さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
DeNAの運営サイトの閉鎖問題がニュースを賑わせていますが、仮にもプロ野球球団を経営する東証一部上場企業のやることだろうか、と暗い気持ちになります。
とにかく検索上位に来ないと意味がない、PVが稼げないと意味がない、
インターネット事業とはそういうものだと言ってしまえばそれまでなのですが、さすがに酷すぎるなという感想です。
スポーツ関係の記事などでも、タイトルに魅かれて読んでみたら、「まあ適当に書いてあるなあ」とかどこかのスポーツ誌で読んだことがあるような?ということはままありますが、今回はそういう実害のない分野だけでなく医療などの記事にまで及んでいるとのこと。
記事を寄せ集めて配信するだけのYahoo!ニュースが今や新聞社よりも立場が上だ、などの話も聞くようになってきましたが、ちゃんと取材能力・編集能力のあるメディアがきちんと存続できることが社会全体にとってとても重要なことと思います。
いつも書いていますが、矯正治療の情報も、ネット上では本当にいろいろです。
矯正治療自体が、「標準治療」というこうやれば一定の結果はでますよ、とうきっちりとした指標のないものなのでやむをえない面もあるのですが、いまだに賛否両論ある部分がたくさんあります。
未だに「床矯正」など大昔からある装置に「矯正」がついて一人歩きしたり、「セラミック矯正」と銘打ってただ歯を思いっきり位削ってかぶせるドクターが未だいたり。
矯正歯科治療のバックボーンがあるのかわからないような人がDiamond だ Pratinum だと数を誇っていたり。
どんな治療も患者さんが満足するならそれもいいですが、拡げたものが戻ってしまった、削ったけど歯ぐきのラインが合わなかった、だからやり直しすなら矯正治療の専門医へ・・・と当院へ来られる患者さんとお話をしていると、「情報」というものの大切さを痛感します。
だからといって「最新」「最先端」「ナンバーワン」をちりばめても、前記したような治療を宣伝しているサイトと何ら変わりがなくなってしまいます。(そもそも厚生労働省や学会のガイドラインでは、「一番」など根拠のないことを宣伝してはいけない、となっていますが。)
そこで考えたのが、本来「黙々と、粛々と治療実績を蓄積していく」矯正医の様子を、一部ネットで垣間見ていただければ、というのが当院のウェブサイトのコンセプトです。
治療終了事例を毎月10前後アップしていくのにはそれ相応の苦労がありますが、そうそうほかではマネできないことをしていれば、それが最良の情報提供になるのかな、と考えています。
前院長・保母の時代から拝見してきた患者さんの総数から考えれば、まだまだ少ないかもしれませんが、500症例を超える患者さんにご協力を頂けていることにも感謝です。