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2022年2月 5日

右下の神経のない奥歯を抜いて、親知らずをはやしたケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

オミクロン株の感染拡大に伴い、PCR陽性・濃厚接触・学級閉鎖・自宅待機等の方も増えております。当院でも、スタッフやその家族の検査結果待ちなどがあれば、念のため出勤を見合わせるなどの対応をとりますので、予約通りの診療ができないこともあるかもしれませんが、このような状況ですので、ご容赦ください。また患者さんの予約変更・キャンセルについても、治療契約期間等には影響しませんので、躊躇せず予約をご変更くださって構いません。

さて、本日の記事では、過去症例から親知らずを有効活用した過去のケースを紹介しようと思います。

No.14V-086

25歳
性別:
男性

抜歯部位
下:
6|8

主な使用装置:
FEA
治療にかかった費用:
82万円

でこぼこを治したいとのことで来院された成人男性です。叢生(でこぼこ)のマルチブラケット装置による治療です。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

下の親知らずを左右抜歯する方法と、右下は神経の無い第一大臼歯(黄〇)を抜歯する方法のうち、第一大臼歯を抜いて親知らず(赤〇)を使う方法を選択されました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

右下で奥歯の入れ替えを行いましたので、治療後には赤丸で囲んだ親知らずが直立して、かみ合わせに参加しています。受け口気味ででこぼこだった前歯もきれいに改善しています。
治療の難易度、期間は増えますが、神経の無い歯を選んで抜くのも一法です。こちらの患者さんは、3年半の動的治療期間、40回を超える来院が必要でした。

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2020年10月 2日

小学生の時に反対咬合(受け口)を、第二期では左上犬歯の埋伏・移転歯を治療したケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

長い長いブログタイトルがついておりますが、今月の終了症例から一例解説します。

No.11V-395

8歳
男性

第一期治療で受け口を治し、経過観察後の第二期治療では、犬歯の埋伏・移転歯を正常な位置まで移動させた患者さんです。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

小学生の時に初診来院されたときは、下顎前突・反対咬合(受け口)でした。リンガルアーチで後ろから前歯を押し出したり、リップバンパーで下の奥歯を後ろに起こしたりして、反対咬合改善しました。その後生え代わりや成長観察をしていました。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

左上犬歯以外の永久歯がはえそろったため、再検査を行って、第二期治療の方針を立案しました。左上犬歯は、一期終了時の検査から位置不良があったため心配していましたが、結局、犬歯の一本後ろにあるべき第一小臼歯の真上に位置したまま、出てくることはありませんでした。
埋まったままの犬歯を諦めて抜歯する・4番目の第一小臼歯を手前に持ってきて、本来3番目の犬歯を4番目の場所に引っ張り出す、などのオプションも考えられましたが、犬歯を引っ張り出して、正常な位置へ移動する方針を選択しました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

結果として、正常な位置への移動を行うことができました。引っ張り出した犬歯は、根の湾曲があることがレントゲン上わかりますが、大きな揺れや歯茎が下がることもなく、正常に機能しています。

レントゲン写真の拡大を下に掲載します。犬歯は相当な移動量だったため、歯根の一部の吸収や、頬側(外側)の骨が薄い部分があることを、CTで確認しております。ただ、犬歯の不足を補う(インプラントやブリッジ)場合の破損や外れるリスク、犬歯と第一小臼歯が逆転して並んでいる場合のかみ合わせの問題に比べると、まずは正常な位置へ移動した犬歯を利用できた今回の治療が良い選択であったのではないかと思っています。

内堀 慎也_2016_09_24_001.jpg 内堀 慎也_2020_06_08_001.jpg
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2020年3月 1日

カスタムメードのマウスピースによる矯正治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

終了症例の事例集から一例紹介しますが、コロナウィルス関連の記事をトップに持ってきているため、実際の投稿日時と相違がありますことをご了承ください。

かなりポピュラーになってきた「カスタムメードのマウスピース」の一種、アラインテクノロジー社のインビザラインを使用して治療した成人女性を治療しました。
インビザラインをはじめとするマウスピース型の矯正は、トラブルが非常に増えているらしく、「薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。」との記載をすることが求められております。

当院も光学スキャナ iTero elementを2年前に導入し、ケースを選びながらではありますが徐々にインビザラインを適応しています。本ケースは反対咬合(受け口)と空隙歯列(すきっ歯)の組み合わせで、インビザラインが適応可能と判断しました。


No.16V-424

成人女性

カスタムメードのマウスピースの一種インビザライン(薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。)で治療を行いました。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 修復・補綴(治療をしてある)歯が多数あります。下の前歯が前方に突出し、反対咬合(受け口)になって、さらに空隙歯列弓(すきっ歯)の状態です。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 前歯の被蓋(前後関係)が、上が前・下が後ろの正常な状態になりました。側方歯(横の歯、犬歯より後ろ)はまだかみ合っておらず、ここからがインビザラインは期間が長めに必要な場合がある印象です。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 反対咬合(受け口)・空隙歯列弓(すきっ歯)ともきれいに改善しました。治療期間は2年半、マルチブラケット装置(金具)よりは少し長くかかっているかもしれません。治療費は90万円です。

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2019年2月 1日

多くの乳歯がダメになってしまっている小児の受け口、二期治療終了

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

2014年11月に、「多くの乳歯がダメになってしまっている小児の受け口」というブログを書いたのですが、その患者さんの第二期治療が終了したので記事を追記の上再掲したいと思います。

初診時年齢:8歳
男性

たくさんの乳歯が早期脱落(早くになくなってしまうこと)している、反対咬合(受け口)の小学生低学年男子でした。

≫治療前

多数の歯が、虫歯で「残根」(歯の頭の部分が全てダメになってしまった)状態です。特に下の奥歯(特に左側)で、大事な第一大臼歯が、なくなった乳臼歯(子供の奥歯)の所へ倒れこみ始めています。前歯の受け口だけでなく、奥歯のかみ合わせも大きく乱れ始めていた、と言えます。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療中 ステップ1

一期治療として、倒れている歯を起こしたり、残根(根だけ残って残りはなくなってしまった状態)の歯を抜いたりしました。装置の破損等が多く大変苦労しましたが、できるだけ正常な場所に永久歯を移動しました。
移動した歯は、押さえておかないとまた倒れたり移動してしまったりします。それを防ぐために下の内側にリンガルアーチ、右上の奥歯にバンドループというつっかえ棒の役割をする装置を入れて、残りの永久歯がはえてくる場所をしっかり確保しました。この状態で成長の終了と奥歯がはえてくるのを待ちました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

成長が落ち着くまで経過観察してから、マルチブラケット装置により第二期治療を行い、治療を完了しました。生まれつき少ない下の前歯一本を除いて、全ての歯がきれいに排列されて、かみ合わせに参加できました。
残念ながら度重なるブラッシング指導にもかかわらず、衛生状態が改善しなかった場所にホワイトスポット(初期の虫歯で止まった状態、白濁)が多数見られます。もしも管理せず初診のままだったら、どのような状態になっていたかと思えば、、、ではあるのですが、矯正歯科医としては大きな反省点です。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

乳歯は、いずれ抜けるといっても、「その後に生えてくる永久歯の場所を確保しておく」「上下のかみ合わせを支える柱」という重要な役割があります。この患者さんのように、虫歯等で歯がダメになったり、歯の頭の部分が崩壊してしまったりすると、この役目を果たせなくなるのです。
校医として小学校に歯科検診に行くと、カリエスフリー:全く虫歯がない がかなりの数いる一方で、たまにこの患者さんのように乳歯の虫歯が放置されてかみ合わせが崩れかけているお子さんがいます。「どうせそのうち抜ける子供の歯」と侮ることなく、そしてもしもダメにしてしまったらすぐ対処をしていただきたいと思います。

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2018年4月 6日

受け口を治すときに、奥歯のクラウンも入れ替えた成人男性ケース

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

現在春休み中ですが、大変多くの初診相談と、その後の精密検査の申し込みをいただいていて、予約がとりずらい状況です。申し訳ありません。
複数名のドクターと、常勤非常勤合わせて7名の歯科衛生士で頑張っておりますので、予約時間帯等少しでもご協力いただければと思います。

現在受付を長年支えてくれていた阿久井が、今春より衛生士資格取得を目指して通学するため、非常勤になっております。受付の処理に時間がかかることもあると思いますが、こちらも何卒ご容赦ください。

さて今月も症例検索システムに症例を追加しました。
さらにこのブログでも何度か触れた、厚労省がウェブサイトの広告規制の一環としていわゆる[before-after]の写真掲載を禁止しようとしていることから、検索結果画面等に。矯正治療の副作用や期間等の注意書きを掲載することにしました。
スマホなどですと一部見にくい可能性もありますが、国のガイドラインを守るためなので、ご容赦ください。(謝ってばっかりですね (><;))
ガイドラインは美容整形などのbefore-afterなどを想定しているようですので、矯正が同じ扱いを受けることはとてもとても不本意なのですが、一部宣伝過剰な医院等もあるようですので、ガイドラインの運用が固まるまではこの形(もしくはもっと細かなことまで?)にしておく予定です。

さて今月は、下記の症例を詳しく解説しました。

No.14V-648

33歳
男性

受け口の治療をしたい、というご希望で来院された成人男性です。

≫治療前

前歯3本が内側に入ってしまっている、叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)と反対咬合(受け口)の複合した状態でした。
前歯以外では、下の第二大臼歯(一番後ろの歯)が左右ともメタルクラウン(金属の被せ物)が入っていますが、左右とも非常に薄くペラペラの冠でした。かみ合わせがキツイため、このような形でしか治せなかったのかもしれません。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療中

カスタムメイド・マウスピース型矯正装置である「インビザライン」をご希望でしたが、マルチブラケット法にて治療をさせいただきました。受け口だった前歯が乗り越えるところで、奥歯のクラウンもやり替えをおこなって、かみ合わせも矯正治療中に治すことにしました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後

前歯がきちんと咬むときに合わせてメタルクラウン(金属の被せ物)も治療をしたので、治療後には正常な厚みと形態のクラウンに置き換えることができました。高知の装着期間は2年半となりましたが、前歯でしっかりと物を食べられるようになった、凸凹でコンプレックスだったのも解消された、ということで喜んでいただきました。

  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

当初希望の装置ではお引き受けできなかったのですが、当院のあるソニックシティビル14階の本多先生にもご協力をいただいて、かなり不良な形であった第二大臼歯のやり替えも矯正治療で空隙に余裕のあるときにできましたので、タイミングの良い治療ができたと思います。
矯正治療には歯根吸収、歯肉退縮、虫歯ができやすくなるなどの副作用の恐れもあり、この患者さんの治療結果はあくまで「この患者さんのみ」の固有のものですが、本患者さんについては上記副作用は認められませんでした。

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2017年2月17日

正中離開(前歯の隙間)の原因と治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。
今月は、終了症例の中から前歯の真ん中が空いてしまう「正中離開」(せいちゅうりかい)の治療をした患者さんを紹介します。
正中離開の原因としては、
(1)前歯の間に過剰な歯がある
(2)上唇小帯(くちびると歯ぐきをつなぐ筋が太い、歯ぐきの中まで入り込んでしまっている
(3)前歯のサイズが小さい
などが挙げられますが、今回の患者さんは、(1)の過剰な歯が原因です。

年齢:
14歳
性別:
男性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 上の真ん中にできる過剰な歯は、埋まっていたり上(鼻)の方向を向いている(逆生過剰埋伏歯)ことも多いのですが、こちらの患者さんは1本だけ下を向いて生えていました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 咬みあわせ全体としては、受け口の傾向がありました。過剰歯を抜歯した隙間を閉じながら奥歯のずれを無くしていき、受け口傾向についても同時に改善を行いました。

※歯科矯正治療による歯の移動による主なリスク(副作用)としては、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)があります。
※歯を移動する力により、痛みや違和感が出る場合があります。矯正装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎が生じる場合があります。
※装置の装着により歯磨きがしにくくなる部位がありますので、不充分な歯磨きにより、虫歯や歯の変色・歯肉炎や歯周炎が発生することがあります。
※歯を動かし終わった後に、リテーナーの使用不足や歯ぎしりなどの癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合が出現する場合があります。
※その他詳細は「よくある質問」にも記載がありますのでご参照ください。
※治療期間は症例により異なりますが、乳歯の残っているお子さんの治療の場合、第一期治療で12~24か月、経過観察期間後の第二期治療で12~24か月を要することがあります。
※治療費の詳細については、「料金表」をご参照ください。

無断複製お断りします Familia orthodontics all rights reserved

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2016年2月16日

成長期に治療した受け口の治療

さいたま市大宮区 ソニックシティ12F 矯正歯科専門のファミリア歯科矯正 院長の大塚です。最近更新が滞りがちですいません。

今月の終了症例一覧から、今回は治療開始前9歳の男子の反対咬合(受け口)の治療例を解説します。

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  •  
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 前歯が完全に反対咬合(受け口)になってしまっています。また上あごが狭いため、側切歯(2番目の前歯)のはえてくる場所も不足しています。

≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • この写真の状態まで改善したところで第一期治療を終えました。おおまかに言って、成長のピーク=身長の伸びのピーク=下アゴの伸びのピークですので、この後また下アゴが伸びて反対咬合になってこないか見極めが重要です。中学入学後もしばらく経過観察していました。

≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
  • 15歳になる少し前に再検査し、第二期治療を開始しました。写真のようにとてもきれいになりました。

下顎前突・反対咬合(受け口)は、骨格的な原因がどのくらいあるのか、成長があっても大丈夫か、など注意しないといけないポイントがいくつかあります。乳歯の時期に治してしまったらあとはまったく問題ない、ということも多々ありますが、そうでないこともしばしばありますので、あまり安直に治療方法を決めないことが重要だったりします。

※歯科矯正治療による歯の移動による主なリスク(副作用)としては、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)があります。
※歯を移動する力により、痛みや違和感が出る場合があります。矯正装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎が生じる場合があります。
※装置の装着により歯磨きがしにくくなる部位がありますので、不充分な歯磨きにより、虫歯や歯の変色・歯肉炎や歯周炎が発生することがあります。
※歯を動かし終わった後に、リテーナーの使用不足や歯ぎしりなどの癖の影響で、後戻りや新たな不正咬合が出現する場合があります。
※その他詳細は「よくある質問」にも記載がありますのでご参照ください。
※治療期間は症例により異なりますが、乳歯の残っているお子さんの治療の場合、第一期治療で12~24か月、経過観察期間後の第二期治療で12~24か月を要することがあります。
※治療費の詳細については、「料金表」をご参照ください。

無断複製お断りします Familia orthodontics all rights reserved

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2014年12月 2日

受け口の再(?)治療例

さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

今日は晴天ですが、急に寒くなりましたので、皆様体調にお気をつけください。
もう師走です。今月も終了事例を解説する記事をアップしたいと思います。

今月ピックアップしたのは、前歯の一部が逆さであったり、切端咬合(上下の先端同士がぶつかってしまう状態)の、高校生の女性です。
受け口を小学生~中学生にかけて他院で矯正治療を行ったそうです。しかし、前回の治療の終了後、かみ合わせがずれてきたそうです。
当院で治療をやり直すと費用の面ではほぼ一からかかってしまいますので、前医院への受診もおすすめしたのですが、最終的に口元を引っ込めながら治療をしたい、矯正専門医で治療したい、ということで当院で治療をご希望になりました。

No.12V-486

主な症状:
反対咬合
その他の症状:
開咬
年齢:
18歳
性別:
女性

≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

上下左右から小臼歯を一本ずつ抜歯して、1年半強マルチブラケット治療を行いました。右側の上下の歯がかみあっていなかった部分なども緊密に咬みこんでいます。
こちらの患者さんの初回の治療がどのようなものだったか詳細は不明です。しかし成長期の下顎前突・受け口傾向のある患者さんは、一旦かみ合わせと歯並びを整え終わっても、その後に下あごの伸びが続くと、ずれが再発することがあります。
受け口の治療では、下あごの伸びが収まる時期を見極めることが大切です。

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ファミリア歯科矯正
院長・歯学博士 大塚 亮

院長・歯学博士 大塚 亮

大宮区(さいたま市)の歯医者・矯正歯科ならファミリア歯科矯正にお任せください。当院では、「美しい歯並び」と「健康な噛み合わせ」をすべての患者さんに提供するために日々努力しています。

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