び、しっかりと上下で当たるようになっているいことがわかります。

≫保定3年経過時
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

マルチブラケットによる治療が終了して約3年が経過しました。現在は夜間のみリテーナーを使用していますが、とても安定しています。

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ファミリア歯科矯正
院長・歯学博士 大塚 亮

院長・歯学博士 大塚 亮

大宮区(さいたま市)の歯医者・矯正歯科ならファミリア歯科矯正にお任せください。当院では、「美しい歯並び」と「健康な噛み合わせ」をすべての患者さんに提供するために日々努力しています。

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