« 2018年5月
  •  
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  •  
  •  
2015年2月25日

叢生(でこぼこ)を、ブリッジを外して治した成人男性の例

さいたま市大宮区 ソニックシティビル12階 矯正専門・ファミリア歯科矯正院長の大塚です。
今月の終了症例からもう一例取り上げてみたいと思います。

前歯の叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)が強いので、歯の本数を減らす必要がありました。しかし、右下は一番大きな第一大臼歯(6歳臼歯)がすでに失われていたので、ブリッジ(抜歯した歯の両隣をつなぐ、固定式の入れ歯)が入っていました。
このため、右下は、
前歯・前歯・犬歯・小臼歯・小臼歯ー( )ー大臼歯:銀歯のブリッジ、となっています。
このため、歯科矯正用アンカースクリューを併用して、右下は追加の抜歯をしなくていいように治療計画を組みました。

No.11V-186

主な症状:
叢生
その他の症状:
欠損歯
年齢:
30歳
性別:
男性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療中 ステップ1
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

小臼歯(4番目・5番目)を抜歯した左右の上、左の下は、
前歯・前歯・犬歯・小臼歯一本・大臼歯・大臼歯
の順で並べてあります。
右下だけは、
前歯・前歯・犬歯・小臼歯・小臼歯ー( )ー大臼歯:
の(  )部の隙間を埋めることによって、
前歯・前歯・犬歯・小臼歯・小臼歯・大臼歯
の順で完成させ、ブリッジ(固定式入れ歯)を無くすことができました。

Google +1
2015年2月14日

第42回 日本臨床矯正歯科医会名古屋大会

さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

2/11(祝)と翌12日の休診日は、名古屋で開催された日本臨床矯正歯科医会大会に参加してきました。

基本的に「矯正専門」で開業している会員で構成されている本会は、
公益法人として正しい矯正治療の普及や、転院制度などの患者さんの利益のために活動しています。

もちろん学術団体としての役割も持っていますので、今回も台湾と韓国の矯正歯科医会の会長が、講演をしれくれました。
20150211-1.JPG

また翌日は、この会の役割等についてのパネルディスカッションがあり、2日間多岐にわたるプログラムが行われました。

私としては、日本矯正歯科学会専門医の大半はこの会のメンバーであるのですから、日本矯正歯科学会本体でも(この医会は学会協力団体という位置づけです)さらに専門医制度の運営・改善に関与して、一刻も早く「矯正歯科専門医」と標榜できるように(看板などに書ける=つまり公に名乗ってもよい)することこそ、患者さんに対する最大の貢献と考えています。

初日の夜は、名古屋の酒井先生の診療室を見学させていただきました、。
20150211-2.JPG
酒井先生はお父さんが名古屋駅前で30年以上開業されていて、ビルの再開発に伴い、最新のビルに移転されたのですが、以前の診療室の経験を基に随所に工夫がみられ、
参考になりました。
当院のソニックシティビルもそうですが、ある程度グレードが高いビルになると、公共機関としての役割が与えられて、防火・防災対策による規定や、工事上の制約も出てくることがあります。しかし、それが逆に言えばクリニックの安全の土台でもありますので、その制約があっても、いかに診療のしやすい、患者さんが治療を受けていて心地よい、スタッフの働きやすい環境を作るかは、とても大切なことですね。

夜は医局の同門の先生と食事にも出かけました。
味噌煮込みうどんもおいしくいただきました。

Google +1
2015年2月10日

平成26年度第二回 大宮歯科医師会学術講演会

さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

先週の7日土曜日、平成26年度第二回 大宮歯科医師会学術講演会が行われました。
20150207-1.JPG

演者に東京歯科大学市川病院の呼吸器内科教授寺嶋先生にお越しいただき、
20150207-2.JPG
昨今の有病者・高齢者の治療をする機会の増加に合わせて、
「歯科医師が知っておくべき医科の事柄」と題し、
医科的基礎知識の再確認をすることができる講演をしてくださいました。

ご講演の方は、最近歯科の現場で取沙汰される、ビスフォスフォネート製剤投与中の抜歯と顎骨壊死の関係、鎮痛剤とアスピリン喘息など多岐にわたり、新しい知見と過去の知識の整理の両方ができて、大変ためになりました。

後席では、演者の寺嶋教授が、私も2002-03年に留学していたバンクーバーのUBC大学 (The University of British Columbia)に留学経験をお持ちで、当時私が研究で出向いたことのある病院に在籍されていたとのお話になりました。
お子さんがまだ小さくて大変だったことや、若手研究員の身分でとても貧乏だったこと(苦笑)など、私も苦労したことや良かった思い出に共通のものがたくさんあり、懐かしく当時を振り返ってお話をさせていただきました。

Google +1
2015年2月 7日

アメリカの歯科医療

さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。

少し前の記事ですが、NHK onlineに
アメリカ 歯科医療の危機という記事があります。

歯科に限らず、「医療先進国 アメリカ」というのは、「高額な医療費も払える富裕層」に限定される話であることは大分知られるようになってきました。

オバマさんの政策により、低所得者の医療には改善が見られるのかもしれませんが、基本的に日本ほど歯科治療が健康保険でカバーされていることは珍しいですから、歯科に関してはこのリンク先の記事の状況は、改善していないと思います。

ひるがえって日本の状況ですが、日本の皆保険は、その制度があって当然という認識だと思います。しかし、歯科の治療であっても、基本的な内容はすべて保険がカバーしてくれていることの意味をもっと考えないといけない時代になってきています。

「歯科医師会」、先日も組織内候補に対する政治献金の問題がニュースになっていましたが、そのようなニュースでイメージされる単なる既得権益集団ではありません。
各種の検診や学校歯科への参画、学術・・・大宮歯科医師会の場合は衛生士学校での衛生士養成、、など公益的な役割を様々果たしています。
そして、上記のような歯科の健康保険制度の維持や運営にも、数多くの歯科医師会「会員」が、歯科医療サイドの代表として、様々な仕事をしているのです。

開業しても会員にならない先生も多くなっているのですが、実際に行政と協力したり、この国の社会保険制度の維持に歯科医師会が果たしている役割、もちろんここ大宮では大宮歯科医師会の会員の先生が果たしている公的な役割、それらが少しでも市民の方に認知されて評価されることを望んでいます。

話がそれましたが、少子高齢化の中、限られた資源資金は有効に使わないといけません。アメリカの高度な医療を日本でも~というのは一面正しいのですが、アメリカの表と裏や格差が大きいことは念頭において論議していかないといけないと感じます。

Google +1
2015年2月 2日

口元の突出感と叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)の治療例

さいたま市大宮区ソニックシティビル12F ファミリア歯科矯正 院長の大塚です。 今月も、(お子さんの第一期治療、前半治療を含む)11症例の治療終了事例を掲載しましたので、その中からおひとり詳しく解説をします。

上下顎前突(口元が出ていること)と叢生(でこぼこ、凹凸、ガタガタ)がある成人女性の治療です。
上下左右とも、第一小臼歯(前から4番目、犬歯の後ろ)の歯を4本抜歯して、前歯全体を内側に入れながら治療を行いました。
あまり前歯を内側に倒しすぎてしまってもいけないのですが、加減をみながら前歯を下げておりますので、治療後に口元もすっきりきれいになりました。

No.10V-321

主な症状:
上下顎前突
その他の症状:
叢生
年齢:
30歳
性別:
女性
≫治療前
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側
≫治療後
  • 上顎上顎
  • 下顎下顎
  • 前歯の関係など前歯の関係など
  • 右側右側
  • 正面正面
  • 左側左側

矯正治療をするのに小臼歯を抜歯するか否かは、先日のブログでもご紹介した大家・Dr. Angleの時代から論争のある案件です。 ただ、「凸凹があって、口元が出ているのを治したい」という患者さんであれば、非抜歯で拡げていけるのは横と後ろだけ。(前に出したら治療前より悪くなっちゃいますよね!?)ある一定割合で、抜歯をした方がよい患者さんはいると考えております。

「今は矯正用アンカースクリュー、矯正用インプラントがあるから、それを支えにすれば後ろに全て下げられるようになった、という考え方はありますが、それができるのは「後ろにゆとりがある人」に限られると考えています。この方は、左には後ろにゆとりがありませんでした。

Google +1

ファミリア歯科矯正
院長・歯学博士 大塚 亮

院長・歯学博士 大塚 亮

大宮区(さいたま市)の歯医者・矯正歯科ならファミリア歯科矯正にお任せください。当院では、「美しい歯並び」と「健康な噛み合わせ」をすべての患者さんに提供するために日々努力しています。

Google +1