さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
春休みに多くの治療申し込みを頂戴したため、診断・治療方針立案に追われる毎日ですが、休診日にも勉強会、講演会が数多くありまして多忙にしております。
カスタムメイド・マウスピース矯正装置のデファクトスタンダートとなりつつあるインビザライン・Invisalignに関するものとして、東京医科歯科大学矯正科の同門である窪田先生の勉強会。
インビザラインは急速に普及しているのと、製品・コンピューターシュミレーションのどちらもがどんどん改良されています。まだまだマルチブラケットでやるのが最も安心とは考えておりますが、光学スキャナの導入もしましたし、この方法に偏見があるわけではありません。
同じ週の木曜日に、目黒で藤山先生(京都で開業)のインビザライン・Invisalignの勉強会にも参加しましたが、黎明期から真摯に取り組んでいる先生方のアイデアをいろいろと伺う機会になりました。
ただまだ全く「王道」が決まっていない未知の道具であることは間違いなく、慎重にケースを選びながらお勧めしていきたいと思っています。
さいたま市の若手(40代を若手とするかはともかく)の合同講演会では、埼玉医大の川越医療センターの耳鼻科・野村先生のお話をうかがいました。
野村先生は、新潟大学の口腔外科の医局でご活躍であったにもかかわらず、ダブルライセンスを取るために医学部に学士編入をされたそうです。
口腔と耳鼻咽喉という隣接していながらも、医療の分野としては歯科医師と医師の明確な境界がある分野の共通項と差をいろいろと教えていただきました。
そして今週木曜日は、広島県福山市で開業されている小川晴也先生が、3時間もの長時間にわたって、単独で講演されるという話を聞きつけ、出かけていきました。
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「聞きつけ」ってどういうことだろう?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もともとは東京歯科大学矯正科出身の女性ドクターが中心となって運営されている勉強会ということで、僕には縁もゆかりもないわけですが、Facebookの小川先生のコメントをみて、(無理やり?)誘っていただいた次第です。(笑)
小川先生は、Dr. Alxanderというアメリカの矯正歯科の大家が主催するスタディグループでも中心的な役割を果たされ、開業医でありながら、精力的に症例発表や論文を書かれている先生です。
今回の10年、20年の長期間安定するためには、どういう治療をしなければいけないのか、という講演は、これまでにも断片的にお話を伺ったり、書籍で勉強していたことが、精緻なデータや症例写真、まとめの何百枚ものスライドとともに一気にお聞きすることによって、クリアになった素晴らしいものでした。
様々な経験豊富な先生方の講演を聴いたり、お話をさせていただくと、自分の経験と照らし合わせて一致したりそうでなかったりするわけですが、今回はいくつもそうか、そういうことか、と「腑に落ちた」ことがいくつもあり、なかなかに厳しい4月のスケジュールでしたが、参加の甲斐があるものばかりでした。