さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
オミクロン株の感染拡大に伴い、PCR陽性・濃厚接触・学級閉鎖・自宅待機等の方も増えております。当院でも、スタッフやその家族の検査結果待ちなどがあれば、念のため出勤を見合わせるなどの対応をとりますので、予約通りの診療ができないこともあるかもしれませんが、このような状況ですので、ご容赦ください。また患者さんの予約変更・キャンセルについても、治療契約期間等には影響しませんので、躊躇せず予約をご変更くださって構いません。
さて、本日の記事では、過去症例から親知らずを有効活用した過去のケースを紹介しようと思います。
No.14V-086
- 25歳
- 性別:
- 男性
- 抜歯部位
- 下:
- 6|8
- 主な使用装置:
- FEA
- 治療にかかった費用:
- 82万円
- ≫治療前
-
- ≫治療後
-
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
長い長いブログタイトルがついておりますが、今月の終了症例から一例解説します。
No.11V-395
- 8歳
- 男性
- ≫治療前
-
小学生の時に初診来院されたときは、下顎前突・反対咬合(受け口)でした。リンガルアーチで後ろから前歯を押し出したり、リップバンパーで下の奥歯を後ろに起こしたりして、反対咬合改善しました。その後生え代わりや成長観察をしていました。
- ≫治療中 ステップ1
-
左上犬歯以外の永久歯がはえそろったため、再検査を行って、第二期治療の方針を立案しました。左上犬歯は、一期終了時の検査から位置不良があったため心配していましたが、結局、犬歯の一本後ろにあるべき第一小臼歯の真上に位置したまま、出てくることはありませんでした。
埋まったままの犬歯を諦めて抜歯する・4番目の第一小臼歯を手前に持ってきて、本来3番目の犬歯を4番目の場所に引っ張り出す、などのオプションも考えられましたが、犬歯を引っ張り出して、正常な位置へ移動する方針を選択しました。
- ≫治療後
-
結果として、正常な位置への移動を行うことができました。引っ張り出した犬歯は、根の湾曲があることがレントゲン上わかりますが、大きな揺れや歯茎が下がることもなく、正常に機能しています。
レントゲン写真の拡大を下に掲載します。犬歯は相当な移動量だったため、歯根の一部の吸収や、頬側(外側)の骨が薄い部分があることを、CTで確認しております。ただ、犬歯の不足を補う(インプラントやブリッジ)場合の破損や外れるリスク、犬歯と第一小臼歯が逆転して並んでいる場合のかみ合わせの問題に比べると、まずは正常な位置へ移動した犬歯を利用できた今回の治療が良い選択であったのではないかと思っています。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
終了症例の事例集から一例紹介しますが、
コロナウィルス関連の記事をトップに持ってきているため、実際の投稿日時と相違がありますことをご了承ください。
かなりポピュラーになってきた「カスタムメードのマウスピース」の一種、アラインテクノロジー社のインビザラインを使用して治療した成人女性を治療しました。
インビザラインをはじめとするマウスピース型の矯正は、トラブルが非常に増えているらしく、「薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。」との記載をすることが求められております。
当院も光学スキャナ iTero elementを2年前に導入し、ケースを選びながらではありますが徐々にインビザラインを適応しています。本ケースは反対咬合(受け口)と空隙歯列(すきっ歯)の組み合わせで、インビザラインが適応可能と判断しました。
No.16V-424
- 成人女性
- ≫治療前
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- ≫治療中 ステップ1
-
- ≫治療後
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さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
2014年11月に、「多くの乳歯がダメになってしまっている小児の受け口」というブログを書いたのですが、その患者さんの第二期治療が終了したので記事を追記の上再掲したいと思います。
- 初診時年齢:8歳
- 男性
- ≫治療前
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- ≫治療中 ステップ1
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- ≫治療後
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乳歯は、いずれ抜けるといっても、「その後に生えてくる永久歯の場所を確保しておく」「上下のかみ合わせを支える柱」という重要な役割があります。この患者さんのように、虫歯等で歯がダメになったり、歯の頭の部分が崩壊してしまったりすると、この役目を果たせなくなるのです。
校医として小学校に歯科検診に行くと、カリエスフリー:全く虫歯がない がかなりの数いる一方で、たまにこの患者さんのように乳歯の虫歯が放置されてかみ合わせが崩れかけているお子さんがいます。「どうせそのうち抜ける子供の歯」と侮ることなく、そしてもしもダメにしてしまったらすぐ対処をしていただきたいと思います。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
現在春休み中ですが、大変多くの初診相談と、その後の精密検査の申し込みをいただいていて、予約がとりずらい状況です。申し訳ありません。
複数名のドクターと、常勤非常勤合わせて7名の歯科衛生士で頑張っておりますので、予約時間帯等少しでもご協力いただければと思います。
現在受付を長年支えてくれていた阿久井が、今春より衛生士資格取得を目指して通学するため、非常勤になっております。受付の処理に時間がかかることもあると思いますが、こちらも何卒ご容赦ください。
さて今月も症例検索システムに症例を追加しました。
さらにこのブログでも何度か触れた、厚労省がウェブサイトの広告規制の一環としていわゆる[before-after]の写真掲載を禁止しようとしていることから、検索結果画面等に。矯正治療の副作用や期間等の注意書きを掲載することにしました。
スマホなどですと一部見にくい可能性もありますが、国のガイドラインを守るためなので、ご容赦ください。(謝ってばっかりですね (><;))
ガイドラインは美容整形などのbefore-afterなどを想定しているようですので、矯正が同じ扱いを受けることは
とてもとても不本意なのですが、一部宣伝過剰な医院等もあるようですので、ガイドラインの運用が固まるまではこの形(もしくはもっと細かなことまで?)にしておく予定です。
さて今月は、下記の症例を詳しく解説しました。
No.14V-648
- 33歳
- 男性
- ≫治療前
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- ≫治療中
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- ≫治療後
-
当初希望の装置ではお引き受けできなかったのですが、当院のあるソニックシティビル14階の本多先生にもご協力をいただいて、かなり不良な形であった第二大臼歯のやり替えも矯正治療で空隙に余裕のあるときにできましたので、タイミングの良い治療ができたと思います。
矯正治療には歯根吸収、歯肉退縮、虫歯ができやすくなるなどの副作用の恐れもあり、この患者さんの治療結果はあくまで「この患者さんのみ」の固有のものですが、本患者さんについては上記副作用は認められませんでした。
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月は、終了症例の中から前歯の真ん中が空いてしまう「正中離開」(せいちゅうりかい)の治療をした患者さんを紹介します。
正中離開の原因としては、
(1)前歯の間に過剰な歯がある
(2)上唇小帯(くちびると歯ぐきをつなぐ筋が太い、歯ぐきの中まで入り込んでしまっている
(3)前歯のサイズが小さい
などが挙げられますが、今回の患者さんは、(1)の過剰な歯が原因です。
※歯科矯正治療による歯の移動による主なリスク(副作用)としては、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)があります。
※歯を移動する力により、痛みや違和感が出る場合があります。矯正装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎が生じる場合があります。
※装置の装着により歯磨きがしにくくなる部位がありますので、不充分な歯磨きにより、虫歯や歯の変色・歯肉炎や歯周炎が発生することがあります。
※歯を動かし終わった後に、リテーナーの使用不足や歯ぎしりなどの癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合が出現する場合があります。
※その他詳細は「よくある質問」にも記載がありますのでご参照ください。
※治療期間は症例により異なりますが、乳歯の残っているお子さんの治療の場合、第一期治療で12~24か月、経過観察期間後の第二期治療で12~24か月を要することがあります。
※治療費の詳細については、「料金表」をご参照ください。
無断複製お断りします Familia orthodontics all rights reserved
さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。最近更新が滞りがちですいません。
今月の終了症例一覧から、今回は治療開始前9歳の男子の反対咬合(受け口)の治療例を解説します。
- ≫治療前
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- 上顎
- 下顎
-
- ≫治療中 ステップ1
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- ≫治療後
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下顎前突・反対咬合(受け口)は、骨格的な原因がどのくらいあるのか、成長があっても大丈夫か、など注意しないといけないポイントがいくつかあります。乳歯の時期に治してしまったらあとはまったく問題ない、ということも多々ありますが、そうでないこともしばしばありますので、あまり安直に治療方法を決めないことが重要だったりします。
※歯科矯正治療による歯の移動による主なリスク(副作用)としては、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)があります。
※歯を移動する力により、痛みや違和感が出る場合があります。矯正装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎が生じる場合があります。
※装置の装着により歯磨きがしにくくなる部位がありますので、不充分な歯磨きにより、虫歯や歯の変色・歯肉炎や歯周炎が発生することがあります。
※歯を動かし終わった後に、リテーナーの使用不足や歯ぎしりなどの癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合が出現する場合があります。
※その他詳細は「よくある質問」にも記載がありますのでご参照ください。
※治療期間は症例により異なりますが、乳歯の残っているお子さんの治療の場合、第一期治療で12~24か月、経過観察期間後の第二期治療で12~24か月を要することがあります。
※治療費の詳細については、「料金表」をご参照ください。
無断複製お断りします Familia orthodontics all rights reserved
さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今日は晴天ですが、急に寒くなりましたので、皆様体調にお気をつけください。
もう師走です。今月も終了事例を解説する記事をアップしたいと思います。
今月ピックアップしたのは、前歯の一部が逆さであったり、切端咬合(上下の先端同士がぶつかってしまう状態)の、高校生の女性です。
受け口を小学生~中学生にかけて他院で矯正治療を行ったそうです。しかし、前回の治療の終了後、かみ合わせがずれてきたそうです。
当院で治療をやり直すと費用の面ではほぼ一からかかってしまいますので、前医院への受診もおすすめしたのですが、最終的に口元を引っ込めながら治療をしたい、矯正専門医で治療したい、ということで当院で治療をご希望になりました。
No.12V-486
- 主な症状:
- 反対咬合
- その他の症状:
- 開咬
- 年齢:
- 18歳
- 性別:
- 女性
- ≫治療前
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- ≫治療中 ステップ1
-
- ≫治療後
-
上下左右から小臼歯を一本ずつ抜歯して、1年半強マルチブラケット治療を行いました。右側の上下の歯がかみあっていなかった部分なども緊密に咬みこんでいます。
こちらの患者さんの初回の治療がどのようなものだったか詳細は不明です。しかし成長期の下顎前突・受け口傾向のある患者さんは、一旦かみ合わせと歯並びを整え終わっても、その後に下あごの伸びが続くと、ずれが再発することがあります。
受け口の治療では、下あごの伸びが収まる時期を見極めることが大切です。