さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
あけましておめでとうございます。私は年末風邪をひいて、お正月は期せずして寝正月になってしまいました・・・が、おかげさまで休養は充分です。
当院は昨日から平常診療です。本年も当ブログともどもよろしくお願いします。
今月も終了事例を解説する記事をアップしたいと思います。
今月ご紹介するのは、右上の奥歯(十二歳臼歯)が抜歯で無くなったところに、その後ろの親知らずを移動できないか?ということで、かかりつけの先生からご紹介を受けてご相談にいらっしゃった成人女性の方です。
ご要望の通り親知らずのみ移動することも不可能ではありません。しかし前歯に強い叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)があって、さらにはそのでこぼこにより歯周病の問題が悪化している可能性や、倒れている奥歯がたくさんあるなど、ただ親しらずを手前に寄せるだけで時間や費用を使うのはもったいない、とお話をしたところ、全体の矯正を行うことになりました。
No.11V-190
- 主な症状:
- 過蓋咬合
- その他の症状:
- 叢生
- 年齢:
- 31歳
- 性別:
- 女性
- ≫治療前
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- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
- ≫治療後
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- 上顎
- 下顎
- 前歯の関係など
- 右側
- 正面
- 左側
歯並びと咬合を整えるのに追加の抜歯が必要でした。また歯周病専門医(大成・林先生)にもご協力を仰いで、歯周病の治療も並行して行わないといけない難しい治療でした。
しかし患者さんにもご努力をいただき、治療後には、八重歯になっていた犬歯も歯ぐきの中にしっかりと戻されて、また治療前には見えなかった下の前歯がきちんと正面から見えるように上下の前歯が整い、また奥歯も整直して上下がしっかりかみ合ってます。
患者さんご自身の感覚としても歯磨きがしやすくなったそうで、歯周病も改善して歯ぐきの色も良くなりました。「あの時矯正治療の相談を受けるよう言ってくれた先生にも、全体の矯正治療を勧めてくれた先生にも感謝してます!」と大変喜んでいただきました。