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2014年12月 1日
ファミリア歯科矯正は、新しい仲間を募集します
2014年9月 4日
歯科衛生士 刑部
【経歴】
歯科衛生士12年目(2024年4月現在)
大宮歯科衛生士学校を卒業以来、ファミリア歯科矯正で勤務しています。
現在子育て中のため、出勤時間を減らして勤務しております。
【好きな言葉】
継続は力なり
【仕事に対するモットー】
治療中患者さんが少しでも不安や恐怖心を感じないよう、どのような治療をするかなど常に声がけをするよう心がけています。
また患者さんが気軽に質問できるよう"何かご不明な点ございますか?"などと自分から積極的に問いかけるよう意識しています。また常に患者さんの表情や動作を確認しながら患者さんが我慢していないか観察しながら患者さんの立場にたって仕事をするよう心がけています。
【患者さんから言われてうれしかった言葉】
歯並びがキレイになって本当に嬉しい
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
患者さんを第一に考え、チームワークが良い
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
治療が終わり、患者さんが鏡を見て笑顔になっている時
【最後に、院長はどんな人?】
常に周りに目を配り、治療も丁寧で親身になってくれる先生です
歯科衛生士 袴田
【経歴】
歯科衛生士8年目(2024年4月現在)
大宮歯科衛生士専門学校を卒業し、
2017年4月よりファミリア歯科矯正に勤務しております。
【好きな言葉】
冬来りなば春遠からじ
【仕事に対するモットー】
患者さんは矯正歯科について分からないこと、不安なことが多いかと思います。そんな時に治療内容などを分かりやすくお伝えし、不安や恐怖心を取り除けるよう心がけています。
【患者さんから言われてうれしかった言葉】
"ありがとう"です。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
治療が丁寧なところ。
患者さんへの丁寧な気遣い。
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
歯並びが良くなった患者さんが笑顔でお帰りになった時
【最後に、院長はどんな人?】
患者さんにとって1番良い方法を親身に考えてくださるとても熱心で丁寧な先生です。
歯科衛生士 坂崎
【経歴】
歯科衛生士6年目 (2024年4月現在)
九州看護福祉大学 口腔保健学科卒業
【好きな言葉】
自分が変われば世界が変わる
【仕事に対するモットー】
笑顔で丁寧に患者さんに接すること。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
明るい雰囲気、スタッフが誠実で信頼できるところ。
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
患者さんの笑顔を見たときです。
【最後に、院長はどんな人?】
とても熱心な先生です。常に患者さんのことを一番に考えてくださる方です。
歯科衛生士 金内
【経歴】
歯科衛生士3年目 (2024年4月現在)
大宮歯科衛生士専門学校を卒業後、ファミリア歯科矯正に勤務しております。
【好きな言葉】
努力は必ず報われる
【仕事に対するモットー】
笑顔で接すること。
初心を大切に、向上心を持ち続けること。
患者さんの気持ちに寄り添い、不安や緊張が少しでも和らぐよう丁寧な説明ができるようにすること。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
患者さんに寄り添い、丁寧な治療と説明があるところ。
医院の雰囲気が明るいところ。
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
患者さんの嬉しそうな笑顔をみれたときです。
【最後に、院長はどんな人?】
常に、患者さんにとってもスタッフにとっても、最善の策を立てて下さります。
分からないことがあると丁寧に分かりやすく教えてくださり、とても熱心です。
歯科衛生士 大森
【経歴】
歯科衛生士9年目 (2024年4月現在)
太陽歯科衛生士専門学校卒業後、都内の矯正歯科専門医に
勤務しておりました。
2022年6月より、ファミリア歯科矯正に勤務しております。
【好きな言葉】
桜梅桃李
【仕事に対するモットー】
患者さんに対してひとつひとつの声かけ、
丁寧な行動を心掛けたいです。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
スタッフ同士の連携・知識・患者さんへの思いやり
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
説明や指導に対して楽しそうに聞いていただけたとき。
一つ一つ出来ることが増えたとき。
【最後に、院長はどんな人?】
知識が豊富で常に新しいことや気になることを追求している勉強熱心な先生です。
歯科衛生士 島村
【経歴】
日本大学卒業
埼玉歯科衛生専門学校2024年3月卒業
【好きな言葉】
人間万事塞翁が馬
【仕事に対するモットー】
ファミリア歯科矯正での自身の矯正治療経験を活かし、
患者さんの気持ちに共感し、寄り添って接する事。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
スタッフ全員が患者さんのために一丸となっているところ。
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
患者さんの笑顔が見れたときや、出来る事が増えたとき。
【最後に、院長はどんな人?】
勉強熱心で常に新しい知識を取り入れたり、一人一人に真剣に向き合い最善を尽くす、
信頼できる先生です。
歯科衛生士 小林
【経歴】
日本歯科大学東京短期大学2024年3月卒業
【好きな言葉】
花無心招蝶 蝶無心尋花
【仕事に対するモットー】
臨機応変に対応出来るよう、周りをよく見て行動し
患者さん1人1人に寄り添って笑顔で接すること。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
丁寧な治療と説明、明るい雰囲気!
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
患者さんに感謝された時、出来なかったことが出来るようになった時。
【最後に、院長はどんな人?】
患者さんの事を第一に考え、分からないことがあると理解できるまで教えてくださり、
とても熱心な先生です。
非常勤歯科衛生士 山口
【経歴】
歯科衛生士24年目(2024年4月現在)
当院の主任衛生士を2012年まで勤めておりました。その後結婚出産に伴う退職後、非常勤歯科衛生士として復帰してくれています。
【好きな言葉】
一期一会
【仕事に対するモットー】
矯正という患者さんには、分からないことだらけの治療。不安に思っていることがないよう、矯正しててよかったと思っていただけるよう、患者さんに分かりやすい説明を心がけています。
【患者さんから言われてうれしかった言葉】
一度、産休に入ったのですが戻った時「戻ってきてくれて嬉しい」といわれたこと。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
スタッフ同士がとても仲がいいので、医院の雰囲気が明るいこと!
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
歯肉が腫れていた患者さんがブラッシング指導後にブラッシングに興味を持ち、ひきしまった歯肉になった時
【最後に、院長はどんな人?】
患者さんや私たちスタッフにとって、一番いい方法はなにか?といつも考えてくれる情に厚い人だと思います。
非常勤歯科衛生士 大石
【経歴】
歯科衛生士31年目(2024年4月現在)
2022年6月に常勤勤務から退職、現在は月1~2回の非常勤勤務をしております。
第二土曜日のMFT(筋機能療法)指導を中心に業務にあたります。
【仕事に対するモットー】
患者さんとの間に壁をつくらない様に接する
仕事に穴を開けない様に体調管理に気を遣う
スタッフに迷惑を掛けない様に努める
【患者さんから言われてうれしかった言葉】
「ありがとう」です。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
12階からの眺望の良さとスタッフのチームワークが自慢です。
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
患者さんに感謝された時です。
【最後に、院長はどんな人?】
常に新たな治療や製品を取り入れていく等、前向きな院長です。
2014年9月 3日
受付 村井
【経歴】
大学を卒業後
2022年4月よりファミリア歯科矯正の受付として勤務しています。
【好きな言葉】
案ずるより産むが易し
【仕事に対するモットー】
患者様と1番最初にお話しするので、安心していただけるよう笑顔で柔らかい雰囲気を心がけています。
【患者さんから言われてうれしかった言葉】
まだ勤務して間もないので経験はありませんが、"ありがとう"と言っていただけると嬉しいです。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
優しさ溢れるスタッフの皆さん。
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
患者さんの笑顔を見たとき。
【最後に、院長はどんな人?】
熱心な先生です。
診療後に歯科の知識を教えていただいています。
受付 坂崎
【好きな言葉】
人生は1回きり
【仕事に対するモットー】
患者さんへの不安を減らせるよう笑顔で接する。
【患者さんから言われてうれしかった言葉】
ありがとうございます。
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
雰囲気と仲の良さです。
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
出来なかったことが出来るようになった時。
【最後に、院長はどんな人?】
分からないことは分かるまで親切に教えて下さったりと、とても熱心な先生です。
歯科技工士 佐々木
【経歴】
2001年 新潟大学歯学部附属歯科技工士学校卒業
2003年 東京医科歯科大学歯学部附属歯科技工士学校実習科修了後、当院にて勤務しております。
【好きな言葉】
克服、調和、追求
【仕事に対するモットー】
患者さんがなるべく短期間でかつ快適に矯正治療を進めていけるような矯正技工物装置の作製を心がけています。
一般的に審美性や快適な使用感を求めすぎると装置は強度が下がるので不具合が生じるリスクが上がります。装置に不具合が生じてしまうと修理や再製作が必要となって矯正期間が延びてしまい、結果的に患者さんに負担がかかってしまいます。
必要最低限の機能性・強度を備えつつも、できるだけ審美的で快適な使用感を生みだせるバランスを追求しながら技工物の作製にあたっています。
【患者さんから言われてうれしかった言葉】
ありがとう
【ズバリ!当院の一番の魅力は?】
丁寧さ
【やりがいを感じるのはどんなとき?】
ありがとうと患者さんに言ってもらった時、笑顔を見た時
【最後に、院長はどんな人?】
きちんと話を聞いてくれる人です。
2014年5月21日
リンク集(開業医)
リンク集(学会・大学病院など)
日本矯正歯科学会
日本最大の矯正歯科学会です。Dr. 大塚は本学会の専門医・指導医・認定医すべての資格を、Dr.大隈は認定医の資格を有しています。
東京医科歯科大学歯学部附属病院矯正歯科
Dr. 大塚が、歯科医師になってから、大学院の4年間矯正学の研修を受けさせて頂きました。大学院修了後2008年3月まで、大学院時代を併せて計12年間勤務しておりました。
Dr. 大隈が、大学院の4年間矯正学の研修を受けさせて頂きました。大学院修了後2011年3月まで勤務しておりました。
東京医科歯科大学
顎顔面外科の依田教授と医局員の先生方に、外科的処置をお願いしております。口腔外科やインプラント科の先生方に、難抜歯や舌小帯の処置、歯の移植などもお願いをしております。
国際医療研究センター 歯科口腔外科
歯科口腔外科部長 丸岡先生は、Drs.大塚&大隈の東北大学の先輩であり、東京医科歯科大学時代は顎口腔外科手術でお世話になっておりました。現在も、様々な外科的処置でご協力いただいております。
日本大学歯学部
前院長のDr. 保母の母校であり、80年以上の歴史を有する伝統校です。口腔外科の外木教授と医局員の先生方に、外科的処置でご協力いただいております。
自治医科大学 形成外科
栃木県・小山の、自治医科大学本部です。形成外科の宇田先生に、外科手術等でご協力いただいております。
東北大学歯学部
Drs. 大塚&大隈が卒業しました。学生時代に矯正科の先生方のお世話になりました。
埼玉医科大学病院 歯科・口腔外科
Dr.大塚の同級生である佐藤先生が勤務しております。外科的な処置が必要な患者さんのアドバイスを頂いております。
東京大学医学部附属病院 顎口腔外科・歯科矯正歯科
主に手術を必要とする患者さんの保険治療(顎変形症治療)や、先天的な病気をお持ちの患者さんの治療や診断を行うときに、ご協力いただいております。
American Association of Orthodontics アメリカ矯正歯科学会
アメリカの代表的な矯正歯科学会です。本学会の発行するAmerican Journal of Orthodontics and Dentfacial Orthopedics (AJODO) は最も権威のある矯正学の雑誌です。Dr.大塚は、この雑誌のReviewerを務めておりました。
The University of British Columbia 歯学部
2002~04にかけて、Dr. 大塚が留学・勤務した大学です。現地の歯学部学生の講義・実習のインストラクターをしました。
2014年5月14日
大宮市・さいたま市大宮区の矯正歯科専門医院として開業
ファミリア歯科矯正は、前院長のDr.保母(2015年3月末日まで勤務)が1978年に当地で開業しました。以来、大宮市・さいたま市大宮区の矯正歯科専門医院として、長い間にわたって、非常に多くの患者さんにご来院いただき、たくさんの治療経験を積み重ねてまいりました。また、現在に至るまでに当院で研修・勤務された多くの先生方が、その経験を活かして全国各地で活躍されています。
開院30年の節目である2008年4月に、大学病院で10年以上にわたって矯正学の研鑽を積み、海外留学経験も有するDr.大塚が院長に就任しました。また2013年4月からは、大学病院や総合病院歯科口腔外科で研鑽を積んだDr.大隈が副院長となりました。両名とも日本矯正歯科学会の資格取得や各種関連学会・勉強会参加を積極的に行っており(ドクター紹介をご覧ください。)、常勤医師はいずれも矯正歯科治療を専門に行っており、2024年10月に院長の大塚は日本歯科専門医機構認定の歯科矯正専門医となりました。
複数の矯正歯科を専門とする歯科医師がしっかりバックアップ
矯正歯科を専門とする歯科医師が複数かつ常時勤務しています
矯正治療に対する考え方や治療法は、時とともに進歩し、色々な考え方が出てきています。そんな中、現在当院では、院長の私と副院長のDr.大隈が常に話し合いながら治療方針を決定しています。
矯正歯科を専門とする歯科医師が複数、かつ常勤している矯正歯科専門の歯科医院で治療を受けるメリットを、患者さんに感じていただけるよう努力を積み重ねています。
一見きれいに見えるだけじゃダメ!
歯は「ただ並んでいるだけでいい」という物ではありません。一見きれいに見える歯並びでも「上下の歯がきちんと当たっているかどうか=きちんと噛める状態かどうか」という点では、充分でない場合があります。
当院では「美しさ」と「機能」のふたつのゴールをきちんと達成するという歯科矯正学の基本を大切にしています。そのためには、治療に長い期間が必要なケースもあります。また患者さん方の「歯を抜きたくない」というお気持ちは充分に承知しておりますが、それが可能な場合と不可能な場合とがあります。
たとえば、すべての歯が並ぶだけのスペースがないのに歯を抜かずに無理に治療を行えば、今よりも歯列全体が前に出てしまうこともあります。そのような移動が許されるケースであれば、抜かずに矯正することが可能になりますが、「どうしても抜きたくないなら、現状のままにしておいたほうがむしろ良いかもしれません」というケースもありうるのです。
しっかり矯正に取り組む患者さんをバックアップします
当院では「とにかく患者さんの希望どおりに...」といった安請け合いはしていません。抜歯の要否を含めて「美しさと機能のふたつのゴールを達成するために必要な治療」をご提案していきたいと考えています。そのため、患者さんにもしっかりと矯正に取り組んでいただき「どうなりたいのか」をお考えいただければ幸いです。
患者さんがしっかりと矯正に取り組んでいただけるよう、当院では、あらかじめ治療費の総額を決定する料金システムを導入しています。さらには、長年の実績・経験のみならず、新しい治療法や材料などを積極的に取り入れ、より快適な矯正治療をお受けいただけるように心がけていますので、一緒に「素晴らしい人生のための健康なお口」を実現していきましょう。
当院が採用する治療方法【マルチブラケット法】
歯を動かすためには、ワイヤーを使って歯に装着されている金具(ブラケット)を通じて一定の力を与えることが必要です。しかし矯正を必要とする歯並びは、凸凹だったり、捻れていたり、傾いていたり、患者さん一人ひとり、それぞれに異なっています。
きれいな歯並びにするには、そういった凸凹や捻れ、傾きなどに合わせて金具の位置やワイヤーを調整する必要があります。しかし、ブラケットの形は平均に合わせて作られているため、個々の患者さんの歯並びに対して、細やかなアプローチをすることは難しくなります。
当院では一人ひとりの患者さんに合わせてワイヤーを調整しています。歯1本1本の形、傾きに合わせてワイヤーの角度や形状を微妙に調整することで、より効率的で効果的な治療を行います。
当院がマルチブラケット装置とワイヤーによるマルチブラケット法をベーシックな治療法として推奨する理由
マルチブラケット法は、歯に「ブラケット」という装置を取り付け、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていく最もスタンダードな矯正法です。
従来のマルチブラケット法では、金属製のブラケットやワイヤーが主流だったため、"ギラギラして目立つ"という印象が強く、そのデメリットを避けるために、その他のさまざまな矯正装置が開発されてきたと言えるかもしれません。
しかし、3次元的かつ精密に歯の移動をするには、マルチブラケット法が最も有効だと思われます。最近では、不正咬合の一部はマウスピース矯正などで矯正治療を行うことも可能となりましたが、あらゆる不正咬合の歯列矯正に対応可能なのはマルチブラケット法のみであると考えています。
目立ちにくいブラケットを使用
マルチブラケット装置の最大のデメリットは、目立つ歯の表面に矯正装置を装着しなければならないことですが、近年では、白や透明、半透明の素材を用いたブラケットが登場し、マルチブラケット装置による治療も、できるだけ目立たないように行うことが一般的となっています。
当院でも、透明で目立たないブラケットを用いています。個々の患者さんの状態やご希望に合わせて、前から3~4本目までの一番目立つ部分にはクリアな素材(強化プラスチックなど)のブラケットを用い、奥歯には壊れにくい金属製のブラケットを用いています。
技術革新が進み、応用範囲も広がったマルチブラケット装置
マルチブラケット装置が開発された最初期や日本に導入されたばかりの頃は、ブラケットを取り付けたバンド(金属の環)をすべての歯にはめていく、「全帯環装置」というものでした。現在では、歯科用接着技術の発達により、歯の表面に直接ブラケットを接着させるボンディング法が一般的です。当院では、第一大臼歯や接着が困難な歯を除いて、ほとんどの歯にボンディングにより装置を装着しております。
またワイヤーについても、Ni-Ti 合金や極細径ワイヤーの登場により、マイルドな力で歯を移動することができるようになり、過去の治療に比べて強い痛みが出にくくなっています。
これにより、以前の方法以上に歯の移動のコントロールがしやすくなっています。また、装置の改善や進化は目覚ましく、ブラケットの小型化が進み、摩擦の少ないブラケット(セルフライゲーションブラケット)なども、患者さんの状態に応じて使い分けております。
当院では、基本的には表側矯正による効果の高い治療をスタンダードと考えていますが、"より装置を目立たなくさせたい"という方には、ホワイトワイヤーの使用やセルフライゲーションブラケットを使用した舌側(裏側)矯正、マウスピース型矯正装置も使用しております。
※2024年1月より当面の間、舌側(裏側)矯正治療の新規受付を中止させていただきます。(現在治療中の方を除く。)
痛みを和らげ、軽減するための工夫をしています
矯正治療では、矯正用ワイヤーなどによって歯根膜に圧力をかけて歯を動かしていくため、歯が締め付けられるような痛みが発生します。
この痛みを軽減させるには、与える力を抑えて、穏やかな力でゆっくり動かすことが理想です。
この「適度で穏やかな力」をできるだけ使えるように工夫をしています。
当院では、患者さんが苦痛を伴うことなく矯正治療を受けていくことができるよう、さまざまな配慮をしています。
弱い力で歯を効率よく動かす
「強く引っ張ると早く矯正できる」と思っている方が多いかもしれませんが、実際には、弱い力でも歯は充分に動きますし、強すぎる力は、かえって歯の動きを遅くしてしまうことも判明しています。そこで当院では、最低限必要な弱い力で歯を動かしていく矯正治療を心がけています。
初めて装置を装着するときは、最も力の弱いワイヤーを使用。その後、歯の動き具合に合わせて徐々にワイヤーの力を強くするなど、緻密なコントロールを行います。また、矯正器具の装着の仕方やゴムのかけ方などにも注意を払い、個々の症状に合った治療を精密に行うことも、痛みを軽減することにつながると考えています。
【超弾性ワイヤー】ソフトな力加減が痛みを抑制
当院で使用しているワイヤーは、柔らかくて弾力に優れた素材です。さらには、設定温度を超えると元の形に戻ろうとする形状記憶合金の性質を利用した、形状記憶合金ワイヤーでもあります。
使用するときは、ワイヤーに理想的な歯並びの形を記憶させてから装着。体温で温められたワイヤーは、ゆっくりと元の形に戻ろうとします。つまり、形状記憶合金ワイヤーの弾性と性質を利用して、ソフトな力で"じわじわ"と歯を動かしていくので、痛みを和らげることができるのです。
【セルフライゲーションブラケット】の導入
従来の装置では、細い針金やゴムなどを使って歯を動かすワイヤーをブラケット(歯の表面に付ける装置)に固定していましたが、セルフライゲーションブラケットは、ブラケット自体がワイヤーを保持する構造をしています。
そのため、従来のブラケットに比べてワイヤーとブラケット間の摩擦抵抗(フリクション)が軽減され、スムーズに歯を移動させることが可能となりました。このため、歯の移動に伴う痛みが軽減し、治療期間の短縮に役立つことが期待されているシステムです。
当院で行っているその他のオプション
当院で行う矯正治療のメインは唇側(表側)のマルチブラケット装置によるワイヤー矯正ですが、ご希望や状況に合わせて、その他のさまざまな方法にも対応しています。
歯科矯正用アンカースクリュー/インプラントの使用
歯科矯正用アンカースクリュー/インプラントとは「アンカー」と呼ばれる小さなスクリュー(小さなネジ、インプラント)を歯ぐきに埋入し、これを固定源として歯を引っ張ることで、効率的な歯列矯正ができる画期的な方法です。矯正の治療期間は、効率的に歯を引っ張り続けることができるため、従来よりも10~30%程度短くできることがあります。
歯ぐきに入れるスクリューの大きさは、ほんの数ミリしかありません(小さなピン程度だと考えてください)。麻酔を使って骨に埋入していくので、手術時も手術後にも痛みはほとんどありません。費用は1本につき27,500円(25,000円+税)です。
ホワイトワイヤー
歯の表面に付けるブラケットを透明なものにするだけでなく、白いワイヤーを用いる方法です。矯正装置が目立ちにくくなります。ワイヤーが白または歯に近い色にコーティングされているため、ギラギラとした金属色の反射を抑えることができることから「できるだけ目立たない方法で...」というご希望に対応するために導入しています。ただし「コーティングされていることから滑りが悪くなり、治療効率が若干下がる」「連続使用すると部分的にコーティングがはげ、目立ってしまうケースもある」といったデメリットもあります。
当院では、ご希望に応じて、ホワイトワイヤーを使用したステップ時のみ1本3,300円(3,000円+税)を頂戴します。写真撮影など特別なときにだけ選択される方も、治療期間を通じて選択される方もいらっしゃいます。
マウスピース型矯正装置の使用
マウスピース型カスタムメイド矯正装置を使用して治療が可能な場合があります。移動量がそれほど大きくない場合は、当院院内技工士作製のマウスピースや、上下一体型のトゥースポジショナー/ダイナミックポジショナーを使用します。移動量が多い場合は、アメリカ・アラインテクノロジー社のインビザライン Invisalign®を用いております。 インビザライン Invisalign®は、CAD/CAMの技術で「アライナー」という透明のマウスピースを一度に多数制作し、それを順を追って交換しながら歯を移動する方法です。当院では、iTero element 5Dという光学スキャナーを導入しておりますので、シリコン印象材による型取りの苦労をしないで済みます。アライナーは1日20時間以上の装着が必要で、1~2週間ごとに新しいアライナーに交換しながら歯を徐々に移動させていきます。
※注意※ インビザライン Invisalign®は、国外のアライン社工場で製造されたマウスピースを輸入する形式となるため、国内では医薬品医療機器等法(薬機法)の未承認器材となります。(国内に薬機法の承認を受けているマウスピース型矯正装置も存在しておりますが、当院では使用しておりません。)このため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。ただし、安全性については、米国FDA(食品医薬品局)にて1998年に認証を受けており、すでに日本を含む多数の国で矯正治療に用いられております。当院では、症例を選んで選択させていただいておりますので、インビザライン使用のご希望に添えない場合もございます。
ほかの矯正法とは違って装置が取り外し式ですし、ブラケットやワイヤーも装着しないので目立ちにくい方法でもあります。しかし歯の移動方向や移動の仕方によってマウスピース型装置が向いていないことがあり、ワイヤーを使った矯正との併用になる場合、マウスピース型装置では治療ができない場合もあります。
舌側(裏側)矯正
舌側矯正(裏側矯正/リンガルブラケット)は、ワイヤーやブラケットなどの矯正装置を歯の裏側に付けるので、表側からは矯正をしていることがほとんどわからなくなる方法です。最も目立たない方法ですが「舌の違和感が強い」「治療期間が長くなる傾向がある」「歯を並べることが難しくなる」「治療費が割高になる」といったデメリットもあります。当院では、患者さんの治療の難易度に応じて、舌側矯正が可能かどうか判断させていただいております。
※2021年8月より当面の間、土曜日および平日17:00以降の繁忙時間帯における舌側矯正治療の新規治療受付を中止させていただきます。平日早めの通院が可能な患者さんに限りお引き受けいたします。
部分矯正
部分矯正とは、部分的に移動させたい歯だけを狙い、目的に応じて歯並びの不具合を改善する治療方法です。全体的な矯正が行えない、必要のない場合にのみ行うことができる治療です。
かかりつけ医の先生のご指示に基づき、一般歯科治療を行うことを前提として矯正治療を行います。「倒れた歯を起こしてブリッジ(固定式入れ歯)を作ることができるようにする」「前歯のクラウン(差し歯)をする前に隙間を少し減らしておく」などの治療を想定しています。
※「前に出ているのはこの一本だけなので、部分矯正でひっこめたい」というようなご要望をいただくことがありますが、全体のずれの結果一本だけが飛び出している場合が多々あります。この場合、部分矯正では治療が困難ですので、あらかじめご了承ください。
歯の移動の促進
動きにくい歯の移動を助けるために、外科的処置を加える方法があります。矯正治療を行う際に、歯の周囲にある骨改造速度の遅い骨(皮質骨)を一部外科的に除去し、同時に残っている骨(海綿骨)に刺激を与えることで、骨改造速度を上げ、短期間に歯を動かすことを試みます。
症例検索システムを導入
一言で「歯並びが悪い」と言っても、患者さんのお口の状態はさまざまですので、矯正治療の対象になる患者さんの年齢や状態もさまざまです。そのため、当院で治療を終了した皆様にご許可をいただき、毎月の終了事例を登録し、データベースを作ることにしました。どのような歯並びが治療の対象になっていて、どのように治療が終わるのか、情報提供の助けとなれば幸いです。
まずは、下記の症状ごとのチェックポイントと、矯正治療で目指す「理想の歯並び・噛み合わせ」とは?をご覧ください。さらに詳細な症例を見てみたいと思った方は「症例検索」「キーワード検索」を利用してみてください。
症例ごとのチェックポイント
でこぼこ、八重歯、凹凸、ガタガタ(叢生)
あごと歯の大きさのバランスが悪いために、歯が凸凹に生えたり重なったりしている状態で「叢生(そうせい)/乱杭歯、八重歯」である可能性があります。歯ブラシが届かない部分が多くなるため、虫歯や歯肉炎を起こしやすく、歯周病で歯を失う危険性が高くなる可能性があります。
<治療前の状態のチェックポイント>
●歯列の凸凹が目立つ
●歯と歯の間に食べカスが残りやすい
●軽く笑っただけでも犬歯が飛び出して見える
出っ歯(上顎前突)
一般的に「出っ歯」と呼ばれる状態は「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」である可能性があります。指しゃぶりや口呼吸の癖などを原因として、前歯の角度異常、上あごが成長し過ぎている、下あごの成長不足などを引き起こして、この状態となることがあります。見た目の印象が悪くなるだけでなく、前歯できちんと物がかみきれない、口が閉じにくく口呼吸となりやすい、などの問題点が考えられます。口呼吸は、口の中に直接外気が入りこむので、粘膜の慢性炎症を引き起こしやすくなり、歯肉炎や扁桃腺炎などの発症も心配されます。
<治療前の状態のチェックポイント>
●上の前歯が下の前歯よりも極端に前に突き出ている
●上唇が上ったままで、口を閉じにくい
●無理して口を閉じると、口元が不自然に歪む
下あごが出ている(下顎前突)、下の前歯が外側にある(反対咬合)
一般的には「受け口」とも言われる状態は、「下顎前突」「反対咬合(はんたいこうごう)」が考えられます。下顎前突は上あごより下あごが大きいことを指します。下顎あごが大きいのは、遺伝的な影響が強いと考えられています。反対咬合は、あごの大きさの問題だけでなく、前歯のはえる角度の問題で生じることもあります。幼い頃の舌や唇の癖(上唇を吸い込んだり、舌を突き出したりする癖)が原因になるケースもあり、この場合は特に永久歯全て生え揃う時期よりも前に第一期(第一段階)治療を行うことが有効な場合があります。
<治療前の状態のチェックポイント>
●下の前歯(歯列)が上の前歯(歯列)よりも前に出ている
●あごがしゃくれている
●上あごが引っ込んでいる、下あごが長い
口元が出ている(上下顎前突)
「出っ歯」というのは上の歯だけが出ている状態ですが、上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)は、上下の前歯、または上下のあごの骨や歯ぐきが前方に出ている状態です。目立った歯の凹凸は見られないケースもありますが、お顔を横から見たときに口元だけが出っ張っているように見えます。
<治療前の状態のチェックポイント>
●口元(前歯と唇)が前に出て「口を尖らせている感じ」になっている
●口唇が閉じにくい
●口唇を閉じるとオトガイ部(下アゴの真ん中)に「梅干し」状のシワができる
前歯が噛み合わない(開咬)
「イ」の音を発音するときのように、上下の奥歯をしっかり閉じても、上下の前歯の間には隙間がある状態は、「開咬(かいこう)/オープンバイト」が考えられます。遺伝のほかに、幼児期の指しゃぶりや舌を突き出すといった癖、口呼吸などが影響しています。隙間があるので前歯で食べ物をうまく噛み切ることができず、横の歯で噛み切ったり、無理に飲み込む癖がついてしまうことがあります。また、発音しづらいため、言葉が不明瞭になることもあります。
<治療前の状態のチェックポイント>
●奥歯でしっかりかみ合わせても、上の前歯と下の前歯の間に隙間ができてしまう
●舌を前方に突き出す癖がある
深い咬み合わせ、下の前歯が見えない(過蓋咬合)
奥歯で咬みあわせると、下の前歯が上の前歯ですっぽりと覆われて見えなくなってしまう状態を、「過蓋咬合 / 深い咬みあわせ」と呼びます。噛む力が強い方に多く見られます。乳歯を早い時期に失ったり、虫歯で失ってしまった奥歯を放置してしまったことが誘因となるケースもあります。笑ったときに上あごの歯肉が見え過ぎたり、下の前歯の先端が上あごの内側の歯ぐきに咬みこんでしまって、炎症を起こす方もいらっしゃいます。下あごにストレスがかかりやすく、顎関節症など顎関節のトラブルを引き起こすことも考えられます。
<治療前の状態のチェックポイント>
●奥歯を咬みあわせると、上の前歯が深く被さって下の歯を隠してしまう
●前後や左右にスムーズにあごを動かせない
すきっ歯(空隙歯列)
あごと歯の大きさが合っていない場合や、そもそも生えてきている歯が足りないことが原因となります。歯と歯の間に隙間ができてしまっている状態なので発音がしにくく、見た目も良くありません。
前歯の間に隙間がある場合は、特に「正中離開(せいちゅうりかい)」と言います。歯の大きさや数の問題だけでなく、上唇小帯という唇から歯ぐきに向かってついている「筋」や、過剰な歯が埋まっていることが原因の場合があります。
<治療前の状態のチェックポイント>
●歯と歯の間に隙間がある
●サ行などが発音しにくい
歯が出てこない(埋伏歯)
近年「永久歯があごの骨の中に埋まったまま生えてこない」という症例が増えていると思われ、特に上あごの犬歯(3番目)に多く見られます。そのまま放置すると、埋まっている歯によって、すでに生えている健康な歯の根っこを傷つけて溶かしてしまったり、その歯が本来生える場所の両隣の歯が倒れこみ、生えてくる場所がなくなったり、噛み合わせが悪くなったりします。
矯正治療で目指す「理想的な歯並び・噛み合わせ」とは?
矯正前の状態がさまざまなので、厳密に言えば、治療後の状態もそれぞれではあります。ですが、矯正治療で歯の位置をコントロールする場合、目指すべきゴールの目安は「理想的な歯並び・噛み合わせ」になるのではないでしょうか。
たとえば、歯の出っ張りが目立たなくなったとしても「顔の中心と歯並びの中心がずれている状態」だったり「上下の歯の位置がアンバランス」だったりするのは、良い結果とは言えないと思います。当院では、可能な限り「理想に近い状態」に治療していますので、各症例の「治療後の写真」をチェックするときには、ぜひ、下記のような点をチェックしてみてください。
<治療後に目指す正しい咬み合わせのチェックポイント>□ 歯の表側のラインに凸凹がない
□ 上下正中線の一致
□ 正中線を中心に歯並びが左右対称
□ 上下の歯が「交互に」しっかり噛み合っている
□ 上下の歯の間に大きな隙間がない
□ 上前歯の先端部分がバランス良く並んでいる(※一直線に並ぶことではない)
□ 歯と歯ぐきの境目のラインが均一であること
□ 歯と歯の間には歯ぐきが山状に入り込んでいる(歯と歯の間に隙間がない)
□ 上前歯のガムラインが見えすぎない(ガムラインがやや隠れ、歯ぐきが見えすぎない)
□ 鼻の先からアゴの先にかけてのエステティックラインが整っている
【理想的な歯並び・かみ合わせの例】(すべて当院で治療を終了した患者さんです。)
上のみ抜歯
上下抜歯
上下非抜歯
治療後の例
「美しい歯並び」と「健康な噛み合わせ」-ふたつのゴールを両立させる矯正歯科治療
「いつも素敵な笑顔で人と接する」「いつも美味しく食事をする」-それを可能にするのは「健康なお口」ではないでしょうか。そして「健康なお口」とは、見た目の「美しさ」に加えて「きちんと噛める」という機能が達成されていてこそ意味のあるものだと考えます。
ファミリア歯科矯正では、すべての患者さんに対して、このふたつの目標をきちんと達成することが「歯科矯正専門医院の価値である」と考えています。
価値ある矯正を実現するドクターの経験
当院の常勤ドクター2名はともに歯学博士です。
また、院長のDr.大塚・副院長のDr.大隈とも、日本矯正歯科学会の各種資格取得をしております。(くわしくはドクター紹介をご覧ください。)また新制度・日本矯正歯科専門医機構が認定資格を新設予定ですが、こちらは制度が立ち上がり次第ご報告いたします。
大学病院で12年にわたり研鑽を積んだDr.大塚が、30年以上の歴史のあるファミリア歯科矯正を受け継ぎ、そして2013年からは新たに加わったDr.大隈と協力しながら、すべての患者さんに「美しい歯並び」と「健康な噛み合わせ」を提供するために日々努力しています。
矯正歯科学の基本に基づく治療を実現
「笑うと歯並びの悪さが目立つから笑顔に自信が持てない」-そんなコンプレックスがあると「心の健康」が保てないのではないでしょうか。また「食べ物がしっかり噛めない」「歯の凸凹した部分や隙間に食べ物が挟まってしまう」-そういう状態では、虫歯や歯周病になりやすいだけでなく「体の健康」も危うくなります。
自信を持った笑顔で人と接することができる美しい歯並びと、食事が美味しく食べられる健康な噛み合わせ。その2点が叶っていることが「お口が健康である証明」であり、素晴らしい人生を送るための重要なポイントです。
そして、その「お口の健康」をお手伝いするのが、すでに100年以上続いている矯正歯科学の基本です。矯正にはさまざまな方法がありますが、歯に「ブラケット」という装置を取り付け、そこにワイヤーをとおして少しずつ歯を動かしていく「マルチブラケット装置」「ワイヤー矯正」が最も一般的な矯正法です。
最も多くの実績と著しい技術革新で進化し続ける治療法
ワイヤー矯正と言うと、従来はギラギラとした金属製のブラケットを歯に装着することから、審美面を気にする患者さんから敬遠されがちでした。しかし最近では、強化樹脂やセラミック製の透明なブラケットを使用することで、審美的なデメリットは軽減されています。
マウスピースなどほかの矯正歯科治療法では対応できないケースが少なくありませんが、何よりも大切なことは、ワイヤー矯正は基本的にすべてのケースで対応可能な点です。個々の患者さんのお口の状態にしっかり対応し、高い治療効果が得られること。当院では、これこそが最も重要な点であると考えます。
患者さんのご希望や難症例にも対応可能
さらに当院では、そんな基本を大切にするとともに、歯科矯正用アンカースクリューなどの近年開発されたシステムなども導入済みで、セルフライゲーションブラケット・舌側矯正装置(リンガルアプライアンス)・カスタムメードマウスピース型矯正装置(米国TP社・トゥースポジショナー、ASO international社・ダイナミックポジショナー、米国アライン社・Invisalign、院内技工士製作のアライナー)も使用しています。(全ての患者さんに適応可能とは限りません。)
大塚・大隈が関係する、数々の関係病院や大学病院(リンク集をご覧ください)とも、積極的に情報交換を行っています。矯正治療や噛み合わせに関するご質問がありましたら、ご相談ください。
抜歯についての考え方
当院では、できるだけ歯を抜くことなく非抜歯矯正治療を行うことを心がけています。しかし、患者さんの状態によっては抜歯したほうが良い結果が得られるケースも多々あります。
むしろ最近では、マスコミやインターネット広告などで「歯を抜かないこと」が強調されすぎるあまり、無理にあごを広げすぎて全体的に出っ歯になってしまったり、奥歯がまったく噛めない状態になったりする無理な治療が行われているケースが増えているように感じます。これでは本末転倒でしょう。
当院では、抜歯の要否を含めて「美しさ」と「機能」のふたつのゴールをきちんと達成するという歯科矯正学の基本を大切にし、治療結果の「美しさ」のみならず、治療後の安定性までを考慮しながら治療計画を立て、治療を行っています。また、診断・治療計画のご説明には充分な時間をお取りして、治療の申し込みをしていただいた場合にのみ治療を開始していますので、安心してご相談ください。
トータルフィーシステムの採用
当院では、トータルフィーシステム(治療が完全に終了するまでのすべての費用を意味します)を採用していますので、原則として診断時にご提示した金額以外の費用はかかりません。毎回の来院時の調節料などの費用はありませんので、治療開始後はお子さんのみで来院していただくことも可能です。
また、費用の支払いは治療の進行に合わせた分割払いをしていただきます。治療費の50~60%程度は1年分割(12回)もしくは2年分割(24回)で、毎月指定口座より自動引き落としをさせていただきます。なお、分割・自動引き落としに利息や手数料等は一切かかりません。(治療費の項目もご参照ください)。
ただし、治療途中の治療方針変更に伴う再検査費、紛失・過失により破損した装置の再製作費、追加で必要になった特殊な装置装着には、実費がかかります。
無断キャンセル・当日キャンセルが治療期間中に10回以上など余りに多い場合は、警告の上でそれ以降キャンセル料を請求させていただきますので、ご注意ください。