1. 初診相談(カウンセリング)
アンケートと問診用紙にご記入いただいた上で、お口の写真を撮影するといった簡単な診査を行います。その後、カウンセリングルームで装置の模型などをお見せしながら、治療の概要や治療期間・費用の概算をご説明します。
※ご希望や必要性に応じて、次回検査のお約束をお取りします。
※成長期などでは、6~12か月後の経過観察となる場合があります。
※初診相談料は3,300円(3,000円+税)です。
初診相談料を頂戴した場合、12か月以内の検査・診断料の一部や経過観察費に充当いたします。
かかりつけ歯科医の先生からのご紹介(紹介状またはお名刺・メモなどをお持ちください。)、
当院患者さんのご家族、当院患者さんからのご紹介がある場合は、無料とさせていただきます。
※2回目以降のご相談や、他院で矯正治療中の方のご相談やセカンドオピニオンについては、5,500円(5,000円+税)をいただきます(他の矯正歯科医からの正式な転院の場合を除く)。
2. 検査資料採得
診断に必要な頭部や歯のX線写真、お口や顔の写真などを撮影し、歯型や噛み合わせを記録。さらには、歯ぐきの検査、虫歯の有無、あごの関節の状態もチェックさせていただきます。また、この時点で治療に対するご希望(透明な装置を使いたいなど)もお聞かせいただいています。
当院では、数々の専用の診断機器(Win-ceph ver.10.0、朝日レントゲン社製デジタルレントゲン、歯科用CT、K-7 system, 口腔内スキャナー iTero element)を設置し、コンピューターを使用した検査・分析・診断を行っています。特に、横顔のシルエットをほぼ実寸大で撮影できる「セファログラム」は、矯正治療の診断に欠かせない資料です。検査とそれに基づく診断・治療方針の立案は、正確な治療に欠かせないステップです。このため、診断結果をお伝えできるまでには、約1か月のお時間をいただいていますことをご理解いただきたいと考えます。また、当院では詳細な資料をデータ化して保存し、治療終了後の状況との比較にも役立てています。
3. コンサルテーション
カウンセリングルームにて、診断結果に基づく治療方針・治療方法・治療期間・費用等の説明を行います。このとき、治療に対するご希望も改めてお伺いし、ご希望の方法が適切か否かなどに関してもしっかりご説明しますので、ご不明な点は何なりとご質問ください。
コンサルテーションには、充分な時間をお取りしています。そして、診断・治療方針に納得していただいた段階で初めて治療契約書を発行し、治療を開始させていただいています。
また、治療契約書には、治療費総額も明記させていただきます。治療契約書を一旦ご自宅へお持ち帰りになって、ご家庭で相談された上で治療を始められる患者さんもいらっしゃいます。ご納得いくまでご検討ください。
4. 治療開始
まずは、矯正金具(スタンダードな矯正の場合はマルチブラケット装置)を取り付けることから治療が始まります。また、マウスピース型矯正装置や舌側(裏側)矯正装置などを用いる場合には、それぞれの治療方法に使用する装置を製作するための歯型取りや光学スキャニングからスタートとなります。
矯正装置の装着の際には、装置の詳しい説明を行うとともに、基本的なブラッシング指導やトラブルが起きたときの対処方法などもご説明します。
※1.相談、2.検査、3.診断、4.治療開始(装置装着)は、いずれも時間がかかります。これらのステップのうちのいずれかは、できるだけ土曜日や平日夕方を避けていただくようご協力をお願いしております。
5. 治療中
装置が装着された後は、通常3~6週間に一度来院していただき、ワイヤーの交換や矯正装置の調節をしながら歯を動かしていきます。来院時には、ブラッシング状態のチェックや専門の衛生士によるブラッシング指導も行い、虫歯や歯周病を予防しながら治療を続けていきます。
治療内容により異なりますが、20~40回程度の来院で終了する場合が多いです。
6. 治療終了
治療が終了したら矯正装置を外し、歯のクリーニングをします。そして、きれいになった歯並びを定着させるための保定装置(リテーナー)を装着し、治療結果の最終確認を行うための検査を行います。
7. 治療後コンサルテーション
終了時検査の結果をご説明し、治療前の状態と比較することで、治療結果をご確認いただきます。
8. 保定・経過観察
矯正装置から保定装置(リテーナー)に移行したあとは、4~6か月に1回の間隔で経過を見ていきます。一般的には2~3年程度の保定を行い、問題がなければ終了となります。また当院では、常勤の技工士により保定装置(リテーナー)が製作されています。
※当院の治療費には、この保定終了までの経過観察費も含まれています。