さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
少し前の記事ですが、NHK onlineに
アメリカ 歯科医療の危機という記事があります。
歯科に限らず、「医療先進国 アメリカ」というのは、「高額な医療費も払える富裕層」に限定される話であることは大分知られるようになってきました。
オバマさんの政策により、低所得者の医療には改善が見られるのかもしれませんが、基本的に日本ほど歯科治療が健康保険でカバーされていることは珍しいですから、歯科に関してはこのリンク先の記事の状況は、改善していないと思います。
ひるがえって日本の状況ですが、日本の皆保険は、その制度があって当然という認識だと思います。しかし、歯科の治療であっても、基本的な内容はすべて保険がカバーしてくれていることの意味をもっと考えないといけない時代になってきています。
「歯科医師会」、先日も組織内候補に対する政治献金の問題がニュースになっていましたが、そのようなニュースでイメージされる単なる既得権益集団ではありません。
各種の検診や学校歯科への参画、学術・・・大宮歯科医師会の場合は衛生士学校での衛生士養成、、など公益的な役割を様々果たしています。
そして、上記のような歯科の健康保険制度の維持や運営にも、数多くの歯科医師会「会員」が、歯科医療サイドの代表として、様々な仕事をしているのです。
開業しても会員にならない先生も多くなっているのですが、実際に行政と協力したり、この国の社会保険制度の維持に歯科医師会が果たしている役割、もちろんここ大宮では大宮歯科医師会の会員の先生が果たしている公的な役割、それらが少しでも市民の方に認知されて評価されることを望んでいます。
話がそれましたが、少子高齢化の中、限られた資源資金は有効に使わないといけません。アメリカの高度な医療を日本でも~というのは一面正しいのですが、アメリカの表と裏や格差が大きいことは念頭において論議していかないといけないと感じます。